2021年04月09日
by デビフペット株式会社 |
公開:2021.04.09 12:00 更新:2021.10.04 16:23
ペットを飼い始めたら必ず一度は検討しなければいけないことに「避妊手術、去勢手術を行うかどうか」ということがあります。 それはもしかしたらペットにとっての初めての入院・手術かもしれませんので、ドキドキしたり不安に思われる方もたくさんいらっしゃるのではないでしょうか。
今回はこのような不安を解消するためのQ&Aです。
A.
避妊手術とは子宮と卵巣もしくは卵巣のみを外科的に除去するための手術です。 おへそのやや下の皮膚を切開して左右1対の卵巣と子宮(もしくは卵巣のみ)を引き出し、出血をしないように血管を縛りながら切除します。
去勢手術は睾丸にある精巣を同じように全身麻酔をかけた後に皮膚を切開して引き出し、切除します。 どちらの場合も全身麻酔を施したのちに、切開する部位の毛を剃って、きちんと消毒してから、人の外科手術とほぼ同じ道具を用いて行います。
A.
避妊手術や去勢手術は通常、健康な時に行う手術なので、他の手術よりも危険は少ないと言えます。 しかし全身麻酔をかけて体の一部を切るのですから、麻酔薬や出血のリスクが全くないわけではありません。 万全を期するためには手術前にきちんと全身のチェックを行う必要があります。
また、手術後も麻酔が覚めて体が安定するまでしばらくの入院が必要であり、皮膚を縫った場所は汚れたりペット自身が縫合糸を噛み切ったりしないように、抜糸をするまでは注意深く観察していなければなりません。
A.
避妊手術や去勢手術を行うことによって、生殖器や性ホルモンに関する病気の発症を防ぐことが可能です。
例えば、高齢の雌犬によく見られる子宮蓄膿症は子宮を切除してしまえば発症することはありません。 また雌の犬と猫の両方でよく見られる乳腺腫の発症は性ホルモンに関与しているために、性成熟に達する前に避妊手術を行うと発症率が明らかに減少することがわかっています。
さらに雄の場合は精巣腫瘍などの精巣の病気を防ぐことが可能ですし、特に犬の場合は高齢になって発症しやすい前立腺肥大を予防することがわかっています。
A.
性ホルモンは犬や猫の行動と大きく関わっています。 雌猫は発情すると大きな声で鳴き、雄猫はそれに応じてスプレーと呼ばれる霧状のおしっこをあちこちにして(マーキング行為)、外に逃走して他の猫とケンカをしたりするようになります。
犬の場合も雌は発情後に偽妊娠といわれる妊娠期特有のやや神経質で攻撃的な性格になったり、雄もマーキングやマウンティング行動(人や物に前足をかけてしがみつく行動)が見られるようになることがあります。 一般に避妊手術や去勢手術をするとこれらの行為がなくなり、繁殖に関するストレスから開放されることから、性格がやや穏やかになるといわれています。
A.
手術をすると性格が落ち着いて運動量が減ることと、体内のホルモン変化によって基礎代謝が減少し、それにもかかわらず食欲が落ちないために、確かにやや太りやすくなる傾向にあります。
しかし、適度な運動を行い、カロリー控え目のフードを適切な量与えることによって肥満を予防することは可能です。 避妊・去勢手術を行った後は定期的にペットの体重を計測し、太りすぎないように気をつけてあげましょう。
A.
動物病院によってそれぞれ考え方があり、一概には言えませんが、性ホルモン由来の病気を予防する目的を重視すると、なるべく性成熟に達する前に行った方がよいと思われます。
そのため生後6~8ヶ月、体がある程度出来上がり、性成熟に達する直前くらいに行われるケースが多いようです。 ただし、あくまでもペットのコンディションが最重視されて行われるものですから、いつ頃行えばよいのかはかかりつけの先生とよく相談をして決めるようにしてください。
提供元:デビフペット株式会社
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