2021年01月16日
by ターナー色彩株式会社 |
公開:2021.01.16 12:40 更新:2021.10.04 16:23
ターナーミルクペイントを最大限楽しむために、いろんなな風合いの仕上げを楽しめる「メディウム」をご紹介します。
ミルクペイントと一緒に使うことで、様々な表現ができるので、ペイントDIYがもっと楽しくなりますよ!
今回はメディウムの中でも、【仕上げ・上塗り】として使用する「アンティークメディウム」「トップコートクリア」「ダストメディウム」「ラストメディウム」をご紹介します。
①森永乳業のミルク原料を使用した天然由来ペイント
②アメリカントラッドの色調を忠実に再現
③各メディウムも全て水性で安心安全
④クリーミーな質感で、伸びがよく塗りやすい
⑤マットな仕上がりで、乾燥後は耐水性に
<塗れるもの>
無塗装木部、紙、金属※、モルタル※
※下地処理にマルチプライマーを使用
<塗れないもの>
PP・PE等プラスチック全般、塩ビクロス等の柔らかい素材
(剥離、粘着(ベトツキ)が発生するおそれがあります)
アメリカ開拓時代、ミルクカゼインを使用した塗料を使って家具などを彩色していました。顔料として身の回りにあるもの(土・レンガなど)を使っていたことから、落ち着いた色調(アーリーアメリカン・アンティーク調)のものが多いのが特徴です。
※塗装は下地が充分に乾燥した状態で行ってください。
※気温5度以下での塗装は避けてください。
※使用後の刷毛・筆等は、乾かないうちに水洗いしてください。
※皮膚に付着した場合は、石鹸水で洗い落としてください。
※目に入った場合は、多量の水で洗い、できるだけ早く医師の診察を受けてください。
※誤って飲み込んだ場合は、できるだけ早く医師の診察を受けてください。
※こどもの手の届かないところに保管してください。
~王道のアンティーク仕上げ~
ブラウンで汚しをつけることで、
味のある年代物のような雰囲気に仕上がります。
濃い茶色のとろみのあるメディウムです。完全に乾燥したミルクペイントの上に塗装します。使用前によくかき混ぜて、原液のまま使用してください。
広い面にはウエス(布)※P4のポイント参考にメディウムを少量つけてなじませます。薄くこすりつけるように塗ります。
細かいところは刷毛でかすれさせるように塗ります。経年劣化で傷つきやすい場所を重点的に汚すと、古びた風合いが出ます。
□汚し具合によって完成の雰囲気も変わります。最初は少し色づく程度に薄く塗り、全体の汚れ具合を確かめながら進めましょう。
□あらかじめ素材の表面に傷をつけると、よりリアルな年代物の仕上がりに。
□クラッキング加工の仕上げ塗り・プラスターメディウム(P5〜6)の上から塗るのもおすすめ。
□ブラウンで汚し加工するので、下地のミルクペイントは淡い色や明るい色がおすすめです。
~更に長持ちさせるために~
塗装後に上塗りすることでツヤをあたえ、
紫外線や手垢から守ります。
乳白色の上塗り材です。使用前によくかき混ぜて、原液または水で10〜20%(スプレーガン使用時は30〜40%)希釈して使用してください。
厚塗りを避けて薄く1〜2度塗りで均一に塗ります。
乳白色ですが、乾くと透明になり、ツヤが出ます。
□大きな家具など、きれいに長く使いたいものにオススメです!
【ご注意】 完全乾燥するまでは、紙や布を重ねないでください。接着の恐れがあります。
クラッキングメディウムの上塗りには使用できません。
~シックにくすんだ仕上がりに~
ホワイトで汚しをつけることで、
ホコリをかぶったような雰囲気に仕上がります。
ホワイトベージュのとろみのあるメディウムです。完全に乾燥したミルクペイントの上に塗装します。使用前によくかき混ぜて、原液のまま使用してください。
広い面には布(※ポイント参考)にメディウムを少量つけてなじませます。薄くこすりつけるように塗ります。
細かいところは刷毛をかすれさせて塗ります。ホコリのつきやすい場所を重点的に汚すと、粉っぽさが増し、より古びた風合いが出ます。
□汚し具合によって完成の雰囲気も変わります。最初は少し色づく程度に薄く塗り、全体の汚れ具合を確かめながら進めましょう。
□ウエスとは、布製品を再利用した汚れなどを拭くためのもの。
使わなくなったTシャツやタオルなどを、使いやすい大きさに切ってご使用ください。
□ホワイトの汚し加工をするので、下地のミルクペイントの色は濃いめの色がおすすめです。
~錆を表現し古びたアンティークな仕上がりに~
缶やブリキなどの金属の錆を表現することで、
簡単に古びたアンティーク風に仕上げることができます。
※ラストメディウムはセット販売のみになります。
※金属等への塗装は、下塗りとしてマルチプライマーの使用を推奨いたします。
どちらも茶色のとろみのあるメディウムです。使用前によくかき混ぜて、原液のまま使用して下さい。塗りにくい場合は0〜5%程度の水で希釈してください。
ラストメディウムのレッドブラウンを錆を表現したい部分に筆や刷毛で垂直に軽くトントンとたたくように塗ります。下地が隠れるくらいまで塗りましょう。
レッドブラウンとダークブラウンを混ぜて中間色を作り、②と同様の塗り方で上に重ねるようにのせます。
②の色を完全に隠さないようにのせましょう。
仕上げにダークブラウンを③の上に部分的に重ねるようにのせます。③の色を隠さないようにのせましょう。錆の中心に塗るとよりリアルな表現になります。
□缶やブリキバケツなどの錆が出やすい部分(フチや金具部分、継ぎ目など)を中心に塗るとリアルな仕上がりになります。使用する筆や刷毛は豚毛などの目が粗いものがおすすめです。
□各工程ごとに乾燥させるとより綺麗に仕上がります。
【ご注意】
塗る面のゴミ、油分、カビ等を取ってください。使用するときは、容器をよく振り、よくかきまぜてください。塗料の粘度が高く、塗りにくいときには、水で少し薄めてください。(5%程度まで)塗料が接着しない素材、材質がありますので、事前に確認してください。金属面への塗装は、マルチプライマーなどの下地処理が必要です。ポリエチレン、ポリプロピレンなどオレフィン系の素材には接着しません。衣服についた場合、落ちませんので十分に注意してください。 使用後、道具類は乾かないうちに水でよく洗ってください。残った塗料はフタをし、直射日光や-5℃以下の場所を避けて保存してください。
メディウムを一緒に使えば、ミルクペイントだけでは表現できなかった様々な風合いに仕上げることができます。
また、プライマーを使うことで木部以外の素材にも塗装が可能になるので、ペイントの可能性が広がってDIYがもっともっと楽しくなりますよ!
提供元:ターナー色彩株式会社
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