2021年07月05日
by エーモン工業株式会社 |
公開:2021.07.05 15:10 更新:2022.01.17 11:28
今回はよくリクエストされるネタ! 開けたドア側のLEDのみ点灯させるクルマいじりのネタを紹介。 DIYのポイントは開閉連動スイッチを使うトコロ。 これを見れば、運転席ドアオープンで運転席足元が光り、助手席オープンで助手席側の足元だけが光るかっこいいLEDウェルカムフットライトがデキるぞ! クルマいじり初めてでもカンタンにデキる内容になっているので頑張って挑戦してみよう!
※車種・取り付け方によって使用個数・サイズなどは異なります。
今回使用する3連フラットLEDには別売りで専用レンズカバーがある。
より純正風に仕上げるオススメのアイテムだ。
それでは、3連フラットLEDにレンズカバーを取り付けていこう。
まずは、付属の両面テープをLED裏面に貼り付ける。
写真のようにレンズカバーの底フタにLEDの配線コードを通す。
はじめにLEDに貼った両面テープでレンズカバーの底フタに固定する。
LEDが固定出来れば、レンズカバーのケースとフタを合わせる。
ケースとフタには向きがあるので、写真のようにLEDの配線コードが出ている側とケースの切り込みを確認して合わせよう。
レンズカバーのケースとフタがきちんと合わせられれば写真のようになる。
底フタのLEDの配線を通したところとケースの配線通しの切れ込みが合わさっていればOK。
ケースとフタがきっちり閉まっているか確認して、レンズカバーに付属のビスで裏面の4箇所を固定する。
精密ドライバー等の細いプラスドライバーで簡単に固定できる。
レンズカバー付属の両面テープを裏面に貼り付ける。
この両面テープを利用してクルマの内張り等に貼り付ければカンタンにLEDが取り付けられる。
3連フラットLEDを車内に取り付ける場合、仕上がりを良くするこのレンズカバーがおすすめだ。
1個出来れば同じ手順で助手席用のLEDも用意しておこう。
今回はLEDを点灯・消灯させる配線のプラス側電源(常時電源)をヒューズボックスからヒューズ電源を使用して取り出す。
ヒューズボックス内のヒューズは形状が車種によって違うので、自分の車に使われているヒューズの形状を確認し同じタイプのヒューズ電源を準備しよう。
車の取扱説明書にはヒューズの交換を説明しているページがある。
ヒューズボックスの位置や、各ヒューズが車のどの電装品に関係しているかが記載されているので、あらかじめこれを見ておくと作業がスムーズだ。
例えば、ストップランプならキーを抜いていても動作するので常時電源となる。
ヒューズボックスの位置は車種により異なる。
運転席側ダッシュボードの右下にある場合や、側面、助手席側にある場合もある。
この車の場合、ヒューズボックスは写真のように運転席側にあった。
先に説明した車の取扱説明書をよく確認して場所をさがそう。
ヒューズボックスの位置が分かれば、ラジオペンチを使用してヒューズを抜き取り形状を確認する。
確認できれば、ヒューズは元の位置へ差し込んでおこう。
今回作業した車の場合は、ミニ平型ヒューズだったのでフリータイプヒューズ電源もミニ平型タイプを用意した。
フリータイプヒューズ電源には5Aの管ヒューズがセットされているが、今回使用する電装品や配線コードの使用可能電流に合わせてヒューズホルダー内の管ヒューズを0.5Aに入れ替えておく。
フリータイプヒューズ電源に付いているヒューズホルダーのカバーを開けると中のヒューズが見える。
ヒューズに付いている端子を引っ張るとヒューズが外れる。
用意しておいた0.5Aの管ヒューズを先の手順と逆でセットしてヒューズホルダーのカバーを閉めれば準備完了だ。
ヒューズを差し込む向きはどちらでもOK。
ヒューズ電源が準備出来れば、いよいよヒューズボックスからプラス電源の取り出しを行なっていく。
はじめに通電しているヒューズを探していくのだが、ここで使う工具が検電テスターだ。
まずは、検電テスターのワニグチでドアヒンジ付近などの金属部のボルトをはさむ。(ボディアースする)
ここから検電テスターを使って電源を取り出すヒューズを探していくのだが、写真のようにヒューズボックスのフタに記載されているヒューズの情報を参考にするとスムーズに探すことが出来る。
では、検電テスターを使って常時電源が流れるヒューズを探していこう。
キーを抜いた状態でヒューズに検電テスターの針をあてテスターが光る20A以下のヒューズを探す。
針先は画像のイラストのようにヒューズの頭部分の端にあるくぼみ部分。
フリータイプヒューズ電源で使用できるのは20A以下のヒューズとなるので注意しよう。
ラジオペンチで常時電源が流れているヒューズを引き抜く。
この時、抜いたヒューズの位置を覚えておく。
また、抜いたヒューズは後でヒューズ電源にセットするの保管しておこう。
ヒューズボックスのヒューズを引き抜いた場所をよく見ると画像のイラストのように端子が両端にある。
どちらに電気が流れているか検電テスターで確認する。
画像のイラストを参考にヒューズ電源の電源側コードが先に確認しておいたヒューズボックスの電源側端子になるように差し込もう。
ヒューズボックスに差し込めたら、ヒューズ電源がしっかり差し込めたかもう一度確認。
ヒューズボックスから抜いて保管していおいた平型ヒューズをフリータイプヒューズ電源にセットする。
写真のようにヒューズがセット出来れば、フリータイプヒューズ電源のフタをして完了。
ヒューズ電源がセット出来れば、抜けてしまわないか確認しておこう。
車種によっては抜けてしまう場合があるので、ヒューズホルダーを引っ張らないように注意し、配線バンド等で確実に固定しておこう。
またヒューズ電源に付いているギボシ端子はむき出しにならないようしっかりスリーブ(カバー)をかぶしておこう。
今回ドア開閉に連動してLEDを点灯・消灯させるのに開閉連動スイッチを使用する。
開閉連動スイッチは別売りのLED用電源ボックスに接続できるコネクターが付いているが、今回は使用しないのでラジオペンチ等で切り取っておく。
ラジオペンチ等を使用して開閉連動スイッチの配線の被覆を取る。
被覆を取る長さは写真のように約5mm程度でOK。
被覆が取れれば芯線を軽くねじっておこう。
今回はラジオペンチを使ったが、細線用電工ペンチを使えば簡単・確実に被覆を取る事ができるぞ。
ここからは開閉連動スイッチとLEDの配線を接続していく。
配線の接続には細線圧着接続端子を使用する。
まずは細線圧着接続端子に、先程被覆を取っておいた開閉連動スイッチの黒色コードの先を差し込む。
配線コードがしっかり差し込めれば、ラジオペンチを使用してしっかりと圧着する。
次に、フラットLEDの赤色コードを端子の反対側に同じ要領で圧着して配線を接続しよう。
細線圧着端子で配線がつなげたら軽く引っ張って配線が抜けてしまわないか確認しておこう。
端子が圧着出来れば、付属のカバーを取付けて絶縁しておこう。
ここまででLEDのプラス側と開閉連動スイッチの配線がつながった。
同じ手順でもう1個のLEDと開閉連動スイッチもつないでおこう。
配線下準備が出来れば写真のような配線でつながったLEDと開閉連動スイッチのセットが2つ出来たはずだ。
あとはこれをクルマに取り付けていく。
次のページからは、開閉連動スイッチの黒/白コードとフラットLEDの黒色コードをつないでいくぞ!
まずはLEDから取り付けていこう。
LEDの準備で貼りつけておいた両面テープをはがし写真の様に、足元を照らす位置に貼りつけていく。
運転席側は運転の邪魔にならない様な位置に貼りつけておこう。
LEDの黒色コード(マイナス)はクルマの金属部分に接触しているボルトにつなぐ。
これをボディアースと呼び。
クルマのボディ(金属部分)はバッテリーのマイナスとつながっている。
これを利用してマイナス側の接続をおこなう。
接続する場所は写真の様なパネルの奥などに隠れているぞ。
パネルを外すと写真のような無塗装の金属部分に接触しているボルトを見つける事が出来る。
今回作業した車の場合は、ヒューズボックス付近のパネルで隠れているところにあった。
接続場所が見つかれば、まず運転席側に設置するLEDの黒色コード(マイナス)とボディアースする位置までの距離をはかる。
フラットLEDから出ている配線コードでは届かない為、別途用意した黒色の配線コードをカットして延長する配線をつくろう。
さて、上の写真はこれからつくる配線のイメージだ。
LEDのマイナス線が細線圧着接続端子で延長されているのがわかる。
運転席・助手席共に延長する長さをはかって、配線下準備のページで説明した圧着接続端子を使った配線の接続手順を参考に、用意した延長用の配線とLEDの黒色コード(マイナス)を接続しよう。
なお、助手席側の延長する手順はプラス側の配線とあわせて次から説明していく。
助手席側のLEDの黒色コード(マイナス)とボディアース位置までの距離をはかる。
こちらも別途用意した黒色の配線コードをカットして延長する配線をつくろう。
助手席から運転席側に配線を持ってくる際は、写真のような隙間を見つけて通すと配線も見えにくく、仕上がりも綺麗だ。
長さがはかれたら、左の配線イメージで説明した手順で細線圧着接続端を使い接続する。
助手席側の開閉連動スイッチの黒/白コードとフリータイプヒューズ電源までの距離をはかる。
ここではプラス線マイナス線を間違えない様に、別途用意した赤色の配線コードをカットして延長する配線をつくろう。
配線を通す場所は先ほどマイナス線を通した場所と同じだ。
延長する長さがはかれたら、開閉連動スイッチの黒/白コードと延長する赤色コードを配線下準備のページで説明した圧着接続端子を使った配線の接続手順を参考に、ラジオペンチで写真の様に接続する。(助手席)
今回運転席側のプラス線はフリータイプヒュズ電源に近かった為、延長する必要はなかった。
ボディアースに接続するマイナス配線を準備しよう。
その際、細線変換ハーネスを使用する。
こちらはマイナス側なので、クワ型端子6φタイプの細線変換ハーネスを使用した。
LEDのマイナス線、運転席側(黒色コード)と助手席側(黒色コード)の配線の被覆を剥いて1つにまとめよう。
2本の配線がバラバラにならないように、しっかりねじっておくのがポイント。
まとめた配線を細線変換ハーネスに圧着していく。
圧着する前に、配線に付属の収縮チューブを通しておこう。
しっかり圧着できれば、先ほど通しておいた収縮チューブを接続部分に被せて、ドライヤーなどを使い、熱で収縮をかけていく。
その際、危険なのでライターなどの火気は絶対に使用しないようにしよう。
見つけたヒューズボックス付近の無塗装の金属部分に接触しているボルトを、スパナ等で緩める。
ボルトは外してしまわなくても良いぞ。
緩めたボルトに、先ほど準備しておいた細線変換ハーネスのクワ型端子をしっかり挟み込む。
挟みが甘いと取れてしまうのでしっかり挟まっているのを確認しよう。
クワ型端子が挟めたら、緩めたナットを締めて固定していく。
アース不良がおこらないようにしっかりと締めておこう。
これでマイナス側の配線は完了だ。
いよいよこれから仕上げに入っていく。
フリータイプヒューズ電源に接続するプラス配線を準備しよう。
マイナス側同様、細線変換ハーネスを使用する。
こちらはプラス側なので、ギボシ端子オスタイプの細線変換ハーネスを使用した。
マイナス側同様、運転席側(黒・白コード)と助手席側(赤色コード)の配線を1つにまとめて、細線変換ハーネスに圧着していく。
こちらもドライヤーなどを使ってしっかり収縮していこう。
プラス側配線の準備が完了したら、後はフリータイプヒューズ電源に接続するだけ。
その前に開閉連動スイッチの設置を先に行おう。
よって、ここではまだ接続はしない。
開閉連動スイッチは車内の邪魔にならない場所に設置する。
クルマによって設置できる場所は様々だが、今回は写真の様な場所に設置した。
運転席側同様、助手席側にもスイッチを設置しよう。
運転席側・助手席側、左右対象に同じ場所に設置すると仕上がりも綺麗になるぞ。
次にフリータイプヒューズ電源と、先ほど準備した、細線変換ハーネスを接続しよう。
運転席・助手席のフットライトが点灯すればOK。
ここで点灯しなければ、どこかで配線のミスがあるかもしれないので、もう一度チェックしてみよう。
ドアを閉めてマグネットを設置する場所を確認しよう。
ドアを閉めた時にスイッチとマグネットが近づく場所に設置する。
近づくとOFF、離れるとONの開閉連動スイッチの特性を使って自分なりに調整してみよう。
運転席・助手席共にマグネットを設置すれば完成。
ドアを閉めている時にLEDがOFFになっているか、しっかり確認しよう。
全ての配線の接続が完了したら、仕上げに余った配線をまとめていこう。
運転席の配線は特に注意したい。
運転の邪魔にならない様に、配線バンドなどで縛って、しっかり固定しよう。
次に助手席側の配線をまとめていこう。
写真の様にマットをめくって中に隠していくのも一つのテクニック。
運転席側同様、すべての配線をまとめると完成だ。
運転席側のドアを開けてみよう。
運転席側のフットライトは点灯して、助手席側のフットライトは点灯していないのがわかるだろうか?
助手席側のドアも開けてみよう。
すると、先ほど点灯していなかった助手席のフットライトも点灯する。
これで運転席・助手席の各ドアに連動したウェルカムフットライトの完成だ。
応用していくと、後部座席のドアにも連動した、フットライトを増設していく事ができるぞ。
提供元:エーモン工業株式会社
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