2021年11月15日

ガーデニング用の花壇をオシャレに変えよう!作り方やおすすめの植物12選を紹介!

by DCM 編集部

公開:2021.11.15 00:00 更新:2021.12.10 14:00

ガーデニングは、初心者から楽しめる趣味として根強い人気があります。自分の手で植物を育てて、成長する過程を見るのはとても楽しいことです。

ガーデニングにはいくつかの種類がありますが、最も魅力的なのは花壇を使ったガーデニングではないでしょうか。

花壇を使ったガーデニングのメリットは3つです。

・狭いスペースでガーデニングできる

・自分だけの庭を作れる

・季節や種類ごとに寄せ植えしやすい

庭先や玄関前など、狭いスペースを有効活用できます。

今回は、そんな狭いスペースを楽しめる花壇のガーデニングについて解説。また、花壇の準備方法や季節に応じたおすすめの植物12選についても紹介します。

「自分の家にはガーデニングをするスペースがない」と諦めずに、花壇の活用法を知って、オシャレなガーデニングを実現しましょう。

そもそもガーデニングに花壇は重要なのか?

花壇とは、庭先や玄関先で植物が育つように区切ったスペースのことです。英語で花壇は「フラワーベッド」ともいうように、植物の寝床とみなされています。

レンガや立ち木など、花壇を作るための素材は人それぞれです。主流とされているのは、レンガや木を使った花壇になります。

また、花壇を作るのは仕切りだけではありません。花壇の周りを歩きやすくするための敷石や低木などもあれば、オシャレにガーデニングを楽しむことができるでしょう。

庭のデザインをオシャレにするためには、家と庭全体が調和するように、花壇をアレンジできるとよいですね。

ガーデニング用の花壇を作る際の基本となる3つの考え方

ガーデニング用の花壇を作る際には、基本となる3つの考え方を頭に入れておきましょう。

①花壇のエッジ(端)を決める

②花壇に合った土壌を作る

③花壇で育てる植物を選ぶ

花壇を作る際には、花壇を作る範囲を決めておく必要があります。自分の家の前で使えるスペースを区切って、花壇のスペースを決めましょう。

また、花壇に使う土や植物の選定も重要なプロセスです。どのような花壇にしたいのかを事前に決めた上で、花壇づくりを始めましょう。

①花壇のエッジを決める

ガーデニング用の花壇を作る際は、花壇のエッジを決めておくことが重要です。花壇のエッジとは、花壇を区切る際の仕切り材のことで、エッジ材とも呼ばれます。

元々、花壇のスペースがある戸建て住宅なら問題はありませんが、一から花壇を作っていく場合にはエッジ材が必要です。

エッジ材で花壇の境界線を明確にすることには、以下の3つのメリットがあります。

・境界線がわかりやすいので荒らされる心配が少ない

・エッジ材が土壌の流失を防いでくれる

・見た目でオリジナリティが出せる

自分で花壇を作る場合は、土壌を作って、周りの高さよりも盛り上げて作るパターンが多いでしょう。

その際、エッジ材でしっかりと境界線を区切って周りと花壇を区別していると、土壌の流失を抑え、人が侵入するリスクを下げる効果があります。

また、エッジ材の素材や配置しだいで、自分のオリジナリティが出せるのも魅力。このように、エッジ材で花壇の境界を作ることには、多くのメリットがあります。

花壇を自分で作る場合は、エッジ材を有効活用しましょう。

②花壇に合った土壌を作る

花壇を作る上で重要なのは、植物の成長に適した土壌を作ることです。土壌づくりに共通して重要なのは、主に3つのポイントだと言われています。

・水はけはよいか?

・栄養が十分に含まれているか?

・保水性が高いか?

観賞用植物でも、食用の野菜でも、土壌づくりの基本は同じです。水はけのよい土を作っておけば、根腐れを防ぐことにも繋がります。

また、植物が元気に成長するためには、必要となる栄養素が十分に足りている土壌づくりが重要です。

ただし、栄養過多になっても成長には悪影響なので、「育てる植物にとって必要な栄養素は何か?」を軸に土壌づくりをしましょう。

そして、植物の成長には、水分が十分に含まれているかどうかがさらに重要です。暑い夏の時期にも水分が植物に行きわたるように、保水性の高い土を目指しましょう。

③花壇で育てる植物を選ぶ

花壇のエッジを決めて、土壌づくりの準備をしたら、今度は育てる植物を決めます。また、育てる植物を決めてから土壌づくりを始めるのも効果的です。

ガーデニング用の植物には、それぞれ生育に適した時期があります。

季節ごとに統一して、相性のよい植物を寄せ植えして、四季を感じられる美しい花壇を作っていくのがベストです。

春のガーデニングにおすすめの植物3選

春のガーデニングは見た目が美しく、香りも強い植物が多く存在します。

①チューリップ

②ラベンダー

③ネモフィラ

上記の植物は、色のバリエーションが豊富で、香りに特徴がある植物ばかりです。春の季節の変わり目を、自分の家の花壇から感じてみてはいかがでしょうか。

①チューリップ

チューリップはカラフルな花とシンプルなフォルムで、世界的に人気の高い花です。

世界には約5,000品種ものチューリップが存在しているといわれています。そのうち、約1,000品種が商業用に発育や販売されています。

チューリップの球根を選ぶ際は、黒ずみや変色のない大きいものを選ぶようにしましょう。球根の選択しだいで、チューリップがうまく成長するかどうかが決まります。

②ラベンダー

ラベンダーは、綺麗で濃い紫色と豊かな香りが魅力のハーブです。花壇を広く使って、一面にラベンダーを成長させると、庭の景観が一気に映えます。

花の色の強さと香りの良さから、「コモンラベンダー」という品種の評判が高いです。

また、品種にもよりますが、ラベンダーは高温多湿を嫌う植物だといわれています。そのため、比較的寒い地域がラベンダーの栽培環境に向いているでしょう。

③ネモフィラ

ネモフィラは、水色と白が特徴的な一年草です。一年草ですが、花を多く咲かせるのは春だとされています。

ネモフィラは乾燥や寒さに強い花なので、ガーデニング初心者でも栽培しやすいのがポイントです。

また、プランターや直まきなど、ガーデニングをする場所にも関係なく、どんな環境でも育てられます。

大きな庭で育てたいかたにも、花壇やプランターを活用して、狭いスペースでガーデニングを始めたいかたにもおすすめです。

夏のガーデニングにおすすめの植物3選

夏のガーデニングにピッタリの植物は、葉や花が元気に生い茂るタイプのものが多いです。

庭の手入れは少し大変かもしれませんが、それ以上の価値はあるでしょう。

①ジニア

②マリーゴールド

③ペチュニア

夏におすすめのガーデニング用の植物は、春の植物に似ている点が多いです。開花時期も似ている植物が多くなっています。

自分が育てたいと思う植物を見つけたら、開花時期を調べてみましょう。

①ジニア

ジニアは、高温多湿の日本の夏でも、綺麗な色の花を咲かせる一年草です。ジニアは和名で百日草と呼ばれており、名前の由来は「100日間も咲き続ける花」です。

開花時期の春から秋にかけて、長く楽しめる花になります。また、品種も多く、様々な彩りが楽しめるのも魅力の1つです。

育てやすく、開花時期が長いので、初心者の栽培にもおすすめの花だといえます。

②マリーゴールド

マリーゴールドは、色の濃い黄色の花弁を満開に咲かせるのが特徴です。日差しを好み、強い日差しにも負けずに花を咲かせます。

マリーゴールドは根っこの部分から殺虫成分を出していることをご存知でしょうか?

この殺虫成分は自然の虫よけになるので、虫に弱い植物を守るために寄せ植えされているパターンも多いです。

人工的な殺虫剤を避けて虫よけするなら、マリーゴールドを一緒に植えてみるのもよいでしょう。

③ペチュニア

ペチュニアは、色合い豊かで一株に花を沢山咲かせる植物です。沢山の花を一斉に咲かせるので、夏場の寄せ植えに持ってこいでしょう。

また、ペチュニアは開花時期が長く、多年草でもあります。しかし、寒さには弱いため、日本では一年草として扱われることも多いです。

日本の南方では、数年間は花を咲かせる育てやすい花だといえます。

秋のガーデニングにおすすめの植物3選

秋の涼しい時期に花を咲かせる植物は、香りやフォルムが独特です。

外で出歩きやすいこの時期にこそ、ガーデニングに周りの人と差をつけるチャンスだといえます。

①キンモクセイ

②ショウメイギク

③ケイトウ

秋の植物は香りやフォルムが特徴的で、人気が高いです。自分の花壇でも育てられる秋の植物を見つけて、チャレンジしてみましょう。

①キンモクセイ

キンモクセイは、9月から10月にかけてオレンジ色の小さい花を密集して咲かせる花です。

日本では秋になると、キンモクセイの香りがどこからともなく漂ってきます。夜になると、近くにキンモクセイが無くても、香りが何となくわかるほどです。

ただし、キンモクセイは寒さには弱いので、霜が降りる寒冷地では生育に向きません。

②ショウメイギク

ショウメイギクは、菊の花のような白とピンクの花を咲かせます。一枝でも凛としていて、華道や生け花にもよく使われる花です。

ショウメイギクは日陰のある環境を好む花として知られています。日当たりをそこまで意識しなくていいので、育てやすいのもポイントです。

③ケイトウ

ケイトウは、扇状に鮮やかな花を咲かせるのが特徴の花で、鶏のトサカに似ていることから「鶏頭(ケイトウ)」と名づけられました。

扇状の花と鮮やかな花弁は、見る人の心を魅了する力があります。

ケイトウは痩せた土地で育てたほうが、無駄な葉っぱもなく、綺麗に成長するでしょう。日当たりの良さを意識して、花壇の場所を選ぶのが得策です。

冬のガーデニングにおすすめの植物3選

「冬は咲く花が少なくて、庭が寂しくなってしまう」という印象が強いですが、そんな冬でも寒さに強い花は、沢山あります。

①パンジー・ビオラ

②スノードロップ

③ガーデンシクラメン

上記の植物は、どれも冬に定番の植物で、寒さに負けずに花を咲かせるものばかりです。

中には、花が咲くことで春の訪れを知らせてくれる植物もあるので、楽しみながら育てられるでしょう。

①パンジー・ビオラ

冬の花壇にかかせないのが、パンジー・ビオラ。寒い冬でも咲き続けて、5月くらいまで花を楽しめます。

また、花つきが良かったり、花の種類や大きさが豊富だったりするので、初心者のかたでも簡単に育てられるでしょう。

育てる時のポイントとして、「日光にしっかりと当てる」ことが挙げられます。なぜなら、日光にしっかりと当てないと、細く弱々しく育ってしまうからです。

また、花が咲き終わったら、カビや病気の原因にもなる花がらをしっかりと摘むようにしましょう。花弁がカールして、しわしわになった時に花茎ごと摘み取ってください。

②スノードロップ

スノードロップは、冬の終わりから春先にかけて、可愛らしい純白の花を咲かせる球根植物です。

また、スノードロップの花が咲くと、春が近いと言われていることから、「春を告げる花」とも呼ばれています。

基本的にスノードロップは、地植えしてしまえば、それほど手入れの必要がないことから、初心者のかたでも育てやすい植物だといえるでしょう。

ただし、耐寒性に優れた植物なので、冬の暖房がきいた暖かい部屋などには置かないように注意してください。

また、スノードロップの球根には、アルカロイドという強い毒性を持つ成分が含まれています。

アルカロイドは、体内に入ると下痢やめまいなどの症状が出るため、小さなお子さんやペットがいるご家庭では、十分に注意して管理するようにしてください。

③ガーデンシクラメン

ガーデンシクラメンは、冬に室内で楽しむ花である「シクラメン」を屋外でも育てられるように、耐寒性のあるシクラメンを品種改良して作られた品種です。

植えるタイミングとしては、本格的な冬に入る前、秋のうちに植えるようにしましょう。

なぜなら、本格的に寒くなってから植えると、根がはりにくくなってしまい、花つきが悪くなってしまうから。

花の色はシクラメンとほぼ変わらず赤や白、ピンクなどがあり、花形もバリエーションが豊富です。

ただし、-5℃を下回ると枯れてしまうので、寒冷地では十分に気をつけましょう。

まとめ:ガーデニングの花壇をオシャレにして、周りから評判の庭を作ろう!

ガーデニングをするためには花壇を作ったほうが、手軽でオシャレに仕上がります。庭をそのままガーデニングに使ってしまうと、栽培範囲が広くなって大変です。

また、花壇を作る際には、3つのポイントに注意することが重要でした。

①エッジで境界線を明確にする

②植物に合った土壌選びをする

③自分が育てやすい植物を選ぶ

花壇でガーデニングをする場合には、きちんとエッジ材で花壇のスペースを決めるようにします。そうすると、人に荒らされるリスクが減り、土壌の流失も防げるでしょう。

また、花壇でガーデニングをする場合でも、土壌づくりは重要です。育てる植物に合った土壌を、花壇でのガーデニング用に準備しましょう。

ガーデニング用の植物には、それぞれ栽培に適した時期があるので、しっかりと覚えておいてください。

この記事を参考にしながら、自分が育てやすく見栄えのよい植物を選んで、オシャレな庭を作ってみてはいかがでしょうか。

新着記事