2021年07月20日

水栓金具のトラブル解決 ハンドルの下から水もれしている

by TOTO株式会社

公開:2021.07.20 13:10 更新:2021.10.04 16:23

ハンドルを閉めても吐水口から水もれしている時の解決方法について紹介しています。

・モンキーレンチ、プライヤーは、いずれかをご用意ください。

・精密ドライバ-はハンドルの種類により必要となります

作業方法

STEP1 ハンドルの種類を確認します。

三角形をしている ⇒Step2へ

円筒の周囲にくぼみがある

円筒ハンドルの作業内容へ

https://jp.toto.com/support/repair/solution_f/suisen/03.htm

上記以外のハンドルの形の場合は、メーカーまたはお近くの水道工事店様へご相談下さい。

Step2 キャップナットを締め直します

キャップナットをモンキーレンチまたはプライヤーで右(時計まわり)にまわして締めます。あまり強く閉めると、ハンドルが固くなるので、ご注意ください。

袋ナットを締め直しても止まらない場合はStep3へ。

Step3 止水栓または、水道の元栓を閉めます

<止水栓の閉め方>

水まわりの器具には、たいてい止水栓というバルブが付いています(単水栓や一部の2ハンドル混合栓には止水栓がありません)。

止水栓は、マイナスドライバーで、右(時計まわり)にまわすと閉まり、左にまわすと開きます。(ハンドル式もあります)

台付水栓(デッキ水栓)の止水栓は、洗面器やカウンター下にあります。

壁付水栓の止水栓は、器具本体と壁の間にある脚部に付いています。

<器具についている止水栓の役割>

役割その1 修理時の水あふれ防止に

修理時にはあらかじめ閉めておき、思わぬ水もれのトラブルを防ぎます。

役割その2 水が止まらないときの応急処置に

故障して水が止まらなくなったとき、その器具だけの水を止められます。また、水道の元栓でも止められますが、その場合は家屋全体の水が止まってしまいます。

役割その3 水の勢いの調節に

水圧は地域によって異なります。止水栓で、水はねしたりムダな水を使わないよう適正な水勢に調節できます。

<元栓の閉め方>

器具に止水栓が付いていない場合や位置が分からない場合は、家屋全体の水道の元栓で水を止めます。右(時計まわり)にまわすと閉まり、反対に左にまわすと開きます。水道メーター近くに付いていますが、場所や形は建物の種類や新旧によって異なりますのでご注意ください。

戸建住宅 宅地内の地面にあります。

集合住宅 玄関横のパイプシャフト内にあります。

Step4 三角パッキンを交換します

1.色ビズをプライヤーで左(反時計まわり)にまわして外し、ハンドルを上に引き抜きます。

(抜けないときは、下からハンドルを軽くたたいてみましょう)

2.キャップナットをモンキーレンチで左にまわして外し、キャップナットの内側の三角パッキンを新しいものに交換します。

逆の手順で元に戻します。

キャップナットを強く締めすぎるとハンドルが固くなるのでご注意下さい。

Step5 止水栓または、水道の元栓を開けます

作業に必要な工具

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