2021年11月08日

キャンプ用の湯沸かし器って何を買えばいいの? 種類・選び方・湯沸かし方法を解説!

by DCM 編集部

公開:2021.11.08 10:00 更新:2021.12.08 16:43

キャンプで温かい紅茶やコーヒーを作るときに、欠かせないものが湯沸かし器です。

しかし、湯沸かし器には直火で使用できるタイプや、鍋やクッカーと併用できるタイプなどがあり、どれを選べばよいか悩んでいるかたも多いのではないでしょうか。

この記事では、キャンプ用の湯沸かし器の種類や選び方、湯沸かしのコツを紹介します。

湯沸かし器を使う際に必要な道具が知りたいかたや、キャンプでゆっくりとティータイムを楽しみたいと考えているかたは、ぜひ最後までチェックしてください。

キャンプ用の湯沸かし器にはどんな種類があるの?

キャンプ用の湯沸かし器には、以下のようなさまざまな形状と素材があり、それぞれ特徴や使いかたが異なります。

・形状:縦長、やかん、寸胴

・素材:ステンレス、アルミ、銅、ホーロー

目的にあった湯沸かし器の形状と素材を選ぶことは、快適なキャンプのティータイムにつながります。まずはそれぞれの特徴をみていきましょう。

【形状】縦長・やかん・寸胴の3タイプ

湯沸かし器の形状は以下の3種類あり、キャンプの人数や湯沸かし以外の用途にも使うかどうかで、選ぶべきタイプが変わります。

【縦長タイプ】

縦長タイプは、1〜2リットルほどと容量の大きいものが多く、ファミリーやグループでの使用におすすめです。

縦に長いので、たくさん水を入れても持ちやすく、焚き火にも適しています。

【やかんタイプ】

やかんタイプは、コンパクトサイズのものが多く少人数でのキャンプにおすすめです。湯沸かし器の底面積が広いためお湯をすぐに沸かすことができます。

【寸胴タイプ】

寸胴タイプは、湯沸かし以外にもラーメンやシチューなどが調理できるクッカーとしても使用できます。

サイズの大きいタイプが多くあり、ファミリーやグループでの調理や湯沸かしに最適です。

【素材】ステンレス・アルミ・銅・ホーローの4種類

湯沸かし器に用いられている素材には以下の4種類があり、それぞれ耐久性や重量、直火が可能かなど、特徴が異なります。

【ステンレス】

ステンレスは、融点が1,500℃と高いため、直火での湯沸かしができます。またサビに強く手入れもしやすく、キャンプビギナーにはもっともベーシックな素材です。

【アルミ】

アルミは、軽量であるため、登山やハイキングでのキャンプなど長時間持ち運ぶときに便利です。軽さを何よりも重視するかたにはアルミがベストでしょう。

【銅】

銅は湯沸かし器に採用される素材の中で、熱伝導がもっとも優れているため、冬のキャンプでも素早くお湯を沸かせられます。

さらに耐久性も高いため、直火での使用もできます。スムーズにお湯を沸かしたい方や、寒冷地での使用を想定している方は銅製の湯沸かし器がおすすめです。

【ホーロー】

ホーローは、熱伝導率が高く保温性もあるため、すぐにお湯が沸き、冷めにくいです。焚き火には使用できませんが、石油ストーブやバーナーでは使用できます。

キャンプ用の湯沸かし器を選ぶときの3つのポイント

それでは具体的にどうやってキャンプ用の湯沸かし器を選べばよいのでしょうか。キャンプ用の湯沸かし器を選ぶときのポイントは、以下の3点です。

・直火に対応しているか

・対応している容量はどうか

・持ち運べるサイズかどうか

自分のキャンプスタイルに合った湯沸かし器を選ぶことで、より快適に使いこなすことができます。

直火には対応している?

まずは、湯沸かし器が直火に対応しているかどうかをチェックしましょう。

キャンプで湯沸かしをするときは焚き火で加熱させがちですが、素材によっては対応しておらず、破損する可能性があって危険です。

ステンレスタイプと銅タイプの湯沸かし器は、直火に対応しているためキャンプでも容易に使えます。

ホーロータイプの湯沸かし器はコンロやバーナーで温める方法に適しており、直火では使用できません。

また、湯が沸く速度は直火の方が早いというわけではなく、ケトルの容量や形状、素材などでも異なります。

どのくらいの容量が必要?

次に、どのくらいのサイズの湯沸かし器が必要なのかを考えましょう。

湯沸かし器の容量は、キャンプの参加人数によって決めるとよいでしょう。ソロや2〜3人でのキャンプであれば、1リットル未満の湯沸かし器が適しています。

やかんタイプの湯沸かし器なら、コンパクトでスピーディーに湯沸かしできるのでおすすめです。

ファミリーや大人数でのキャンプだと、1リットル以上の湯沸かし器が向いています。大容量の湯沸かし器としては寸胴タイプや縦長タイプが定番です。

銅やホーローは熱伝導率が高いので、容量が大きくても素早く湯沸かしができるでしょう。

持ち運べるサイズ?

キャンプのスタイルによっては、持ち運べるサイズかどうかも重要になります。

キャンプ用の湯沸かし器はバックパックの容量や運ぶ手段、ほかの荷物との兼ね合いを考えて選ぶとよいでしょう。

登山など徒歩で湯沸かし器を持ち運ぶ場合は、コンパクトなやかんタイプがおすすめです。

それでもバックパックの容量が足りない場合は、折り畳みタイプの湯沸かし器も検討してみてください。

1リットル以上の大容量サイズの湯沸かし器は、大人数での使用やクッカーとしても使用できるメリットがある一方で「持ち運びが難しい」というデメリットがあります。

大きいサイズの湯沸かし器は、車で乗り入れできる場所でのキャンプに最適です。

実際どうやってお湯を沸かす? 具体的な3つの方法

では実際にどうやってお湯を沸かせばよいのでしょうか。

湯沸かしの方法によって、形状や素材などケトルの選び方が異なります。湯沸かしの具体的な方法には以下の3種類があります。

・焚き火台を使う

・焚き火の上に吊り下げて使う

・バーナーを使用する

それぞれの方法を具体的に見ていきましょう。

料理と一緒にできる! 焚き火台を使う

焚き火台の上に網を敷くことで、料理と一緒に湯沸かしができます。ステンレス・銅素材の縦長・寸胴タイプの湯沸かし器が、焚き火にも耐えられるようにできているのでおすすめです。

寸胴タイプの湯沸かし器は鍋としても使用できるため、焚き火台があるとラーメンやカレーなどの調理も楽しめるでしょう。

大胆な湯沸かし! 焚き火の上に吊り下げて使う

ケトルを上から吊り下げて、焚き火でワイルドに湯沸かしをする方法もあります。

三脚にフックを用いて上からケトルを吊り下げるので、上部に持ち手があるものを選びましょう。

縦長・寸胴タイプの湯沸かし器なら、持ち手と焚き火の距離が離れているので使いやすいです。

やかんタイプも持ち手はありますが、火との距離が近いため焚き火には適していません。

荷物がコンパクトに! バーナーを使う

バーナーなら焚き火台よりも小さいので、荷物をコンパクトにまとめられるでしょう。バーナーはガスを使用するタイプと、ガソリンを使用するタイプの2種類があります。

ガスタイプのバーナーは操作がしやすく、初心者でも簡単に扱うことができます。一方でガソリンタイプのバーナーは火力が強く安定している特徴があります。

バーナーを使うなら、コンパクトでスピーディーな湯沸かしができる、やかんタイプの湯沸かし器がおすすめです。

まとめ

キャンプ用の湯沸かし器には、形状や素材によってさまざまな種類があり、また湯沸かしの方法によっても選ぶべきタイプが異なります。

どのように湯沸かしをするのか、どのくらいの容量が必要なのか、どのくらいの大きさなら持っていけるのかなど、実際のキャンプを想定して湯沸かし器を選ぶとよいでしょう。

カラフルな湯沸かし器や、実用性に優れたケトルなど魅力的でおしゃれな商品は多数あります。ぜひあなたのキャンプスタイルにあった、湯沸かし器を探してみてください。

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