2021年04月26日
by ネスレ日本株式会社 |
公開:2021.04.26 00:00 更新:2021.10.04 16:23
バセット・ハウンドのサイズ、性格、必要とされる運動量などの特徴、起源など、詳細データを解説いたします。
※FCI(国際畜犬連盟)やJKC(ジャパンケネルクラブ)のデータをベースとし、有限会社グラスウインドが監修しております。
※数値は目安です。あらかじめご了承ください。
室内、屋外を問わず、我を忘れて臭いという臭いを探求するバセット・ハウンドは、究極の猟犬といわれるブラッド・ハウンドの血が流れているため、嗅覚は犬種の中でもトップクラスといわれています。しかし、嗅覚以外は、いたってマイペースで独立心が旺盛で、自分勝手な行動をすることが多く、さらに頑固な性格のため、自分がその気にならなければ、あまり動こうとしません。
■旅行・移動に対応する適応力:中程度
■留守に対する適応力:高め
■子どもに対する適応力:中程度
平和主義で品行方正なバセット・ハウンドは、頑固な面もありますが、決して臆病やわがままではありません。賢さのあまり、独立心旺盛で、自分勝手な行動が多く、またそれを頑固に押し通そうとするので、思いどおりに操るには、かなりの忍耐と根気でトレーニングする必要があります。基本的には優しく、子どもに対してもとても好意的です。
屋内にいるときは、あまり動こうとしませんが、屋外に出ると、嗅覚に優れたブラッド・ハウンドの血から、さまざまな臭いの探索を開始します。激しい運動はあまり好きではありませんが、肥満解消のためにも、その探索行動が長時間の散歩となり、ちょうどいいでしょう。30分程度の散歩を、毎日2回行いましょう。距離が長ければ長いほど運動になります。
■原産国:イギリス
■犬種分類:嗅覚ハウンド
■色・模様:ブラック、ホワイト、タンのトライカラー、レモン、ホワイトのバイカラー、その他ハウンドカラー
■毛質・毛の長さ:ショート/スムース(短毛)
■抜け毛:中程度
■サイズ:中型~大型
■目安となる体高・体重
体高:33~38cm、体重:18~27kg
■一日に必要な散歩量:中程度
■活発度:中程度
胎生期の形成がうまくいかなかったことから、心室の間に穴が開く心室中隔欠損、血液が心臓から肺に送られる途中にある弁が狭くなっているために、全身に十分な酸素が回らなくなる肺動脈弁狭窄、マラセチア菌という真菌の感染による皮膚炎や外耳炎を引き起こすマラセチア感染症、咀嚼がうまくできなかったり、あくびで開いた口が閉まらなくなるなどの症状がみられる顎関節形成不全、尿が出にくくなり、場合によっては血尿を伴うシスチン尿石症、血液中の血小板に異常が発生し、重度になると血便、血尿、吐血、鼻血などが止まらなくなるバセットハウンド血小板障害などが好発します。
1585年、バセット・ハウンドと思われる犬種の最初の記録が記されています。そのルーツには、ブラッド・ハウンドが関与していることは間違いないようです。しっかりとその姿が固定されて登場したのは1863年のパリのドッグショーで、一躍注目を浴び、ハンティング・タイプと家庭犬としてイギリスとアメリカで繁殖が始まり、1885年にはアメリカ・ケンネル・クラブ(AKC)で公認されています。
マズルの上部ラインは、ストップからオクシパット(後頭部)までの上部ラインとほぼ平行です。額と目の横んはほどよい量のしわがあり、頭部の皮膚には十分なたるみがあります。スカルはドーム状。ストップはほどよくはっきりしています。鼻の色は毛色が明るい場合はブラウンかレバー。それ以外の毛色の場合には黒色です。歯の咬み合わせは上の切歯の内側に下の切歯の外側がわずかに接するシザーズ・バイトです。
目は菱形で色はダーク(暗色)ですが、明るい経路の場合にはミッド・ブラウンもあります。明るい色や黄色い目の色は非常に好ましくありません。耳は付け根の位置が低く、目のすぐ下のラインにあります。首はかなり長く、アーチを描いています。胴体は全体的に長く、太く、背線は水平です。腰はわずかにアーチを描いてもかまいません。尾は付け根はしっかりしていて、長く、先細り、高同時にはしっかりと掲げられ、サーベルのような形にわずかにカーブしています。前脚が短く、脚の下部の皮膚にはしわが入っています。後肢は目立つほどの筋肉質です。
提供元:ネスレ日本株式会社
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