2021年03月12日
by DCM株式会社 |
公開:2021.03.12 09:02 更新:2021.10.04 16:23
猫砂の種類や性質を詳しく解説!自分の猫ちゃんにぴったりの猫砂を見つけよう!
私たちがペットとして飼育している猫の祖先は中東の砂漠に生息していたリビアネコであると言われています。 砂漠が起源の動物であるためか、猫は砂状になっている場所で排泄を行い、また排泄後に砂を掛ける動作を行います。これは狩りのために自らの排泄物のニオイを隠していた野生時代の名残なのかもしれません。
猫砂は猫が現在のように愛玩動物として扱われるようになり、さらに室内飼育が進んだことで発展しました。素材・機能の違いで現在では様々な猫砂が販売されています。
猫が排泄行動において好む環境であることが最大限重視された中で、飼い主様の生活習慣や環境及び求める利便性などに適した猫砂を追い求めた結果、多種多様な猫砂が生まれてきました。
猫砂の原料として使用されている素材は大きく分けて5つあります。1つ目が鉱物系、2つ目が紙系、3つ目が木系、4つ目がおから系(植物系)、5つ目がシリカゲル系です。
素材別に特性があり、素材の中でも組み合わせる原料の違いで特性が変わってきます。なかなか奥の深い猫砂ですが、猫ちゃんと飼い主様のニーズがマッチする 猫砂をぜひ探してみてください。
鉱物系の猫砂は、主にベントナイトを原料にした猫砂です。
ベントナイトは粘土質で、吸水力が優れています。また吸水した後の凝固力に優れており、おしっこが掛かると水 分とニオイをすばやく吸収し、しっかりと固まります。
このタイプの猫砂のメリットはおしっこがしっかり固まるので、固まりを取り出しやすく飼い主様のトイレ掃除が簡単に行えることです。猫ちゃんにも自然にある砂と似ているため砂掛け動作までの排泄行動がしやすく、比較的多くの猫が好んで使用できる猫砂といえます。
デメリットは粘土質の鉱物のため非常に重く、またホコリ立ちや散らばりが多いことです。持ち運びやトイレに猫砂を入れる際にひと苦労といったことがあります。
ベントナイトの猫砂の特性を生かしつつデメリットの1つであるホコリ立ちや散らばりを抑えるために砂の形状を細い円柱状にしたペレットタイプのベントナイト砂も販売されています。
紙系の猫砂は、主に再生紙を原料とした猫砂です。
再生紙といっても様々な再生紙が世の中にはありますが、紙系の猫砂も様々な再生紙を使用して作られてきました。紙系の猫砂はまさにリサイクル原料でできた環境にやさしい猫砂といえるかもしれません。
このタイプの猫砂のメリットは、軽いことです。持ち運びやトイレに猫砂を入れる際に非常に楽です。猫砂は使用時にそれなりの量を必要としますので、お買い物後の持ち運びやトイレへの継ぎ足し・入れ替えの際に軽いということのメリットは、現代の生活環境において非常に優れている点かもしれません。
デメリットは軽いが故に飛び散りが多いことです。粒が大きいため飛び散っても、そこまで広範囲に飛び散ることはありませんが、時々猫ちゃんの体にくっついて遠方へおでかけしてしまう場合もあります。
木系の猫砂は、主に間伐材や家具や住宅を作る際に出た木材の端材などを原料とした猫砂です。木系の猫砂もリサイクル原料を利用したものが多くあり、環境にやさしい猫砂といえます。
このタイプの猫砂のメリットは木ならではの香りや消臭力です。原料に使用される木の種類によっても差がありますがひのきを 原料とした猫砂はよい香りがすることに加え、フィトンチッドの成分で消臭力が非常に高い猫砂です。また木が原料であるため燃えるゴミに安心して出せます。
デメリットはタイプ別に異なります。ベントナイトなどを固まる成分に使用しているタイプはしっかり固まりますが、ホコリ立ちや飛び散りが多いことです。また植物性の粘着剤を使用しているタイプはトイレに流せるものがありますが、固まりが弱く崩れやすいことです。
おから系の猫砂は、主に大豆から豆乳を絞り出した後に残るおからを原料とした猫砂です。食品としても利用されるおからですので、素材としては非常に安全性の高く安心して使える猫砂といえます。
このタイプの猫砂のメリットは、それなりにしっかりと固まって、トイレに流せることです。原料に使用されるおからは粒子が小さいため水に入れると細かく崩壊するので、トイレに流しやすい砂といえます。またおからは多孔質なので、ニオイを吸収して閉じ込める力があり消臭力も優れています。
デメリットは製品にもよりますがおから独特の香りが強くするものがあるため、その香りが苦手な飼い主様は敬遠されるかもしれません。また食品にもなるおからが原料であるため梅雨時期など湿気が多いとカビなどが生えやすく、虫が付く場合もあります。
シリカゲル系の猫砂は、その名の通りシリカゲルを原料とした猫砂です。シリカゲルは地殻成分のケイ素からできています。毒性はなく食品食品添加物としても使用されることのある安全な素材といわれています。
このタイプの猫砂のメリットは非常に高い消臭力です。シリカゲルは乾燥剤・脱臭剤として、様々な用 途で使用されている素材ですが猫砂でもその力を発揮します。また水分を吸収 してから、ニオイを取り除いた状態で水分を放出し再度乾燥するため、おしっこ 後に固まりなどを処理する必要がありません。
デメリットは比較的粒が細かいもの(破砕状・球状)のものが多く、飛び散りが 発生することと肉球に挟まりやすい点があります。また価格も他の素材の猫砂と比べると高い傾向にあります。
飼い主様にとって一番重視されるポイントで猫砂の素材を選びましょう。
・鉱物(ベントナイト)系
とにかくしっかり固まり、処理を簡単にしたい飼い主様におすすめ!
・紙系
持ち運びやトイレへの補充を簡単にしたい飼い主様におすすめ!
・木系
自然由来の香りや成分の消臭力を重視したい飼い主様におすすめ!
・おから系
おしっこの固まりをトイレに流したい飼い主様におすすめ!
・シリカゲル系
消臭力や手間の掛からなさを重視したい飼い主様におすすめ!
素材別の猫砂の特長を簡単にご紹介してきました。しかしながら、これまで挙げた特長の他にも素材が同じでも 製法や組み合わせている原料などで、たくさんの特長を持った猫砂が生まれています。生活環境や飼育環境も多種多様になっている現代において、私たちが猫ちゃんとともにより良い生活を続けるため是非それぞれの猫ちゃんと飼い主様のニーズにぴったりとあった猫砂を探してみてください。
記事協力:株式会社スーパーキャット
提供元:DCM株式会社
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