2021年11月15日
by DCM 編集部 |
公開:2021.11.15 19:00 更新:2021.12.20 17:22
農作物は暖かい季節に育てて、秋に収穫するというイメージを持っているかたも多いでしょう。
しかし、秋に種を植えて生育する野菜もたくさん存在しているのです。
さらにプランターで育てられるものが多いため、これから家庭菜園をしたいと考える初心者にとって、この時期は家庭菜園を始めるのに最適な季節と言えるでしょう。
今回は、味覚を豊かに満たしてくれる旬の野菜について、家庭菜園で育てる際におさえておきたいポイントについて解説します。
家庭菜園をやってみたいけど、どうしても最初の一歩が踏み出せないかたも多いかもしれません。そんなかたは、涼しくなってきた秋に家庭菜園をトライしてみるのがおすすめです。
夏場は日が高く、たとえばベランダなどでプランターを用いて育てていると、日除けが邪魔をして思うように日光が当たらないケースがあります。
また、西日が強いために作物を痛めてしまうこともあるでしょう。それに比べて過ごしやすい秋は、日差しが柔らかくて作物を育てやすいのです。
また、秋に育つ野菜も多く、好みの野菜を選ぶ楽しさもあるでしょう。そして、夏にくらべて作物を荒らす害虫などが少ないことも大きなポイントです。
害虫対策だけでも手間がかかるので、その負担が軽減されるのは喜ばしいことでしょう。
寒冷紗は、平織した布製の製品で、家庭菜園において多くの役割を果たしてくれる便利なアイテムです。
秋に適した作物というのは涼しい環境を好むので、その場面においても寒冷紗が役立ちます。
種の植えたては、まだ日差しがきつい日があったりするものです。その際にこのアイテムで作物をカバーしてあげると遮光を担ってくれ、地温が上昇するのを防いでくれるでしょう。
作りたい野菜に合った土壌を準備することは、作物をより立派に実らせるために欠かせません。ホームセンターではさまざまな種類の土が売っているので、最適なものを選ぶようにしましょう。
そして、その土をベースにしつつ、作物が必要とする養分がどういったものなのかも把握しておくとよいです。生育に合わせて最適な肥料を加えていくと、すくすくと育ってくれることでしょう。
誰しも食物を育てられるだけのスペースがあるとは限りません。都心ともなれば、ますますそのような条件を満たすことが難しくなるでしょう。
そんな条件でも家庭菜園を楽しみたいかたは、プランターを用いるとよいでしょう。樹脂製でいくつかのサイズがありますが、そこに土を敷き詰めれば立派に家庭菜園を楽しめます。
プランターで育てられる野菜は豊富にあります。そのなかでも初心者におすすめできるものについて紹介していきましょう。
種を植えてから約1ヶ月で収穫が望める野菜です。発芽するのも早くて、3~5日もすれば土から芽を出すようになります。水やりは土を乾燥させない程度にするのが目安です。やりすぎはいけません。
また、土中から生えてきたものを間引きする必要があります。株の間隔を5センチ程度になるよう、間引いていくとよいでしょう。
玉ねぎとネギの交雑種で、とても育てやすい野菜です。それこそ、畑の片隅に植えておくだけでも生育するので、プランターで育てることに何の問題もないでしょう。
乾燥には強いのですが、水やりは怠らないように注意が必要です。それぞれの株の間は10センチほどの間隔を取るようにしましょう。
サラダにして食べたり、スープにちょっと加えて楽しむことのできるパセリは初心者でも育てやすい野菜です。
種から育てることも簡単ですが、苗で購入すればその日から摘み取って料理に使えるでしょう。
害虫に強いこともあり、手間をかける必要なくすくすくと育ってくれます。
苗を植えれば自然に育成してくれるくらい、初心者にとって育てやすい野菜です。育ったら刈り取り、放っておくとまた育ってくるので、とにかく手間がかかりません。
また、ニラ自体が発するにおいのために害虫が寄ってこないことも、育てやすさの要因になっているでしょう。
一度植えたら、年間をとおして何度も収穫できる状態が数年続きます。まさに初心者向けの秋野菜です。
害虫を寄せ付けず乾燥しても大丈夫なため、初心者でも育てやすい野菜と言えるでしょう。収穫時期が翌年の5月頃までかかりますが、手間はそれほど必要ありません。
植え付けの際は、株間は最低でも10センチほど空けた上で、芽の出るほうを上に向けて植えましょう。状況に応じて肥料を追加してあげると、より良く育ってくれます。
秋野菜は育てやすいものが多いと分かった際に、なお家庭菜園で注意しておくべきポイントがあります。
まず、この季節は日を経るごとに気温が急激に下がっていきますから、種の植える時期を間違わないようにしましょう。
この点を誤ると、思ったように作物が育ってくれないでしょう。そのため、育てたい作物に合わせて最適な時期に種植えをする必要があります。
他にも注意すべき点があるので、いくつかご紹介しましょう。
残暑の厳しい年なども多く、日本では9月になっても台風が発生して上陸するケースが少なくありません。
そのため、せっかく育てている作物が吹き飛ばされないようにする対策が必要になります。
プランターや鉢などで作物を育てているならば、一時的に家の中へと移動させて強い風に晒さないよう、工夫するとよいでしょう。
春や夏に作物を育てた土を使って、秋に野菜の栽培を楽しもうと考えているかたは、害虫対策をしたほうがよいでしょう。
蒸し暑い季節は高温多湿であるため、害虫が増えている可能性が考えられるからです。
まず、土をしっかりと掘り起こして日光に晒すだけで雑菌を減らすことができます。その際に、農薬を使ったり栄養成分の追加をするなどして、しっかりと対策をしましょう。
秋に種を植えた野菜でも、冬場にも渡って育成しなくてはならない作物は存在しています。その場合、厳しい寒さによって霜が降り、葉を痛めてしまうケースもあります。
そんな凍結の対策として有効なのがビニールや不織布でできたトンネルです。支柱を用いて作り上げたトンネル内に作物を収めると、真冬の冷え込みを抑制する効果が望めます。
ひとつの土壌で同じ科名の作物を育てていると、土壌の環境に乱れが生じて思うように作物が生育しない問題が出てくるでしょう。これを「連作障害」と言います。
作物を育てた後は、土を入れ替えたり違った作物を植えるようにするなど、しっかりと対策をする必要があることを覚えておきましょう。
以上、秋に家庭菜園を始めることは実は初心者向けであることを説明し、プランターでも育てられる野菜について紹介しました。
また、この季節に作物を育てるに当たっての注意点についても把握できましたよね。
この記事を参考にしていただき、食卓の彩りに活躍してくれる秋野菜を、ぜひとも上手に栽培してみてください。
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