2021年04月10日
by デビフペット株式会社 |
公開:2021.04.10 12:00 更新:2021.10.04 16:23
飼育環境やペットフードが良くなったおかげで、ペットももはや高齢化社会です。どこの動物病院でも20歳過ぎの犬や猫が何頭も見られるようになってきました。
しかし、人と同じく健康そのもののお年寄りというのは稀なことで、多くの高齢ペットは何らかの持病を抱えて日々生活をしています。これらの病気の中には症状が進むにつれて認知症のような症状や寝たきりになるケースもありますが、こんなとき、おうちでのケアはどうしてあげれば良いのでしょうか?これまでずっと共に生活をしてきたペットの自宅での介護について、今回は考えてみましょう。
A.
高齢になると足腰が衰えたり、体の関節に痛みやこわばりが生じることがあり、それが原因でごはんを食べるときの前屈みの姿勢が辛くなることがあります。また、老衰で体力が落ちてくると、食べること自体で体力を消耗して疲れてしまいます。すると、お腹が空いていても食べることを止めてしまい、十分なエネルギーを得ることが出来ずにますます衰弱して食べられないという負のスパイラルに入ってしまいます。
このような場合は、まずペットが楽に食べられる環境を作ってあげましょう。具体的には食器を少し高い場所、ペットの胸の高さくらいの場所に設置するようにします。それだけで首が痛くて下を向きづらかったり、前足で踏ん張る力が足りないような子は食べやすくなります。食べている間、人が体を少し支えてあげてもいいでしょう。また、ごはんをウェットフードにしたり、お湯でふやかすことでもあまり力をいれずに食べることができるようになります。
A.
確かに、全身シャンプーは人が思っている以上にペットの体力を奪います。あまり頻繁にペットをお風呂に入れることは賛成しません。
しかし、高齢になって排泄物の粗相をするようになって、しかも自分で毛繕いをあまりしなくなると体はどんどん不潔になり、皮膚病や感染症を引き起こすこともあるのは事実です。ですからもし、おもらしなどで体を汚してしまった場合は蒸しタオルやウェットタオルなどで汚れを良く拭き取るようにして、それでもまだ汚れが落とせないようなら、おしりだけ部分洗いをしたり、ウォーターレスシャンプーを使うなどして極力手早く済ませるようにしましょう。
また、どうしても全身を洗わなければいけないのであれば、なるべく複数の人が協力して短時間でシャンプーと乾燥を行い、その日はゆっくり休ませるようにしましょう。
A.
ペットも年を取ると耳が遠くなることがあります。
また、耳の機能低下というよりも自分の名前を忘れてしまったり、周囲のへの関心が薄れてしまうことで人の声に反応しなくなることもあります。
後者の場合は特に「認知症」の初期症状かもしれないため、この時期に「反応してくれなくてつまらない」と知らんぷりするのではなく、なるべくたくさんコミュニケーションを取ることが大切です。 耳が聞こえなさそうな時には、驚かさないようになるべくペットの正面から近づくようにしましょう。そして、声をかけるのと同時にそっと体にタッチして、触れ合う時間を作るようにしましょう。頭を撫でたり体をマッサージしながら、たくさん話しかけてあげることによって脳の活性化を促していくのが高齢ペットとのコミュニケーションのポイントです。
A.
床ずれは、下向きになっている側の皮膚の一部が常に体重で圧迫されて血行障害になり、その結果、そこの組織が壊死して皮膚が破けてしまう状態です。一度なってしまうとなかなか治すことが難しくなってしまうため、寝たきりのペットを介護する時は床ずれを作らないように最大限の努力をしなければいけません。
床ずれ対策その1
●寝床の材質に気を配る
床ずれは腰骨や肘の角など、出っ張っているところに常に体重がかかるために生じます。ですから、なるべく体重を分散させるようなマットを下に敷くようにしましょう。医療用の低反発マットなどがあれば最良です。
床ずれ対策その2
●定期的に人が寝返りをうたせる
もし可能であれば、おうちの人が2~3時間ごとに左右を入れ替えて姿勢を変えてあげましょう。仰向けにしてひっくり返そうとすると嫌がって暴れることがあるので、後ろ足から順番にうつぶせの状態から向きを変えるようにするのがコツです。
床ずれ対策その3
●床ずれになる前に動物病院に連れて行く
いったん床ずれを起こして皮膚が水ぶくれのような状態になってしまったり、皮膚が破れてジュクジュクと湿った状態になってしまうと、それを治すのは非常に長い時間がかかります。ですから、そうなる前の状態、毛が抜けていたり、皮膚が薄くなっている様子が見つかったら、なるべく早く動物病院で対策を打ってもらうようにしましょう。
A.
年を取ると、腸管の動きが鈍くなったり、いきむ力がなくなってしまう事で便秘になることがあります。便秘は慢性化すると、便が硬くなったり、便で圧迫され続けた直腸が弛緩してしまうことでますます出にくくなってしまいます。
また、便が出ないと体の中に毒素が貯まってしまい、それが原因で病気になってしまうこともあります。ですから、もし食べているのにウンチが出ない、寝たきりで排便の姿勢が取れない、というような場合には皮膚越しに腸をマッサージしたり、肛門を刺激するなどして積極的に排便を促してあげましょう。マッサージの仕方などは動物病院でコツを教えてもらうと良いでしょう。
提供元:デビフペット株式会社
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