2021年01月03日

〈キャットデータベース〉日本猫

by ネスレ日本株式会社

公開:2021.01.03 00:00 更新:2021.10.04 16:23

日本の高温多湿の暑さや、日々気温差の激しい寒さなどの気候の変化に対する強さ、粗食に対する適応力、ネズミを捕る優れた運動能力など、土着猫ならではの長所を多く持ちます。
顔つきは頭長が丸く、緩やかな逆三角形で、まさに日本人好みの猫です。80年代に欧米各国で自国の土着猫を見直す動きがあり、多くのショートヘアが生まれましたが、日本ではそういった動きが現れては消えていくうちに、都市部では洋種の猫との混血化が進みました。今ではシルバーのクラッシックタビーの野良猫が見られるほどで、純粋な日本猫は絶滅の危機にあるといわれています。日本猫は世界に誇れる愛らしい猫ですから、そのままの姿で残したいものです。


※TICA(インターナショナルキャットアソシエーション)やCFA(キャットファンシャーズアソシエーション)などのデータをベースとし、有限会社グラスウインドが監修しております。
※数値は猫種ごとの目安です。あらかじめご了承ください。

日本猫

原産国:日本

色・模様:三毛など多数

毛の長さ:短毛

抜け毛:中程度

サイズ:中型~大型

目安となる体重:4~8kg

活発度:中程度

子どもに対応する適応力:高め

性格は?

猫らしい性格をもっています。適応力があり、大胆ですが、高い警戒心があります。

起きやすい病気/ケガ

日本の風土に、長い時間をかけて順応してきたため、健康的ですが、猫の病気として一般的に皮膚疾患や尿路結石が好発します。近年では、屋外飼育している猫の中で、猫エイズと呼ばれる猫後天性免疫不全症候群がみられます。

起源

1000年以上も前に中国から伝来し、日本で独自の進化を続けた猫です。海外では珍しい三毛やボブテイルがいるので、遺伝的には稀少だといわれます。三毛には雄(オス)が少なく、江戸時代には高値で取引されたといわれます。明治時代以降、外国品種が多く輸入され、交雑が進み、純粋な日本土着猫は姿を消しつつあります。

提供元:ネスレ日本株式会社

https://nestle.jp/brand/purina/

新着記事