2021年12月20日

ガーデニング初心者でもできる! プランターでおしゃれに花を育てるコツと植え替え方法

by DCM 編集部

公開:2021.12.20 01:00 更新:2022.01.18 10:29

「自宅に庭がない」「でもガーデニングを楽しみたい」というかたも多いでしょう。そんなかたにおすすめなのがプランター栽培です。プランターを使って植物を育てれば、四季折々の花たちを手軽に楽しむことができます。

ガーデニング初心者のなかには、どうやってプランター栽培をすればよいのかわからないというかたもいるのではないでしょうか。

そこでこの記事ではガーデニング初心者がプランターで育てる植物を選ぶコツ、プランター栽培に必須のアイテム、具体的な栽培手順について解説します。

ガーデニング初心者がプランターで育てる植物を選ぶコツ

プランターでガーデニングを始めたいと思っていても、どんな植物を選べばよいかわからないというかたもいらっしゃるかと思います。

実際に植物を選ぶ際にポイントにしてほしい3点をそれぞれ詳しくご紹介していきます。

四季に合わせた花を選ぶ

プランターで植物を育てるなら、それぞれの季節に合ったものを選ぶと色とりどりの花を楽しむことができます。ここでは四季ごとにおすすめの花をご紹介しましょう。

まず春にはたくさんの種類の植物が花を咲かせます。そのなかでもガーデニング初心者のかたは長期間、花が咲くものを選ぶとよいでしょう。

おすすめは定番のチューリップ・パンジー・デイジー・マーガレットです。

そのほかにも白いスイートアリッサムはどんな植物とも合わせやすく、寄せ植えに持ってこいの品種です。ゼラニウムも丈夫で育てやすく、開花期が4〜11月と長いので初心者向きです。

夏の場合は、高温多湿の環境を苦手とする植物が少なくありません。そのため夏に花を楽しむなら暑さに強いものを選びましょう。

アサガオ・サルビア・ヒマワリ・ハイビスカス・ブーゲンビリア・スイレンなどは夏でも元気に花を咲かせる代表的な植物です。

秋の場合は虫が発生しづらく水も枯れにくいので、ガーデニングを始めるのに最適な季節です。

秋からガーデニングを始めるならすぐに花が咲いて晩秋まで楽しめるようなものを選ぶか、耐寒性の強いものを選んで冬越させるかのふた通りが考えられます。

アネモネやスイセンなどが秋の代表的な植物です。また春のイメージが強いチューリップやパンジーを秋に楽しむのもおすすめです。

最後に冬は夏と並び植物にとっては過酷な季節となります。なので冬には耐寒性の強い丈夫なものを選びましょう。冬に咲く花といえばシクラメン・福寿草・スノードロップなどが挙げられます。

数種類の花を寄せ植えする

プランターで植物を育てるなら寄せ植えに挑戦してみるのもよいでしょう。寄せ植えすると花の色にバリエーションが出て、見た目がおしゃれになります。

複数の種類の植物を寄せ植えするときは、背の高い花と低い花を組み合わせると全体の雰囲気にまとまりが生まれます。

ただガーデニング初心者のかたにとって寄せ植えは敷居が高いと感じるかもしれません。

そんなときは同じ種類の花でも色だけ違う品種を混ぜるのがおすすめです。一色のみのものよりグッと華やかさが増して綺麗な鉢になります。

育てやすく長持ちする植物を選ぶ

植物を室内で育てたいというかたは耐陰性の高い種類のものを選びましょう。

とくに開花期が長い植物なら、その分花を長く楽しむことができます。植物が丈夫な種類かどうかも初心者には重要なポイントです。

たとえばスイセンやスノードロップは耐寒性が強く、初心者には育てやすい植物です。

初心者は何から揃えればいい? 初めてのプランター栽培に必須のアイテム

プランター栽培を始めるにはさまざまなアイテムが必要となります。初心者だと何がいるのか、どんなものを選べばよいのかわからず迷ってしまいますよね。

ここではまずプランター栽培に必要なものとして以下のものを紹介します。

・植物と鉢

・混合済みの土

・植え替えに必要なアイテム

どれもホームセンターなどで簡単に手に入るアイテムなので、しっかり予習をしてから買いに行くとスムーズですよ。

植物とそれに合う鉢

まずは育てたい植物の種や苗、そしてそれを植えるための鉢を用意しましょう。鉢は植えたい植物の雰囲気に合ったものを選ぶと、植物が育ってからも綺麗な雰囲気にまとまります。

どのような花が咲くのか想像しながら植物や鉢を選ぶのも、ガーデニングをする上で楽しいひとときです。

また植物を植えるには鉢だけでなく受け皿も必要となりますので、そちらも忘れずに準備してください。

土は混合済みの「花・植物用」がおすすめ

植物を植えるには土も必要となりますよね。植物は土からさまざまな成分を吸収して大きくなります。

とくに植物の成長には窒素・リン酸・カリウムという3つの栄養素が重要です。そのため植物を植える土にはこれらの栄養素を混ぜ合わせる必要があります。

しかしこれらの成分が含まれていても、バランスが悪ければ植物は上手く育ちません。初心者にとっては非常に手間ですし、難易度も高い作業です。

そんな人のためにホームセンターではあらかじめ適切な割合で栄養素が混合された土が販売されています。

また植物に与える肥料もさまざまなものがありますが、こちらも栄養のバランスが整えられている配合済みのものを選ぶと自分で配合しなくて済むので楽ですよ。

意外と忘れがちな植え替えに必要なアイテム

買ってきた植物は、基本的に黒いビニールポットに入っています。そのため、買ってきてすぐにプランターに植え替えをしなければなりません。そこで植物の購入と一緒に植え替え用のアイテムも買っておきましょう。

【スコップ】

スコップを使うと植え替えも楽に行うことができます。スコップの大きさは大小さまざまありますが、育てる植物のサイズに合ったものを選べば問題ありません。

【鉢底ネット】

プランターの底には専用のネットを入れておきましょう。なかには鉢底ネットを利用しないというかたもいらっしゃいますが、あったほうが上手に植物を育てやすいです。

鉢底ネットは底石や土の流出を防ぎ、ナメクジなどの害虫を鉢のなかに侵入させない効果も期待できます。害虫は一度土のなかに入ってしまうと存在がわかりにくい難点があります。さらに、土のなかで産卵することもあります。害虫による食害を防ぐためにもプランター底用のネットは必要です。

植え替えを行う際、プランターには土よりも先に底石を入れます。底石は土の排水性や通気性を良くする働きがあり、根腐れの予防にも効果的です。

【ジョウロ】

また植物を育てる上では毎日の水やりも欠かせません。専用のジョウロも事前に用意しておきましょう。ペットボトルなどで代用することも可能ですが、ジョウロのほうが水を少しずつ満遍なく与えることができてコントロールが容易です。そのため株元を狙って優しく水やりが行えるので、植物へのダメージも少なくて済みます。

大規模なガーデニングを行うのでないのなら、容量は1リットルほどと小さめのジョウロを選んだほうが無難です。小さめのジョウロのほうが水を入れても重たくならないので楽に持ち運びできますし、室内に置いていても邪魔になりません。

一緒にやってみよう! 買ってきた植物をプランターに植え替える手順

必要なものが揃ったらいよいよ植物をプランターに移し替えましょう。まず植物が植えられるようプランターを準備し、それから苗を植え替えます。

記事を見ながら実際に行ってみてください。

①プランターの準備

まずプランターの底にネットを設置しましょう。その上に底石を敷き詰めます。底石は上からネットが見えなくなるくらいの量を入れてください。

それからプランターのなかに土を2/3くらいまで入れます。そして中心真んなか に苗を入れるための穴を開けたらプランターの準備は完了です。

②苗を植え替える

苗をポットから取り出して、土に開けた穴のなかに埋めます。このとき軽く根をほぐして土に馴染みやすいようにしてあげてください。苗を埋めたら上から土を被せていきます。

それから割り箸で突つくように土を押し込みます。根っこの隙間には土が入りにくいので、なるべくプランター内の空洞が埋まるようにするとよいです。

そして底から溢れ出るくらいたっぷりと水を与えます。底から出た水をそのままにしておくと根腐れしてしまうことがあるので、溢れたぶんはきちんと排水しましょう。

まとめ

初心者のかたがガーデニングを始めるならプランターでの栽培がベストです。プランター栽培なら寄せ植えや季節の花々も手軽に楽しむことができます。

最初はガーデニングの道具を多く揃える必要がありますが、ホームセンターには初心者向けのガーデニング用品もたくさん揃っています。

興味のあるかたは、ぜひ一度どんな商品があるか調べてみてはいかがでしょうか。

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