2021年06月09日

キャンプ飯の定番グッズ!メスティンの基本の炊飯方法とお手入れ方法を解説

by DCM 編集部

公開:2021.06.09 09:00 更新:2021.11.23 09:06

「キャンプ飯」という言葉、なぜだかグッとくる&ワクワクするワードですよね。
スキレットやダッチオーブンは数年前からキャンプ飯の定番グッズとして多くの人に愛用されていますが、メスティンはそこに加わる新たな定番としてキャンプ飯に欠かせないグッズとなっています。
シンプルな見た目で、かなり使い道が多い超万能キャンプグッズとして人気のメスティン。
今回は改めてメスティンの紹介と、基本的な使い方である「炊飯」のやり方、お手入れ方法を解説します。

メスティンとは

そもそもメスティンとは、アルミ製の飯盒(はんごう)のこと。

飯盒と言えば、小学校の課外授業などで飯盒を使ったご飯炊きをした方も多いのではないでしょうか?

当時の飯盒の形状は上から見たら小豆のような、曲がった扁平形が主流でしたが、こちらは元々ヨーロッパの軍隊の装備品として作られたのが始まりなんだそう。

そんな飯盒も時を経て、今では「メスティン」として爆発的な人気を博しているわけですが、メスティンの形状は扱いやすい四角形。

この四角い形のおかげで、お米しか炊かなかった飯盒が、麺類や蒸し料理、はたまたお弁当箱としても活用できるようになりました。

メスティンは基本的にアルミ製。アルミ製と言えばその軽さと、熱伝導性の高さですよね。

しかもメスティンには蓋が付いていて密閉度が高いため、熱が全体に行き届きやすいんです。

調理以外でも使えるのがメスティンの良いところ!キャンプで使う小道具を収納したり、準備した食材の持ち運びなどにも使えます。

この、1台でたくさんの可能性を秘めている点、アルミ製で軽く熱伝導が高い点などからメスティン人気に火が付きました。

メスティンの活用アイデア

メスティンは炊飯のために使う以外の方法がたくさんあることがその魅力のひとつ。

今回は少しだけ、メスティンの活用アイデアをご紹介します。

スープ料理ができる

底が深めなので、スープも作れます。

夜が更けたキャンプ場は寒いので、そんな時にホッと一息つけるメスティンで作ったスープがあるとありがたいですよね。

パスタなどの麺類ができる

パスタも簡単に作れちゃいます!

今流行りのワンポットパスタのメスティンver.という感じですね。

しかも、器に移さずそのまま食べれちゃうので洗い物が少ないという点も嬉しいです。

蒸し料理ができる

メスティンは、蒸し料理もできちゃいます。

スーパーでよく売られている、冷蔵タイプの肉まんもホカホカで美味しくなりますよ。

作り方も簡単で、メスティン用の網の上に肉まんを置いて少量の水を入れ、蓋をして湯気がでてから少し待てば完成です。

お弁当箱として使える

最近巷で流行っているのが「メスティン弁当」。

その名の通り、メスティンを弁当箱として使っちゃおう!というアイデアです。

メスティンは、密閉性の高い蓋が付いているので汁漏れが少ない、というメリットもあります。

基本中の基本!炊飯方法を紹介

では早速、メスティンを使った基本中の基本である「炊飯方法」をご紹介します。

①研いだお米と水を用意する

研いだお米を1合と、約200mLの水を用意します。

お米の量に対して水を約20%多くするとちょうどよいですが、無洗米を使う場合は、それよりも少し水の量を増やしてあげましょう。

②お米と適量の水をメスティンに入れる

①で用意した研いだお米と水をメスティンに入れます。

水は赤い矢印の丸くなっている部分(リベット)の半分ほどまで浸かる程度まで入れましょう。

約30分~1時間そのまま浸しておくと、さらに上手に仕上がりますよ。

③火にかける

お米を浸し終えたら、いよいよ火にかけます。

約10分~15分するとチリチリと音がしますので、そこで火を消しましょう。

④火からおろし蒸らす

メスティンを火からおしてタオルなどで包み込み、約10分蒸らせば完成!

ポイント

②の時に水にしっかりと浸してあげること、④の蒸らしを確実に実施することです。

外で炊くご飯はいつもよりもおいしいですが、上記2つを守ることでさらに美味しく仕上がるのでおすすめです。

後片付けの救世主!メスティン折りとは

作り方① クッキングシートに折り目をつける

画像の通りに4箇所に折り目をつけます。

作り方② 両端を折る

画像の通りに両端を折っていきます。

内側を広げてつぶすように折る感じです。

作り方③ 飛び出している部分を折る

画像の赤い部分を外側に向かって折ります。

使用後も簡単にはがすことができる取っ手ができました。

作り方④ 開いて完成!

取っ手部分を持って開けば完成です!

メスティンのお手入れ「シーズニング」とは

メスティンを使う時は、スキレットやダッチオーブンなどでも行う「シーズニング」をしましょう。

シーズニングの定番は、メスティンをお米のとぎ汁を使って煮るスタイルです。

やり方は以下の通り。

①メスティンが丸々入るサイズの鍋を用意し、8分目くらいまでとぎ汁を入れます。

②沸騰したとぎ汁にメスティンを入れて、約10~15分煮ます。

③煮終わったら粗熱が取れるまで待ち、最後に水洗いすれば終了です。

とぎ汁を使うことでメスティンに皮膜ができ、アルミ臭の抑制や、焦げ付き防止ができます。

洗剤を付けて洗ってしまうと、せっかくシーズニングで付けた皮膜が剥がれてしまう可能性があるので気をつけてくださいね。

最後に

キャンプ飯の定番グッズ、メスティンをご紹介しました!

まだまだメスティンの可能性はたくさんありますので、みなさんもぜひオリジナルのメスティン料理を作って素敵なキャンプ時間を楽しんでみてはいかがでしょうか?

もちろん、おうちでも大活躍間違いなしですよ♪

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