2021年02月25日
by 株式会社タカギ |
公開:2021.02.25 11:40 更新:2021.10.04 16:23
草花について調べていると「一年草」と「二年草」、そして「多年草」に分けられることに気づきます。これらは、育ち方のサイクルの違いによる分類です。
今回は、「一年草」「二年草」「多年草」のそれぞれの育ち方の特徴や異なる点などについてご紹介します。
一年草とは、春にまいた種が発芽し、花が咲き、秋から冬にかけて枯れるまでの期間が1年以内である植物を指します。育つスピードが速く、開花後のお手入れがないため、ガーデニング初心者でも管理しやすく、育てやすいのが特徴です。
・主な一年草…アサガオ、アスター、アリッサム、キンギョソウ、デイジー、パンジー・ビオラ、ニゲラなど
二年草とは、種をまいたあと1年以上たってから開花し、2年以内に枯れる植物を指します。春に種子をまいた場合、夏から冬にかけてが生育期となり、茎や葉、根などの栄養器官を形成しそのまま休眠して越冬します。その翌年の春または夏に開花するのが二年草の特徴です。
多年草とは、2年以上同じ株から花を咲かせる植物のことを指します。基本的に冬でも葉が枯れずに残るのが特徴です。
・主な多年草…ギボウシ、ガーベラ、キキョウ、ミント、アネモネ、アンスリウムなど
多年草の中には冬に一時期枯れるものもあり、それらは「宿根草(しゅっこんそう)」として区別されることもあります。宿根草は地上部分が枯れていても地下では根が生き続けているため、翌年になるとまた芽を出して花を咲かせます。
マーガレットやオシロイバナなどがこれにあたります。
多年草と比べると大ぶりで鮮やかな花を咲かせ、育つスピードが早く開花期が長い点が特徴です。
手のかからない花が多いため、一年草・二年草は初心者でも育てやすいといわれています。
苗の価格も安価なものが多く、さまざまな種類の花を、手軽に楽しめるというメリットもあります。
多年草に比べて枯れるのが早いというデメリットはあるものの、種をたくさんつける植物が多いため、何度も栽培を楽しむことができます。
また、毎年違う種類の植物を育てたり、違う組み合わせで寄せ植えをして楽しめるというメリットもあります。
なお、まだガーデニングに慣れていない方は、最初は苗から育てることをおすすめします。ガーデニングに慣れてきたら、取れた種をまいて栽培してみると良いでしょう。
多くの多年草は、1度植え付けると大体2~3年は据え置き栽培で何年も続けて花が咲きます。年数を経るごとに株のボリュームも大きく育ち、見栄えが良くなる様子を楽しむことができます。
地植え・鉢植えともに、数年に1度くらいの頻度で株分けや植え替え、挿し芽をなどを行う楽しみを味わえるのも、多年草の特徴といえるでしょう。
株分けは、春に開花したものは秋に、秋に開花したものは春に行うことをおすすめします。
また、挿し芽は若い茎を使うのが効果的なため、若い芽が出る梅雨時期に行いましょう。
毎年花が咲き、お庭に彩りを与えてくれる多年草。開花時期が違うものを一緒に植え込んだり、一年草や二年草を組み合わせたりすることで、1年中美しい花を楽しめるお庭をつくることができますよ。
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