2021年10月19日

キャンプ用ケトルの種類3つや素材における違い・選ぶ際のポイントを解説!

by DCM 編集部

公開:2021.10.19 00:00 更新:2021.11.19 10:05

「キャンプ用ケトルは、何を基準に選べばいいのか知りたい」と気になっている方もいるのではないでしょうか。

キャンプで手軽にお湯を沸かしたいのであれば、ケトルが便利です。しかし、数あるキャンプ用ケトルの中から、購入する1つを選ぶのは迷ってしまいますよね。

そこで今回は、キャンプ用ケトルの種類や素材における違い・選ぶ際のポイントを解説します。キャンプ用ケトルの購入を迷っている方は、ぜひ参考にしてみてください。

そもそもキャンプ用ケトルは必要?

そもそも、キャンプにケトルは必要なのか疑問に思う方もいるのではないでしょうか。

ケトルじゃなくても、コッヘルやメスティンでも、お湯を沸かせるのは事実です。

しかし、コッヘルやメスティンと違い、ケトルには注ぎ口がついているため、カップラーメンやインスタントコーヒーを作る際にとても役立ちます。

そのため、キャンプ用ケトルは、手軽にサクッと食事をしたいソロキャンプをする方におすすめでしょう。

キャンプ用ケトルの種類は3つ!タイプ別メリット・デメリット

キャンプでケトルが役立つことを理解できたら、次はケトルの種類を頭に入れておきましょう。

①お湯を素早く沸かせる「やかんタイプ」

キャンプ用ケトルの中で、一番素早くお湯が沸かせます。

なぜなら、やかんタイプのケトルは底面が広いため、バーナーの火がまんべんなく当たるからです。

また、軽量かつコンパクトなものが多くソロキャンプや登山、ハイキングの際にも、持ち運びやすいのもメリットです。

一方で、持ち手が短いため、焚き火での使用は難しいことを覚えておきましょう。

②焚き火でお湯を沸かすなら「縦長タイプ」

取っ手が側面についているため、持ちやすく注ぎやすいタイプ。

容量がたくさん入るものが多く、ファミリーキャンプやグループキャンプなどの大人数のキャンプで、一度にたくさんのお湯が必要な時に役立ちます。

また、持ち手が長いため、焚き火でお湯を沸かしたい方にもおすすめです。

ただし、収納をする際に、名前のとおり縦長なので、荷物がかさばる可能性があります。

③料理も作れる「寸胴タイプ」

クッカーに注ぎ口とフタが付いたタイプのケトル。

お湯を沸かすだけではなく、パスタを作ったり野菜を茹でたりする料理を作る際にも活用できます。また、使用していない時には、収納器具として活用することも可能です。

そのため、調理器具や持ち物をなるべく少なくしたいと考えている方に最適だと言えます。

ただし、他のキャンプ用ケトルと比べると重いということを覚えておきましょう。

キャンプ用ケトルの素材における違い

キャンプ用ケトルの種類について理解できたら、キャンプ用ケトルの素材についても知っておきましょう。

素材によって、おすすめの使用用途があるので、ご自身に合ったケトルを選びやすくなりますよ。

アルミ

アルミ製のケトルは、軽量で持ち運びが楽なのでキャンプ初心者の方におすすめです。熱の伝わりが良く、スピーディーにお湯を沸かせるのも魅力。

ただし、耐久性の面で、後述する「ステンレス」や「銅」には劣ってしまうため、焚き火での使用はやめておきましょう。

ステンレス

耐久性があり、直火などの強い火にかけても大丈夫なのがステンレス製のケトルです。

また、ステンレス製のケトルの場合、直火に当てると黒色になり「経年変化」も楽しめます。

ただし、なかには取っ手がプラスチック製のものもあり、焚き火でケトルを直火で熱したことで、取っ手の部分が溶けてしまう可能性があります。

そのため、焚き火でお湯を沸かしたい方は、取っ手の素材を事前にチェックするようにしましょう。

銅製のケトルは熱伝導率がとても良く、寒冷地でも素早くお湯を沸かせます。

また炎に当たると色合いが変化するため、お湯を沸かしながら色が変わる瞬間を楽しむこともできます。

ただし掃除がしづらかったり、傷つきやすかったりするのがデメリット。また、価格も他の素材と比べて高めなので、キャンプ中級者から上級者の方におすすめです。

ホーロー

ホーロー製のケトルは、赤色や白色・緑色など、デザインやカラーがおしゃれなモデルが豊富です。そのため、キャンプでもおしゃれにこだわりたい方におすすめ。

また保温力が高く、寒い冬の時期でも一度沸かしたお湯が冷めにくいのも魅力です。

ただし、デメリットとして、他の素材よりも使い続けると汚れが目立ったり、焚き火でお湯が沸かせなかったりすることを覚えておきましょう。

キャンプ用ケトルは「容量」に合わせて選ぶ

最後に、キャンプ用ケトルを選ぶ際のポイントを紹介します。

キャンプ用ケトルは「容量」に合わせて選ぶようにしましょう。なぜなら、キャンプ用ケトルは、使う場面によって容量が変わるからです。

ここでは、キャンプ用ケトルの容量別の選び方を紹介していきます。

・1L未満のケトルの場合

・1L以上のケトルの場合

ご自身が使用するシーンを想像しながら、読んでみてください。

1L未満のケトルの場合

1L未満のケトルは、ソロキャンプや4人までのキャンプにおすすめ。なぜなら、1Lのケトルだと、1杯200mlのコップにコーヒーを4〜5杯は作れるからです。

また、インスタントラーメンであれば、2人分を一気に作れるので、少人数のキャンプにおすすめなのです。

ちなみに、500ml前後のケトルもあるので、1Lが多いと感じる方は、検討してみてはいかがでしょうか。

1L以上のケトルの場合

4人以上のファミリーキャンプやグループキャンプなど、大人数のキャンプにおすすめなのが、1L以上の容量があるケトルです。

コーヒーなどの飲み物を作った後に、残ったお湯でパスタを作ったり野菜を茹でたりできるので、もう一度お湯を沸かす手間や時間を省くなど、時間短縮にもつながります。

また、熱伝導率が高い銅製のケトルを選ぶことで、大量のお湯が必要な時でも、効率よく沸かせるでしょう。

まとめ:自分に合ったキャンプ用ケトルを見つけてキャンプを充実させよう!

今回は、キャンプ用ケトルの種類や素材における違い・選ぶ際のポイントについて解説しました。

キャンプ用ケトルには3つの種類があり、それぞれに特徴があります。素材も4つあり、それぞれにおすすめの使用用途があることも解説しました。

この記事を読んで、ご自身に合ったキャンプ用ケトルが見つかり、キャンプがより良いものになることを願っております。

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