2020年12月27日

キレイが続くという噂のコーティング剤、3年後の実態は?

by 和気産業株式会社

公開:2020.12.27 13:40 更新:2021.10.04 16:23

SNSで話題沸騰中の、3年間キレイが続く「コーティング剤」をご存じでしょうか? 2015年の発売以来、陶器洗面用、ステンレスシンク用、陶器トイレ用、窓ガラス用、石材用と多くのシリーズが誕生しているんですよ!

「え?コーティングすれば3年間もお掃除しなくていいの?」と思われた方もいるかもしれませんが、実はそうではないんです。お掃除したくない人のための商品というより、どちらかというとお掃除好きで「常にキレイを保ちたい」という方にぴったりの商品なんです。

今回は約3年前にコーティング剤を試された、いいものマガジン編集部のレポーター池村さんのお話を中心に、コーティング剤についてお話ししたいと思います。

コーティング剤って何?

名前のとおり、コーティングすることで「キレイを保てる」製品です。新築のご家庭はシンクやトイレ、洗面所などしばらくキレイが保てることが多いと思いますが、それは「コーティングされているから」なんですね。また、お店やオフィスビルなど多くの人が集まる場所の水回りなどにも、コーティングが施されています。

そもそも業務用として出回っていたものが、一般家庭でも手軽に使えるようにと商品化したのが、この「コーティング剤シリーズ」というわけです。

たったの2ステップだから簡単!

さまざまな場所で使えるコーティング剤ですが、基本の使い方は簡単2ステップです。

① コーティングしたい場所をキレイに掃除し、水気をしっかり拭き取る
②コーティングする

実際に作業された池村さんにお話を聞いてみましょう!

坂田:2ステップで簡単ということなんですが、実際に作業されてみてどうでしたか?

池村:私はシンクと洗面台に施工しましたが、作業時間は掃除とコーティング合わせて、それぞれ20分もかからないくらいですね。でもそのあとコーティング剤が固まるまでは数時間かかります。作業後の放置時間を計算してから、作業されるといいと思います。

坂田:なるほど。作業自体は簡単ということですが、上手にコーティングするのに技が必要ではないんですか?

池村:まんべんなくムラなく塗り広げる必要がありますが、コーティグ剤は水のようなサラサラの液体なのであまり難しくなかったですよ。気をつけないといけないのは「二度塗りがダメ」ということですね。つい、重ね塗りしたほうが効果が上がるような気になりますが、それは間違い。重ね塗りをすると凹凸ができてしまうので、一度塗りでささっと、かつ丁寧に仕上げることがポイントなんです。

坂田:二度塗りしなくていいというか、しちゃダメだから施工時間は本当に短くてすむということですね。

本当に3年間キレイを保てるの!?

坂田:3年間キレイをキープするコーティングということですが、掃除が不要というわけじゃないですよね?

池村:はい、もちろんです。コーティングされているから汚れが付きにくいのと、ちょっとの汚れは水で簡単に流せたり、軽く拭き取ったりするだけでOKなので、キレイが簡単に長続きするということです。

坂田:池村さんが最初に施工されてから3年がたったということですが、現在の状況はいかがですか?

池村:そうですね。うちは3年以上たったので、コーティングの効果はさすがになくなったかなという感じです。ただ、徐々に効果が薄れていったという感覚なので、意外とキレイにコーティングできていたのかもしれませんね。

あと洗面所のコーティングは施工が少しうまくいかなかったのか、ザラザラした感じが残っているところがあります。自分でコーティングして…という結果なので、あまり気にはしていませんが。

坂田:なるほど。コーティングってプロの仕事って気がしますが、それが素人でもできる商品ということかもしれませんね。

コーティング剤注意点「コーティングの重ね塗りはしないで!」

坂田:先ほど池村さんから「二度塗りはダメ」というお話がありましたが、これに関しては、和気産業の社員でいいものマガジン副編集長の河田さんから、どうしてもお伝えしたいことがあるそうです。

河田:お客様から、「新しい洗面台やシンクにコーティングしたけど、うまくできないんだけど」という問い合わせがよくあるんです。

でも、うまくできないのはお客様の施工の問題ではなく、洗面台やシンクの素材との相性の問題のことがほとんどです。

このコーティング剤を施工すると、厚い樹脂膜が施されます。それが古く傷んだ表面をきれいにしてくれるんです。ところが新築物件やリフォーム後の新品のもの、人工大理石・人造大理石等の特殊プラスチックでは、防汚効果などの表面加工がされているため、コーティング剤が固着せず施工ができないことがあるんです。

また、DIYでコーティング施工しますので塗りのムラや加減などにより表面の手触りが少しザラっとすることがあります。お風呂は直接身体が触れますのでザラザラ感が気になりそうな方は、施工を避けていただいた方がよいかもしれません。

坂田:DIYですから自己責任ということもあると思うので、気をつけていただきたいですね。

河田:今回紹介したコーティング剤は、コーティングしていない場所、そしてキレイに掃除した上でコーティングすることで効果が発揮されるということを、知っておいてくださいね。

坂田:じゃあ、万が一コーティング中に失敗してムラができたからといって、上からコーティングを塗り直してもムダってことですか?

河田:基本的にはそうなんです。今までは「コーティング中に失敗したら、一度耐水サンドペーパーでムラになったコーティングをはがしてから、再度コーティングしてください」とお願いしていました。

坂田:今まではというと?

河田:実は強力なコーティングなので、これまではこすり落とすしかなかったんですが、この度お客様のご要望にお答えし、とうとう「コーティングはがし剤(陶器・ステンレス用)」が発売されたんです! 微細な傷はつきますが、強固なコーティングをはがすことができる商品ということで、開発には苦労したんですよ…。

坂田:その話、私もお伺いしました! 長くなりそうなので、別の記事で紹介しましょう。

河田:そうですね(笑)。

坂田:3年間キレイが続くという噂のコーティング剤。実際に試してくださった池村さんによると、上手にコーティングできれば確かに3年ほどキレイが保てるとのことでした。

ただ、「二度塗りはダメ」という注意点があるので、使用される前に、パッケージに書かれた注意書きをよく読んでもらえればと思います。

提供元:和気産業株式会社

http://www.waki-diy.co.jp/

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