2021年05月02日

〈猫の病気・健康ケア事典〉 猫の避妊・去勢

by ネスレ日本株式会社

公開:2021.05.02 03:00 更新:2021.10.04 16:23

愛猫の子どもを残したいと望む飼い主さんがいる一方で、計画性のない繁殖によってもらい手のない子猫が生まれ、保健所や動物愛護センターに持ち込まれるケースも少なくありません。不幸な子猫を増やさないためにも、避妊・去勢手術という選択があることを知っておきましょう。

Q 避妊・去勢手術を行うメリットを教えてください

A 発情期のストレスがなくなり、生殖器の病気も予防できます
メスの避妊手術

メス猫の避妊手術では、卵巣と子宮の摘出手術を行います。

●メリット

望まない妊娠を防ぎ、不幸な子猫を減らすことに繋がる。発情期がなくなることで、性的なストレスを軽減でき、問題行動も予防できる。乳がんや子宮の病気の防止に繋がる。

●デメリット

妊娠ができなくなる。手術の際に全身麻酔が必要となる。肥満になりやすくなる。

オスの去勢手術

オス猫の去勢手術では、精巣の摘出手術を行います。

●メリット

前立腺の病気や精巣の腫瘍を予防できる。性的なストレスを軽減でき、問題行動を予防できる。マーキング、他の猫への攻撃などが抑制できる。

●デメリット

手術の際に全身麻酔が必要となる。肥満になりやすくなる。

発情期のストレス

●メス猫

普段とは違う高い声で鳴く、オシッコの回数が増える、甘えたような行動をとる、床の上でゴロゴロと転がる

●オス猫

他の猫に乗りかかるマウンティング行動をとるようになる、興奮して攻撃的になる、大きな声で鳴く、オシッコをまき散らすスプレー行動をとる

避妊・去勢後の生活

避妊や去勢を行うと、ホルモンバランスの変化から、性格がやや変化する可能性があります。また、基礎代謝の低下や食欲の増加などを招き、太りやすくなる傾向にあります。手術後は獣医師と相談の上、運動や食事など、肥満にならない生活を心がけましょう。

提供元:ネスレ日本株式会社

https://nestle.jp/brand/purina/

※2021年1月時点掲載内容

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