2021年04月27日
by ネスレ日本株式会社 |
公開:2021.04.27 12:00 更新:2021.10.04 16:23
妊娠後期・授乳期にある母犬は、特別な栄養が必要になります。そのため通常の成犬用ではなく、子犬用のフードを与えましょう。
特に授乳期は、子犬の分の栄養も必要になるため、栄養価が高く、高たん白質で消化のよいフードをおすすめします。
3-4週間目の妊娠期に入った母犬には、人間の妊婦のつわりに似た吐き気や食欲不振の状態が起こることがあります。そのときは無理をせず、消化率が高くお腹にやさしいフードを少量ずつ数回に分けて与えましょう。
妊娠中の母犬は、お腹の中で成長していく赤ちゃんのために、妊娠約6週を過ぎた妊娠後期頃から栄養要求量が高まっていきますが、胃が圧迫されるため、一度にたくさんフードを食べることができません。
少量ずつ何度かに分けて与え、十分な栄養が摂取できるような配慮が必要です。お腹の調子が悪い、食欲減退が続く、元気がないなど、気になる様子が見られれば、すぐにかかりつけの獣医師に相談しましょう。
妊娠中の母犬の体重増加にも、注意を払う必要があります。妊娠期の肥満は、胎児の成長や出産時のリスクを高めることがあるからです。
交配前に、体重管理をしておくことが理想ですが、妊娠後のダイエットなどは避けた方がいいかもしれません。必要な栄養をきちんと摂取しながら体重をコントロールする方法を獣医師に相談しましょう。
通常、分娩が始まる24時間くらい前になると、食べ物をまったく受け付けなくなることが多いようです。
出産後の授乳期は、高たん白質・高エネルギーで、お腹に優しい子犬用のフードを、通常の2-4倍与えましょう。子犬の数や授乳回数、個体差によって与える量は異なりますので、母犬の様子を見ながら給与量を調節し、分からない場合は獣医師に相談しましょう。
提供元:ネスレ日本株式会社
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