2022年01月14日

塗料用具 下地処理

by 株式会社ハンディ・クラウン

公開:2022.01.14 13:21 更新:2022.01.14 13:21

1.基本説明

下地処理とは

塗装前に塗装面の汚れを落としたり、ひび割れ等の傷を補修する作業のことです。

この工程を怠ると、耐久性が減少し、キレイに塗装してもすぐにはがれてしまうことがあります 。

2.種類

材料処理用:柄付ゴムベラ

主に材料の混ぜ合わせや、塗料缶の中に残った塗料の削ぎ落としに使用します。

板金用:デルリヘラ

耐溶剤性。車輌の微妙な曲線にも対応。

ソフトでしなやかな板金塗装向け。

下地用:ジラコヘラ

耐水性に優れたプラスチック製の建築・工業用ヘラ。のり・パテ付け、フィルム張り・汚れ落としなどに。

混錬用:木柄金ベラ

接着剤の塗布・剥がし、鉄板の掃除、塗料・パテなどの混ぜ合わせに使用。

ペンキの剥離・サビ落とし:木柄皮スキ

古いペンキ剥がしから頑固なサビ落しまで様々な用途に使用。

<TIPS>

木柄皮すき マルチの半月部分の使い道を調査した結果がこちら!

・パイプ等(筒状のもの)の塗膜落し

・ローラーを外す(手が汚れない)

・ローラーをしごく(ネットがないとき)

竹ブラシ(豚毛)

メッキ磨き、接着剤の塗布、洗浄など幅広い用途に最適。

ナイロンブラシ(ナイロン)

耐摩耗性、弾力性に富み、長期作業に対応。細部のホコリ払いや、接着剤の塗布に最適。水まわりの作業にも使用可能。

真鍮ブラシ(真鍮)

合金製品の研磨仕上げ、木工製品の木目だしなどに使用。サビ落とし、塗膜はがし、下地研磨、溶接面の仕上げなどに。真鍮素材はワイヤーより研磨力は落ちるが、研磨面にキズつきにくい。

ワイヤーブラシ(ワイヤー)

さび落とし、塗膜剥し、下地研磨、溶接面の仕上げなどに。ワイヤー素材は、研磨力が強く、耐久性抜群。

研磨:サンドペーパー

塗装の下地調整、木工製品の仕上げに。

研磨:耐水ペーパー

ラッカー・エナメル・カシュー塗装の最終仕上げに。水砥ぎ・油砥ぎでなめらかな表面仕上げに。

研磨:布ペーパー

金属の研磨、サビ落とし、木部の下地調整に。

研磨:スチールウール

木エ製品や金属の研磨、サビ落とし、汚れ落としに。繊維状で柔らかいのでどんな形状でもきめ細かな下地調整が可能。

3.下地処理の方法

ブロック・モルタル壁

壁面の汚れやホコリをよく落とし、ヒビ割れは充てん剤で補修しましょう。

ウッドデッキ

塗る面のホコリやゴミをきれいに落としましょう。

鉄製門扉

塗る面の汚れを落とし、サビやはがれかかった古い塗膜はワイヤーブラシや皮スキ・サンドペーパーなどで落とします。

コンクリート壁

古い塗膜や壁紙などは皮スキできれいにします。

ヒビ割れや穴は、パテでならします。

木部家具

サンドペーパーは木目にそってかけます。

釘などの金属部はサビ止め、節はニスでヤニ止めをします。

提供元:株式会社ハンディ・クラウン

http://handycrown.jp

新着記事