2021年01月01日
by ネスレ日本株式会社 |
公開:2021.01.01 00:00 更新:2021.10.04 16:23
ケアーン・テリアのサイズ、性格、必要とされる運動量などの特徴、起源など、詳細データを解説いたします。
※FCI(国際畜犬連盟)やJKC(ジャパンケネルクラブ)のデータをベースとし、有限会社グラスウインドが監修しております。
※数値は目安です。あらかじめご了承ください。
いつも何か楽しいことを見つけて夢中になって遊ぶテリアの中のテリアといった感じの楽しい犬ですが、甘えん坊で留守番が苦手なのが玉に傷です。なわばり意識が強く、不審者を見つけると猛然と挑みかかるので、番犬としては最高です。家族との平和な環境を何よりも愛して大切にしようとします。その為、留守がちな家庭や人の出入りの多い家では、よく吠える神経質な犬になることがあるので、注意が必要です。
■旅行・移動に対応する適応力:高め
■留守に対する適応力:中程度
■子どもに対する適応力:中程度
ケアーン・テリアは、とても活発で陽気で遊び好きです。好奇心も旺盛で大胆不敵に行動する場合もあります。しかし、見知らぬ人にはいくらかよそよそしい面もあります。賢さもあるのですが、あまり厳しいトレーニングには拒否反応を示すかもしれません。それでも社会性や飼い主の指示に従うようにトレーニングしておかなければ、破壊的な行動をしたり、無駄吠えの多い犬になってしまうので注意しましょう。
活発なテリアグループですが、ほかのテリアに比べて、それほど活発で騒がしいというわけではありません。20分程度の散歩を毎日2回行えば、屋外での運動量としては足ります。あとは室内で飼い主との遊びや普通に生活していれば問題ありません。無駄吠えが多くなったり、ヒステリックになっている場合は、ストレスが溜まっている傾向なので、散歩を少し長めにしてがえるといいでしょう。
■原産国:イギリス(スコットランド)
■犬種分類:テリア
■色・模様:クリーム、ウィートン、レッド、グレー、ブラック
■毛質・毛の長さ:ワイヤーコート(粗毛)
■抜け毛:中程度
■サイズ:小型
■目安となる体高・体重
体高:28~31cm、体重:6~7.5kg
■一日に必要な散歩量:中程度
■活発度:中程度
糖尿病やB型血友病、鼠径ヘルニアなどのほか、水晶体脱臼、白内障、網膜形成不全などの眼疾患が好発します。また、肥満傾向にあるので、食事と運動のバランスを考えてあげる必要があります。肥満は万病の元でもあるので、体重管理をしてあげましょう。皮膚もそれほど強いというわけではなく、遺伝性のアトピー性皮膚炎なども発症します。遺伝性でなくても汚れがひどくなると皮膚病を発症してしまう恐れもあるので、定期的なシャンプーで清潔を保ちましょう。
すでに1500年ごろには知られていた犬種で、スコティッシュ・テリア、ウエスト・ハイランド・テリア、スカイ・テリアの誕生にかかわっています。1909年に公認され、1930年にはすでにポピュラーな犬種となりました。スコットランドの農場で、岩場や積石(ケアーン)の中へ入り込み、ネズミなどの害獣を駆除していたため、この名前があります。
頭部は小さいのですが、胴体に釣り合っていて、被毛が豊富です。スカルは幅が広く、ストップははっきりしています。鼻の色は黒色です。顎は長かったり、重々しさはありません。歯の咬み合わせは上の切歯の内側に下の切歯の外側がわずかに接するシザーズ・バイトです。目は広く離れてついていて、中くらいの大きさで色はダーク・ヘーゼルです。耳は小さく、とがって、直立し、両耳の間隔が近すぎることはありません。胴体の背は平らで、腰は頑丈でしなやか、胸はよくはった肋骨をもちます。尾は短く、陽気に掲げられていますが、背に向かって尾が下がっているようなことはありません。前肢の前脚は中くらいのほどよい長さで、硬い被毛に覆われています。後肢は大腿がたいへん丈夫で筋肉質です。パッドは厚く丈夫です。
提供元:ネスレ日本株式会社
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