2021年10月02日

ハンギングバスケット

by DCM株式会社

公開:2021.10.02 11:10 更新:2022.01.17 08:30

ハンギングバスケットは、季節の草花を寄せ植えするなど装飾的な飾り方が楽しめるものです。吊ったり掛けたりできるので、塀・フェンス・軒下・アプローチ・ベランダの壁などの狭いスペースを有効に利用することができます。また鉢やプランターなどと組み合わせると、より立体的で華やかな演出が可能になります。パーゴラやトレリスなども利用して、新鮮な花壇シーンをつくりましょう。

ハンギングバスケットを楽しむ

狭い庭やベランダでもハンギングバスケットなら壁面や空間を効果的に飾れます。

ハンギングバスケットの種類

ハンキングバスケットにはワイヤー製とプラスチック製があり、それぞれ壁掛け型と円形(吊るすタイプ)があります。

ワイヤー製は大きすぎると重量がかかり、使える場所が限られるので、直径25cmぐらいまでが手頃です。

プラスチック製は根土を崩さず植え込めるので、植えてすぐ完成品として飾れます。

飾り方のコツ

ハンギングバスケットには、小花が数多く咲く種類や株が低く育つもの、横に広がるタイプの草花が向いています。

単植の場合は色別に並べたり、数多く並べて豪華さの演出をしましょう。

混植したものは、目立つ場所にポイントとして利用すると引き立ちます。

円形バスケットは、玄関の軒や窓の庇などに一点豪華主義で飾るのが効果的です

水やりと肥料

ハンギングバスケットは土の乾燥が早いので、毎日乾燥具合を確かめて、乾いていたら底から水が落ちるくらい与えます。

肥料も流れやすいので、週に一度は液肥を与えましょう。

ハンギングバスケットに向く草花とグリーン

●早春~春

パンジー・ビオラ・カランコエ・セラニューム・ロベリア・クリサンセマム・シザンシス・プリムラ類・アリッサム・ネモフィラなど

●初夏~秋

サフィニア・インパチェンス・宿根バーベナ・ベゴニア・アゲラタム・日々草・コリウス・サルビア・パイナップルセージなど

●冬

葉ぼたん・ポインセチア・ブバルディア・ブロワリア・サザンクロスなど

●グリーン

白妙菊・アイビー・ヘリクリサム・プリテス・ベアグラス・コリウス・フィカス・プミラ・クッションブッシュなど

作ってみよう!スリットがあるバスケットの場合

壁掛けタイプは吊り下げタイプより初心者向きです。

自分の好きな草花に挑戦してみましょう。

用意するもの

・スリットがあるハンギングバスケット

・スポンジ

・スコップ

・ハンギング用培養土

・緩効性肥料

・根腐れ防止剤

・季節の花

① ハンギングバスケットに付属のスポンジを貼り付けます。

② 肥料と根腐れ防止剤を混ぜた土を入れます。

③ ビニールポットから苗を出して、バスケットのスリット部分に上部から苗を植え込みます。

④ 側面の植え込みが終われば土を足していきます。

⑤ 上部に花を植え込んだら、たっぷり水やりをして完成です。

作ってみよう!バスケットの側面に花を飾る場合

用意するもの

・ワイヤーバスケット

・ヤシマット

・スコップ

・ハンギング用培養土

・緩効性肥料

・根腐れ防止剤

・季節の花

・カッターや鋏

① ワイヤーバスケットにヤシマットをセットします。

② 花を飾りたい側面にカッターや鋏などでヤシマットに切り込みを入れます。

③ 肥料と根腐れ防止剤を混ぜた土を切り込み部分まで入れます。

④ ビニールポットを縦に切り開いて苗の根に巻き付け、穴に差し込みます。

⑤ 穴に苗が通ったら、根を傷付けないように巻き付けたポットを外します。

⑥ ほかの穴にも同じ手順で苗を植え込み、土を足していきます。

⑦ バスケットの上にも苗を植え、たっぷり水やりをして完成です。

作ってみよう!スリットのないバスケットやワイヤーバスケットの場合

用意するもの

・バスケット(ワイヤー製のものはヤシマットも用意する)

・スコップ

・ハンギング用培養土

・緩効性肥料

・根腐れ防止剤

・季節の花

① バスケットの中に肥料と根腐れ防止剤を混ぜた土を入れます。

② バスケットの上に苗を植え、たっぷり水やりをして完成です。

ハンギングバスケットのメリット

ハンギングバスケットは吊ったり掛けたりして飾るため、花を目の高さで観賞できます。また空間に飾るため、風通しが良くなるので蒸れにくく、病害虫が付きにくいというメリットもあります。狭い場所でも楽しめて、持ち運びも楽にできるので、天候や気分に合わせて好きな場所に移動して花を楽しみましょう。

【ナルホド大辞典】ハンギングバスケットの作り方と手入れのコツ

大株の苗を株分けして使います。

葉が育っている5~7号サイズの鉢物を株分けして使うと、植え込み直後から完成度の高い作品に仕上がります。

株分けは無理に引っ張らず、根をほぐす要領でするのがポイントです。また株分け後は、根が乾燥しないように注意してください。

肥料は2~3週間後から。朝夕に葉水を与えましょう。

肥料は規定倍率に薄めた液肥を与えます。また乾燥を防ぎ、害虫を予防するために、葉の表裏に霧吹きなどで葉水を掛けてやるのもポイントです。朝夕の涼しい時間帯に行いましょう。

摘芯と切り戻しで草姿を整えます。

いつも美しい姿をキープするためには、伸び過ぎた枝をカットする切り戻しや茎の先端を切る摘芯の作業が大切です。摘芯は繰り返して行うことで、脇芽が出て枝数が増え、株の充実にもつながります。どちらの作業もほかの植物とのバランスを見ながら、鋏かカッターナイフを使って行います。

提供元:DCM株式会社

https://www.dcm-hc.co.jp/

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