2021年01月18日
by ネスレ日本株式会社 |
公開:2021.01.18 00:00 更新:2021.10.04 16:23
柴犬のサイズ、性格、必要とされる運動量などの特徴、起源など、詳細データを解説いたします。
※FCI(国際畜犬連盟)やJKC(ジャパンケネルクラブ)のデータをベースとし、有限会社グラスウインドが監修しております。
※数値は目安です。あらかじめご了承ください。
古来より、日本の風土の中で生活してきているため、被毛は全天候型です。天気を選ばず、屋外へ行きたがりますが、そこは飼い主のコントロールの見せ所。雨の日は散歩はなしとか、時間は飼い主の都合に合わせるなどして、毎日サイクルの違う、飼い主主導の日々を送るようにしましょう。そうすれば、忠実な柴犬は、飼い主の動きを常に観察しながら動くようになるでしょう。換毛期には、発毛促進のためにも皮膚に刺激を与えるブラッシングが必要です。
■旅行・移動に対応する適応力:中程度
■留守に対する適応力:高め
■子どもに対する適応力:中程度
とても用心深く、勇敢で独立心旺盛です。それでいて愛情深く、遊び好きで、遊びながらの訓練も大好きです。こよなく家族を愛していて、夜中も不寝番で完璧な番犬となります。幼いころからの社会性が養われていれば、ほかのペットとも仲良くできます。ただし、小鳥やハムスターなどの小動物を目の前にすると、ついつい狩猟本能が目覚めてしまう場合もありますから要注意です。
日本犬の中で小型犬に分類されていますが、体力があり、活発で運動量も豊富です。そのため、毎日2回、それぞれ30分程度の散歩が必要です。軽いジョギングを兼ねた散歩ならよりいいでしょう。やや神経質な面もあるため、ストレス発散のためにも散歩は重要です。散歩のコースもいくつかのバリエーションを用意して、いつも新鮮な気持ちを維持させることも理想的です。
■原産国:日本
■犬種分類:原始的・スピッツ
■色・模様:赤、黒
■毛質・毛の長さ:ショート/スムース(短毛)
■抜け毛:多め
■サイズ:小~中型
■目安となる体高・体重
体高:雄(オス)39.5cm、雌(メス)36.5cmともに±1.5cm、体重:9~14kg
■一日に必要な散歩量:中程度
■活発度:高め
本来は日本の風土に合った体質だったのですが、輸入個体の血統が導入されたことや乱繁殖により、遺伝的な疾患が多くなりました。遺伝的な疾患として、胎生期の形成がうまくいかなかったことから、心室の間に穴が開く心室中隔欠損症や甲状腺機能低下症、アレルギー性皮膚疾患、膝蓋骨脱臼、緑内障、老齢性認知障害などが好発します。
柴犬のルーツは、縄文時代までさかのぼります。縄文人が生活をともにしていた「縄文犬」と呼ばれる犬が、日本犬の原型とも考えられています。縄文犬に近いのが北海道犬や琉球犬です。弥生時代になると、渡来系弥生人が連れてきた、大陸系の犬との交雑があったようです。このころ多く存在したのが「弥生犬」と呼ばれ、柴犬や甲斐犬、紀州犬などの本州の日本犬のルーツになりました。日本犬は、縄文時代から受け継がれてきた、生きている遺産ともいえるのです。
頭部スカルは、前頭部が幅広く、ストップがはっきりしていて、浅い額溝があります。鼻の色は黒が望ましく、マズルはほどよい太さで先が細くなります。歯の咬み合わせは上の切歯の内側に下の切歯の外側がわずかに接するシザーズ・バイトです。目は三角形で、色は暗褐色です。目じりが少し上がっています。耳はやや小さく、三角形でわずかに前に傾き、しっかりと立っています。首は太く、頭部および胴体との釣り合いが取れています。
胴体の背はまっすぐで、腰は幅広く、胸は胸底が深く、あばらがほどよく張り、腹はよく引き締まっています。尾は付け根の位置が高く、太く、力強く、背上に巻くか、鎌状の湾曲した差し尾で、垂らした場合は、先端がほぼ飛節に達します。前肢は前から見てまっすぐで、肩甲骨がほどよく後方に傾斜しています。後脚は大腿、下腿がともによく発達しています。前・後の足はきつく握られ、十分に隆起し、パッドは硬く、弾力があります。爪は硬く、色はダーク(暗色)が好ましいとされます。
提供元:ネスレ日本株式会社
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