2021年04月28日

〈ドッグデータベース〉イングリッシュ・セター

by ネスレ日本株式会社

公開:2021.04.28 00:00 更新:2021.10.04 16:23

イングリッシュ・セターのサイズ、性格、必要とされる運動量などの特徴、起源など、詳細データを解説いたします。

※FCI(国際畜犬連盟)やJKC(ジャパンケネルクラブ)のデータをベースとし、有限会社グラスウインドが監修しております。
※数値は目安です。あらかじめご了承ください。

イングリッシュ・セター

単純にセターまたはセッターと呼ばれ、世界的にも有名な犬種です。しかし、実際にはどんな犬種かはあまり知られていません。国内でも登録数以上に実用の猟犬として飼育されているものが多数存在しています。セターには、現役で狩猟に活躍しているフィールドタイプと、体の下部に長く伸びる被毛が特徴のショータイプがあり、一般的に飼育されているほとんどがショータイプです。

飼う際の注意点

■旅行・移動に対応する適応力:高め

■留守に対する適応力:中程度

■子どもに対する適応力:高め

性格は?

性格はタイプによってまったく違います。フィールドタイプは遊び好きで活発、走り回って狩りをすることに夢中です。ショータイプはおとなしい性格です。基本的にはどちらのタイプも人間が大好きで、素直で穏やかで忍耐強く優しい性格なので、子どもとも一緒に楽しく遊んでくれる最高の家庭犬になります。主人と一緒にいると、子どものように瞳をきらきら輝かせて、最高に幸せそうな表情をします。水遊びも大好きで、水を見ると異常なくらいの盛り上がりをみせてはしゃぎ回ります。

必要とされる運動量

とにかく、身体を動かすことが大好きで、毎日の簡単な散歩だけでは満足できないでしょう。なるべく体力を消耗できる運動を、散歩の中に取り入れなくてはなりません。最低60分程度の駆け足や自由運度を取り入れた散歩を、毎日2回は行いましょう。可能ならば、自宅にいるときにも、身体を動かせる環境であることが理想的です。

特徴

■原産国:イギリス

■犬種分類:ポインター・セター

■色・模様:ブラック&ホワイト、オレンジ&ホワイト、レモン&ホワイト、レバー&ホワイト、ブルー・ベルトン&タン、レバー・ベルトン&タンのトライカラー

■毛質・毛の長さ:セミロング(中毛)

■抜け毛:中程度

■サイズ:大型

■目安となる体高・体重

体高:雄(オス)65~68cm・雌(メス)61~65cm、体重:25~30kg

■一日に必要な散歩量:多め

■活発度:高め

起きやすい病気/ケガ

遺伝性難聴、遺伝などの要因で、正常な股関節が形成されていない股関節形成不全、肘関節形成不全、網膜が萎縮して動かなくなる進行性網膜萎縮などが好発します。

歴史

基礎となった犬は、スパニッシュ・ポインターとスプリンガー・スパニエル、その他ウォーター・スパニエルなどの交配によって誕生したと考えられています。おそらく13世紀前後のことです。1825年、イギリス人のエドワード・ラベラックは、イングリッシュ・セターを公認犬種とするべく、約35年間かけて完成させました。その能力はフィールドで最大発揮されるもので、追跡、探索、監視とセット、いわゆるハンターに獲物の位置を指し示すための行動です。フィールドタイプと同時に、ショータイプのセターも誕生しました。見た目の優雅さを強調されたもので、体の下部に長く伸びる被毛が特徴です。1878年にアメリカ、1900年代初期にイギリスで公認されています。

ドッグショーでの評価基準

頭部は長く、両耳間はオーバル(卵型)で、豊かな脳室があります。オクシパット(後頭部)の突出はたいへんきわだっています。

ストップもはっきりしていて、鼻の色は、被毛の色に準じて、ブラックまたはレバーです。マズルはほどよく深く、かなりスクエア(四角)です。歯の咬み合わせは上の切歯の内側に下の切歯の外側がわずかに接するシザーズ・バイトです。目はオーバル(卵型)で、色はヘーゼルからダーク・ブラウンまでの色調です。耳はほどよく長く、きちんとしたひだがあり、低い位置にある付け根から、頬に接して垂れています。

胴体はほどよく長く、背は短く、水平です。腰はわずかに幅広く、わずかにアーチを描いています。尾は背線とほぼ同じ高さに付け根があり、中くらいの長さで、わずかにカーブするか、弓型です。肩は肩甲骨が十分に後方に傾斜していて、前肢は筋肉質です。後肢も下腿をふくめて、たいへん筋肉質です。

提供元:ネスレ日本株式会社

https://nestle.jp/brand/purina/

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