2020年12月11日

胡蝶蘭と「洋ラン」

by 赤平オーキッド株式会社

公開:2020.12.11 00:00 更新:2021.10.04 16:23

「洋ランといえば胡蝶蘭。」といったイメージを持つ人も多いと思います。
実際、日本で出回っている洋ランの中でも胡蝶蘭はその多くを占めます。 
しかし、洋ランといってもさまざまな種類があります。
一説によるとその数なんと数万種。
今回はそんな魅力たっぷりな「洋ラン」についてご紹介してきます!

そもそも「洋ラン」って?

ラン科植物は2つに分類されます。

洋ランとはラン科植物の分類の一つで、原産地によって「洋ラン」と「東洋ラン」に大別されます。

東洋ラン:ラン科植物のうち、原産国が日本または中国のもの。

洋ラン:ラン科植物のうち、原産国が日本または中国以外のもの。

主に日本で贈答用などで鉢物として用いられるのは洋ランです。

今回はその洋ランの中でも「四大洋ラン」と呼ばれる4種を紹介します。

四大洋ラン【カトレア】

見映えのある花と香りが特徴のカトレア。世界的に見ると洋蘭の代表格であり、「洋ランの女王」とも呼ばれます。その人気の高さから新種の捜索と交配による開発が盛んに行われ、その経緯の複雑さ故に名称も複雑化しているのも特徴です。大輪系のカトレアは香りが良いものも多く、それも人気に拍車をかけています。

四大洋ラン【パフィオペディラム】

唇弁と呼ばれる袋状の花弁が特徴的なラン科植物で、主に愛好家を中心に観賞用として親しまれています。増殖技術が確立されておらず、一般には高値で取引され、交配種の量は数知れず。日本でも古くから親しまれており、水戸徳川家もコレクションしていたのだとか…

とにかく花の形が特徴的で、味わい深い種です。

四大洋ラン【デンドロビウム】

デンドロビウムは、茎が多肉質の棒状に連なっているのが特徴で、節ごとに葉を付けます。花は淡い色合いのものが多く、まとまって咲くので見応えがあります。デンドロビウムにも様々なタイプがありますが、ノビルという原種を元に交雑が進められたため、ノビル系が多く出回っています

四大洋ラン【シンビジウム】

日本ではとても人気の高いシンビジウム。古くから親しまれ、胡蝶蘭同様、鉢物として多く出回ります。丈夫で寒さにも比較的強く、房状に咲くボリューミーな花が印象的です。

広がる洋ランの世界…

今回紹介したのは洋ランの中でもほんの一部。

全国では各地で洋ランの展示会が開催される程愛好家がたくさんいます。

皆さんも、まずは胡蝶蘭をきっかけに洋ランの世界へ旅立ってみませんか?

●赤平オーキッドは「花のある暮らし」の豊かさをより広めると共に、花がもたらす潤いや喜び、安らぎのある暮らしを「花文化」として全国に発信、普及させていきたいと願っております。

提供元:赤平オーキッド株式会社

http://akabira-orchid.jp/index.html

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