2020年12月09日
by マスプロ電工株式会社 |
公開:2020.12.09 11:10 更新:2021.10.04 16:23
BS・110°CS(スカパー!※)受信に関するよくあるギモンにお答えします。
※ 2012年10月より「スカパー! e2」は「スカパー! 」へ名称変更しました。
【Q】BS・110°CS(スカパー!)放送が映らなくて困っています。
【A】BS・110°CSアンテナの取扱説明書に記載された方向調整を行なっても受信できない場合、以下を再点検してください。
南西方向に障害物があると衛星からの電波が遮られて受信できません。
晴天時の午後2~3時頃に直射日光が当たる場所ならOKです。
(樹木などにより、アンテナのディッシュ部に日陰ができる場所は受信できません)
仰角の調整:
仰角固定ボルトの中心線に、地域別仰角目盛に表示してある地名を合わせてから方向調整をしてください。
仰角がおよそ合っていないと方向調整ができません。
方向の調整:
アンテナの方向調整は、角度±1°以内の角度で調整しなければ受信できません。方向が約3°以上ずれると、テレビ(チューナー)に内蔵のレベル表示は「0」になります。
また、アンテナレベル(受信レベル)が変化しても、表示が変わるまでに少し時間がかかりますので、ゆっくりと調整する必要があります。
真西方向から、西南西方向に約1°アンテナを動かし、3秒位待ってからテレビのレベル表示を見ます。 レベル表示の値が「0」の場合、さらに約1°動かし3秒位待って、テレビのレベル表示の値を確認します。 この繰返しで、方向調整を行なってください。
方向調整の後、仰角の微調整を行ってください。
BSチューナーやBSチューナー内蔵テレビからBS・110°CSアンテナへ電源を送る必要があります。 BS(地上・BS・110°CS)チューナーやBS(地上・BS・110°CS)チューナー内蔵テレビからの電源供給設定を「ON」にしてください。
電源供給の方法は、チューナーやテレビの取扱説明書をご確認ください。(マンションやアパートなどで共同受信している場合は除きます)
※マンションやアパートなどで共同受信している場合、BS(地上・BS・110°CS)チューナーやBS(地上・BS・110°CS)チューナー内蔵テレビからの電源供給設定を「OFF」にしてください。(電源供給しないでください)
※BS・110°CSブースターを使用している場合、ブースターの電源部からBS・110°CSアンテナへ電源供給されています。BS(地上・BS・110°CS)チューナーやBSチューナー(地上・BS・110°CS)内蔵テレビからの電源供給設定を「OFF」にしてください。(電源供給しないでください)
詳しくは、ブースターの取扱説明書をご覧ください。
【Q】新しく追加されたBSデジタル放送のDlifeチャンネルが映りません。
【A】新しく追加されたBSデジタル放送のチャンネルは、これまでのBS帯域(1035~1336MHz)より高い周波数で放送しています。そのため2000年以前にお買求めいただいたBSアナログ用アンテナでは受信できません。また、ブースターや分配器などの機器も、伝送帯域が1336MHzまでの製品では映らない可能性があります。そのため伝送周波数帯域(上記参照)が対応しているBSアンテナ、ブースター、分配器などをお使いください。
2000年以前にお買求めいただいたBSアンテナは、新しく追加されたチャンネル(BS-19、21、23)に対応していません。
新しく追加されたチャンネルに対応しているマスプロ製BSアンテナは上記の通りです。
※●●:アンテナの大きさを表す数字
上記以外のBSアンテナは、追加チャンネルに対応していません。マスプロのBS・110°CSアンテナへの交換をおすすめします。
ブースターや同軸ケーブル、混合器、分配器、テレビ端子などが、新しく追加されたチャンネルのBS帯域(1339~1489MHz)に対応していない場合、信号の減衰が大きくなってBSが映らないことがあります。
a.同軸ケーブルが未対応
3C-2V、5C-2V、3CFVR、5CFVAなどはBS帯域に対応していませんから、高い周波数の信号の減衰が大きく、BSが映らないことがあります。
S4CFBやS5CFBなどBS帯域に対応した同軸ケーブルに交換するか、BS帯域に対応したブースターを設置して信号の減衰した分を補ってください。
増幅器:BCB20LS、BCB33N など
b.分配器やテレビ端子が未対応
分配器やテレビ端子に、VHF・UHFや76~770MHz、76~1336MHzなどの表示がある場合、新しく追加されたチャンネルに対応していない可能性があります。
2150MHzや2655MHzなど、高い周波数まで対応した製品に交換してください。
2分配器:2SPFAD、2SPED など
テレビ端子:DSK10、DSKT、DSKTDなど
c.ミキサーやブースターが未対応
ネジ止め(直付け)タイプのミキサーやブースターは、1336MHzまでの通過帯域のため、新しく追加されたチャンネルを混合したり、増幅したりできない可能性があります。
2150MHzや2655MHzなど、高い周波数まで対応した製品に交換してください。
ミキサー:MXHCWD
ブースター:UBCB35 など
※分配器やテレビ端子の設置位置、配線がわからない場合、お近くの電気店にご相談されることをおすすめします。
【Q】今使っているBSアンテナでBSデジタル放送も受信できますか?
【A】マスプロ製の45cm以上のアンテナであれば基本的に受信可能です。しかし、長年の使用によりコンバーターが劣化していたり、アンテナが正しい方向に向いていなかったりした場合、BSアナログ放送は受信できてもBSデジタル放送は受信できないということがあります。アンテナ方向を再調整しても受信できない場合、コンバーターの性能劣化が考えられるため、アンテナを交換する必要があります。また、BSアナログ用のアンテナで、110°CSデジタル放送(スカパー! ※)は受信できません。2000年以前にお買い求めいただいたBSアンテナの場合、110°CSデジタル放送に対応していません。マスプロの110°CSデジタル放送対応BSアンテナは、ライオンマーク(ディッシュ部)が目印となっていますのでご確認ください。
【Q】今までのBSアンテナで110°CS放送(スカパー!)は受信できますか?
【A】電波到来方向はBS放送と同じですが、BS放送と110°CSデジタル放送(スカパー!)は周波数帯域が異なりますので、110°CSに対応したアンテナが必要です。2000年以前にお買い求めいただいたBSアンテナの場合、110°CSデジタル放送に対応していません。マスプロの110°CSデジタル放送対応BSアンテナは、ライオンマークが目印となっていますのでご確認ください。
【Q】現在、地上デジタル放送を受信しています。そこにBS・110°CS放送を混合させるにはどうしたらいいのですか?
【A】衛星ミキサーMXHCWDを使用します。
MXHCWDの電流通過スイッチは「OFF」にします。
※MXHCWDは、BS・110°CSアンテナ入力側とVHF・UHF入力側の両方にDC15Vの電流が通過します。電流通過スイッチによりVHF・UHF入力側にDC15Vの電流を通過させるか選択できます。VU側に電源を送る必要がないので、VHF・UHF入力側の電流通過スイッチを「OFF」にしてください。
[1] ブースターに電源(DC15V)を送るとき。(増幅部と電源部が分かれているタイプのブースターの場合)
MXHCWDの電流通過スイッチは「ON」にします。
※BS・110°CSアンテナ入力側とVHF・UHF入力側の両方に、DC15Vを送ります。
MXHCWDの電流通過スイッチは「ON」にしてください。
[2] ブースターに電源を送る必要がないとき。(増幅部と電源部が一体になったタイプのブースターAC100V方式の場合)
衛星ミキサーMXHCWDを使用します。
※MXHCWDは、BS・110°CSアンテナ入力側とVHF・UHF入力側の両方にDC15Vの電流が通過します。電流通過スイッチによりVHF・UHF入力側にDC15Vの電流を通過させるか選択できます。VU側に電源を送る必要がないので、VHF・UHF入力側の電流通過スイッチを「OFF」にしてください。
(注) AC24V方式のブースターはご使用できません。
(注) ブースターに付属の電源部は、増幅部を作動させるための電流容量しかなく、BS・110°CSアンテナのコンバーターに電源供給できない場合があります。BS・110°CSアンテナのコンバーターにも電源供給する場合、ブースター電源部は、電流容量の大きなタイプに交換してください。
【Q】分配器を使うとき、「全端子電流(DC15V)通過型」と「1端子電流通過型」、どちらを使用すればいいのですか?
【A】全端子電流通過型は、どの出力端子からでも入力端子へ電流(DC15V)が通過します。一方、1端子電流通過型は1つの出力端子(電流通過端子)のみ電流が通過します。
BSを見るためには、BSチューナー内蔵テレビまたはビデオからBSアンテナへ電源を供給する必要があります。 多くのBSチューナー内蔵テレビまたはビデオは、電源をONにしたときやBSチャンネルを選んだときだけBSアンテナ用電源を給電するしくみになっています。複数の部屋でBSをご覧になるには、全端子電流(DC15V)通過型※の分配器を使用する必要があります。(図1)
※全端子電流通過型分配器からは、複数の端子から同時に電流を挿入できます。
1端子電流通過型の分配器を使用すると、一方のテレビの電源をOFFにしたとき、別の部屋のテレビでBSが見られなくなってしまいます。(図2)
ただし、ブースターを使用したシステムでブースター電源部からBSアンテナへ常時電源供給できる場合や、BSアンテナへ常時給電できるBSチューナー内蔵テレビまたはレコーダーをご使用の場合(図3)、1端子電流通過型の分配器を使用できます。
複数の分配器を使用する場合(図4)、すべての分配器の電流通過端子を確認しないと、BSアンテナに電源を供給できず、BSが見られなくなることがあります。ご注意ください。
スカパー! プレミアムサービス※は、通常の分配器では分配できません。
※ 2012年10月より「スカパー! HD」は「スカパー! プレミアムサービス」へ名称変更いたしました。
【Q】テレビに表示されているアンテナレベルが低いのですが、ブースター(増幅器)を使ってレベルを上げることはできますか?
【A】できません。
BS(CS)デジタルチューナーのアンテナレベル表示の数値はメーカーにより異なりますが、信号レベルが高い、低いを表示しているのではなく、信号の品質を考慮して表示しています。
ブースターは電波を増幅するための機器で、信号品質の改善はできません。ブースターで増幅しすぎると、チューナーのアンテナレベル表示の数値はかえって低くなってしまうこともあります。(ただし、アンテナからチューナーまでのケーブルの長さが30m以上ある場合や、アンテナからチューナーまでの間に信号を4つ以上に分配している場合、画質がよくなる可能性があります。)
アンテナレベル表示の数値が低い原因は、アンテナの方向ズレや設置場所の不具合が考えられます。アンテナの方向を再調整するなど、信号品質の改善を試みてください。
【Q】片方のテレビを消すともう片方のテレビが見えなくなります。
【A】分配器を使用しているときは、分配器の種類をご確認ください。
1端子電流通過型分配器を使用しているときは、電源部などの常時電源を供給できる機器を、分配器の電流通過端子に接続する必要があります。
全端子電流通過型の分配器を使用しているときは、テレビやチューナーのBS・110°CSアンテナへの電源供給の設定が「入」に設定されているかご確認ください。「入」になっているときは、テレビ、チューナーと分配器の間の配線で、電流が通過しない機器が使用されていないか確認してください。
※「Q.分配器を使うとき、「全端子電流(DC15V)通過型」と「1端子電流通過型」、どちらを使用すればいいのですか?」 もご参照ください。
【Q】分配器を付けてBS・110°CSを分配したら映りません。
【A】使用しているテレビやチューナーのBS・110°CSアンテナへの電源供給の設定が「入」に設定されているかご確認ください。「入」になっているときは、テレビやチューナーと分配器の間の配線で、電流が通過しない機器が使用されていないか確認してください。
【Q】弱い雨の日でもBS・110°CSの映りが悪くなります。
【A】アンテナの方向が微妙にずれている可能性があります。テレビなどについているアンテナレベル表示機能を使用して、アンテナの方向を最適な位置に合わせてください。
提供元:マスプロ電工株式会社
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