2021年11月29日
by DCM 編集部 |
公開:2021.11.29 07:00 更新:2021.12.24 15:09
5月になると気候が安定し、野菜も育ちやすくなります。ナスやピーマンといった美味しい夏野菜を植えるには最適な時期です。
家庭菜園は自分で育てた野菜を新鮮なうちに食べられるのが魅力。一方で、「家庭菜園って難しそう」「ちゃんと収穫できるかな」といった不安もありますよね。
この記事では、5月に植えるおすすめの夏野菜と、栽培に失敗しないためのポイントを紹介します。これから家庭菜園をはじめてみようと思っているかたは、ぜひ参考にしてみてくださいね。
5月に種まきや、植え付けをする野菜は、人気の夏野菜を含めても豊富です。また、気候も温暖で安定していることから、外での畑仕事もしやすく、家庭菜園をはじめるならベストシーズンです。
また、5月に栽培をはじめる野菜は、初心者でも失敗しにくいものが多くあります。
収穫した野菜は、そのままみずみずしい新鮮なサラダとしても楽しめますし、ひと手間かけて、夏野菜カレーを作るのもいいですね。
5月に植える野菜には、キュウリ・ミニトマト・オクラ・シシトウ・カボチャなど、よく知っている野菜が多くあります。
それぞれに、栽培をする際に注意する点はありますが、気候のいい時期に栽培する野菜のメリットの1つは、生育不良や枯れるリスクが低いことです。細かな温度管理なども不要で、手順や注意点さえ守れば失敗しにくく、初心者でも安心してチャレンジできます。
5月栽培をはじめる野菜で、失敗しないための最大のポイントは、梅雨入り前に植え付けを完了することです。
栽培タイミングが遅れてしまえば、すぐに梅雨になりますが、梅雨になると、大量の雨で種が芽吹かなかったり、苗がしっかり根付かなかったりしていまします。
また、梅雨が明けると気温が一気に上昇し、植えられる野菜も限られてきます。4月頃から少しずつ下準備をおこない、5月になったらすぐに栽培をはじめられるようにしましょう。
栽培に失敗しにくい品種の多い夏野菜ですが、その中でも初心者でも失敗しにくい、おすすめの夏野菜をご紹介します。
家庭菜園の栽培で失敗してしまう理由はいくつかありますが、病気や害虫で収穫まで育てきれなかったというのも、よく挙げられる理由の1つです。
栽培期間の短いもの、病害虫に比較的強いものを選べば、初心者でも失敗のリスクは格段に下がります。ポイントを押さえて、美味しい夏野菜を存分に収穫しましょう。
ナスは5月に植え付けてから6月中旬には収穫をはじめられます。収穫をはじめられるまでの期間が短いので、育てやすいのが魅力です。また、株の若返りを促す更新剪定を7月頃におこなえば、9月の秋ナスまで長く収穫を楽しめますよ。
植え付けで選ぶプランターは、1株に対して深さと直径が30cm以上のサイズを選びましょう。また、茎が折れたり苗が倒れたりしないように、支柱を用意するのもポイントです。
土の準備には注意が必要です。ナスは、土の環境が悪いとうまく育たないため、品質の高い野菜用の培養土を使用しましょう。また、連作障害に弱いので、畑で育てる場合はとくに注意が必要です。
ピーマンは高温乾燥に強く、耐病性にも優れているため、初心者でも育てやすい野菜です。また、早くて6月には収穫でき、プランター栽培なら9月頃まで収穫を楽しめます。
プランターは、直径30cm以上の野菜用の深型プランターを使用しましょう。土は品質の高い野菜用の培養土を使用し、肥料もたっぷりと与えます。
植え付けの際に、支柱を同時に立てておくのがおすすめです。生育してからだと作業がしにくいのと、場合によってはピーマンを傷つけてしまいます。
苗選びは、15〜20cm程度の大きさで、つぼみが付いて茎がしっかりしているものを選びましょう。ピーマンは、アブラムシやカメムシなどの害虫が付きやすいため、害虫対策も必要です。
うまく育てるポイントは、植え付けてすぐに咲いた「1番花」を摘むことです。1番花を摘むことで苗の負担を軽減できます。また、実がなるまでは、水を切らさないように水やりをするのもポイントです。
エダマメは、早いものから極早生(ごくわせ)・早生(わせ)・中生(なかて)・晩生(おくて)に分けられます。
栽培期間が長いほど味わい深くなるのが、エダマメの特徴。しかし、栽培期間が長くなると収穫失敗のリスクが高まるため、初心者には、バランスのとれた中生種のエダマメをおすすめします。
プランターは深さ25cm程度、土は品質の高い野菜用の培養土を選びましょう。品種によって収穫時期は異なりますが、一般的に7月の中旬頃から収穫できます。
注意が必要なのは、種まき直後の鳥害です。まいた直後から初生葉が開くまで、種(大豆)を鳥に食べられないよう、防虫ネットなどで対策をしておきましょう。
病気になることは少ないため、一旦育ちはじめれば注意点はあまりありません。害虫と水切れにだけ注意しましょう。
エダマメは、収穫後、新鮮なうちにゆでるのがおすすめ。自分で育てたエダマメで飲むビールは格別です。
家庭菜園で失敗しないためのポイントは、栽培する野菜によってさまざまですが、初心者がとくに気をつけるべき点は、雑草と害虫の対策と水の管理です。
どうしても忙しくてこまめに世話ができない際も、最低限のポイントを守るだけで失敗のリスクを減らすことができます。
せっかく家庭菜園を作ったのに全く収穫できなかったといったことにならないように、注意点をまとめてみました。
家庭菜園の成否の鍵を握るのは、雑草と害虫対策です。
害虫は植物に直接ダメージを与えるので、十分に生育しないばかりか、最悪の場合には葉や茎を腐らせてしまいます。
初心者は無農薬栽培にこだわらず、農薬を使ってでも害虫を駆除することを優先しましょう。また、農薬も悪いものばかりではなく、食品由来のものも豊富にあります。
雑草が多くなると野菜に十分に栄養が行き渡らないのと同時に、風通しや日当たりが悪くなり、大きく成長を阻害してしまいます。また、日当たりや風通しの悪い場所には害虫も集まりやすくなりため、雑草の駆除は害虫の被害予防という意味でも大切です。
初心者が家庭菜園を失敗する理由の1つが、水の管理です。
水は、多すぎても少なすぎても、失敗の要因となってしまいます。プランター栽培の場合は、土が保水できる量にも限りがあるので、水の量には注意が必要です。
水をやりすぎると、地中の空気の層がなくなり、根が十分に呼吸できなくなってしまいます。また、水が長い時間乾かないと雑菌が土の中で繁殖し、根を腐らせてしまうこともあるので、与える水の量には注意が必要です。
水やりのタイミングの目安は、土の表面が乾いたときです。一度に与える水の量は、プランターの排水口から水があふれる程度の量が目安となります。
とくにプランター栽培の場合、水には生育環境を保つ役割もあります。土の中の雑菌を洗い流し、プランターの下から古い水を排出することで、最適な生育環境を保つのです。
家庭菜園で、5月に栽培をはじめるのにおすすめの野菜と、失敗しないポイントを紹介してきましたがいかがでしたか。
5月は気温も暖かくなって過ごしやすく、家庭菜園にはぴったりのシーズンです。また、植えられる野菜の種類も豊富なので、初心者でも失敗しにくいものを選ぶことができます。
人気の夏野菜を、初心者でも失敗せずに育てられる5月に、ぜひ家庭菜園をはじめてみませんか。
新着記事
【新商品】 外出先でもワンプッシュ!アレルブロック触れるところウイルス菌ピンポイントクリア
by アース製薬株式会社
ダニはジメジメがお好き?
by 株式会社 UYEKI
遮光ネットは夏の強い日光と高温から植物を守り、最適な育成環境をつくります
by 株式会社イノベックス
DCMホールディングス
DCMホールディングス
DCMホールディングス
DCMホールディングス