2021年03月21日

住まいの害虫(ダニ・シロアリ・ゴキブリetc)

by DCM株式会社

公開:2021.03.21 15:10 更新:2021.10.04 16:23

やってみよう!

ダニ徹底退治

目には見えませんが、ダニはどんなに清潔な家にも生息しています。特に多く発生するのは6~9月の高温多湿の時期ですが、気密性の高い最近の住宅ではダニが発生しやすく、冬場でも安心できません。

ダニ退治の最大のポイントは湿度です。 ダニは湿度60%以下では生きることができません。

ダニはホコリやフケ・アカなどをエサにし、湿度や温度が最適になると発生するので、エサになる汚れをためないことと、湿度を上げないことがダニ退治の基本。窓を開けたり、掃除機をマメにかけて、部屋の通気を良くし清潔にすることを心がけましょう。

布団や枕

寝具類のダニ対策は、日干しでしっかり乾燥させることが効果的。布団を干さない冬や梅雨の時期にはふとん乾燥機を利用しましょう。乾燥した後は、掃除機でダニの死骸やフンを取ることも忘れずに行いましょう。

畳やカーペット

畳やカーペットは、ダニの大好物のフケや髪の毛が落ちやすいので徹底的な対策を。

畳は年に2~3回は上げて、畳板や畳裏にも掃除機をかけましょう。ベランダなどで日干しするとより効果的です。カーペットはお掃除方法にひと工夫。まず掃除機を毛足を起こす方向からかけ、さらにその方向と垂直な方向になるべくゆっくりとかけていきます。

より積極的にダニを防ぎたいときには、畳やカーペットの下に防ダニシートを敷いて、6カ月に一度、定期的に取り替えるのがおすすめ。

ダニの好物をカーペットの上に落とさないように気を付けましょう。

子供のいる家庭ではお菓子の食べ残しに要注意。シートを敷いたり、トレイの上で食べるなど、下に落とさないように工夫しましょう。またペットの毛は粘着テープで毎日ていねいに掃除し、おそうじブラシを使ってからみついた毛も取るようにしましょう。

市販の害虫駆除剤を使ったり、加熱乾燥車を使う専門業者に頼むとスピーディです。

畳の日干しが自宅でできない時は、専門の業者に依頼すれば、時間も手間もかからず便利。またアレルギーなどの症状がある場合には、布団や枕の丸洗いサービスを利用するのもいいでしょう。

<ワンポイントアドバイス>ダニを繁殖させないために

■室内に洗濯物を干さない

洗濯物の湿気が部屋の湿度を上げて、畳やカーペットの水分を増やし、ダニが繁殖しやすくなります。どうしても室内に干す場合には、浴室や板の間・廊下などに干しましょう。

■加湿器は長時間使わない

湿度の低い冬は、ダニが減る時期。ところが冬場に加湿器を長時間使うと、ダニは減るどころか翌年の夏に大繁殖することにもなりかねません。加湿器を使ったら、徹底的に除湿することを忘れずに。

■部屋の風通しを良くする

カラッと晴れた午後は特に積極的に換気をしましょう。湿度を60%以下に保つことが、ダニの最大の予防法なので、湿度計があると効果的に換気することができます。

■カーペットはループタイプを

ダニの予防という点からは、カーペットは通気性の高いループタイプを選びたいもの。毛がつぶれにくく、掃除機の吸引力が奥まで届いてダニを逃さないなどの利点もあります。

ナメクジやアリは、人に不快感を与えるのはもちろん、大切に育てている植物にもダメージを与えます。 それぞれ専用の殺虫剤が市販されているので、使用上の注意をよく読んで利用しましょう。

ナメクジ徹底退治

浴室や台所の流しなどの水まわりや、鉢植えなどを並べているベランダにキラキラとした特有の液体が伸びていたら、それはナメクジが這ったあと。市販されているナメクジ用の毒餌材をまいておけばひと安心。同時に、発生しやすい場所には、なるべく水分を残さないように心がけましょう。

アリ徹底退治

一戸建てやマンションの一階など、地面と接している場所には必ずアリがいます。部屋の中に入ってきたり、庭の植物に悪影響が出るような場合には、アリ専用の殺虫剤を利用。巣ごと壊滅させるものなど、さまざまなタイプがあります。お菓子などの食べ残しをきちんと掃除するなど日ごろからの予防も大切です。

ゴキブリ徹底退治

殺虫成分入りのエサを食べさせて巣ごと退治

殺虫成分入りのエサには、効き目が早い「フィプロニル製剤」とゆっくり効く「ホウ酸製剤」があります。ゴキブリの通り道に設置して、エサを食べたゴキブリは、巣に戻り死に、その死骸・排泄物を食べた他のゴキブリも退治できます。

家具のすき間や戸棚の中にはトラップ式を

使い捨てのトラップ式は、衛生的なので台所・寝室・食器棚などに最適。家具のすき間・冷蔵庫の裏・システムキッチンの戸棚の中などに、壁にぴったり付けて仕掛けます。

細いすき間にはノズル式スプレーで

ゴキブリの通り道になりやすい細いすき間は、なるべくつくらないように。どうしてもできる場所では、手が届かないところにも噴射できるノズル付きスプレーが便利です。

<ワンポイントアドバイス>ゴキブリを増やさないために

■食べこぼしや残りかすは、しっかり後始末を

ゴキブリに栄養分を与えないために、食事の後始末はしっかりと。生ごみの処理はもちろん、ビールびんや缶の残りも水で洗ってから後始末します。また洗った食器は棚にしまい、流しの中の水気を拭くなど、水分を残さないようにすることも大切。

■ゴキブリのフンをチェック

ゴキブリのすみかや通り道に残っているフンには、仲間を呼び寄せる「集合フェロモン」が含まれています。よくチェックして、見つけたらていねいに落としましょう。

■部屋のすみにものを置かないように心がける

部屋のすみに長い間ものを置いていると、ゴキブリのすみかになるので整理整頓を心がけましょう。また庭やベランダに長期間置いてあるものも要注意。

シロアリチェックシート

シロアリ被害は、気付いた時には大きくなっていることが多いので、早めに巣ができた兆候を察知することが大切。チェックシートの項目に3つ以上心当たりがあれば、調査の必要があります。シロアリ駆除は安全のため、専門業者に依頼しましょう。

チェック項目
シロアリと黒アリの見分け方(羽アリ)

〈シロアリの羽アリ〉

・胴体:ずん胴

・羽:前後の羽がほぼ同じ大きさ

〈黒アリの羽アリ〉

・胴体:くびれがある

・羽:後ろの羽の方が小さい

提供元:DCM株式会社

https://www.dcm-hc.co.jp/

新着記事