2021年01月24日
by マース ジャパン リミテッド |
公開:2021.01.24 20:40 更新:2021.10.04 16:23
子ねこがバリバリと爪とぎをする姿は、一生懸命で愛らしいもの。けれど壁や家具で爪とぎをされちゃうのは、やっぱり困りますよね。爪とぎは猫の習性のため、無理に止めさせると猫にとって大きなストレスになります。猫が爪とぎをする理由とともに、猫にストレスをかけずに、爪とぎから壁や家具をうまく守るための方法をご紹介します。
狩りをする動物である猫にとって、爪は獲物をとらえたり、自分の身を守ったりするための大切なもの。爪とぎをすることで、表面の古い爪のさやをはがし、するどい爪を出しています。また、カーペットの上など、爪がひっかかりやすい個所でも安全に動けるように、伸び過ぎた爪をケアする意味もあります。
猫の肉球には、強いニオイを放つ臭腺があります。爪とぎをすることで臭腺のニオイをつけ、自分の縄張りを主張しているのです。また跡に残った爪跡にも縄張りを主張する意味が。そのため、壁や柱など垂直なもので爪とぎをするときは、できるだけ背伸びをして高い位置にマーキングし「自分は大きいんだぞ。ケンカだって強いんだぞ」とアピールします。
かまってほしいときに、関心を引くために爪とぎをすることがあります。わざと飼い主さんの近くで爪とぎをしているのは、「かまって」「遊んで」というサインかもしれません。そんなときは、好きなおもちゃでたっぷり遊んであげましょう。
爪とぎは止めさせるのではなく、「してもいいよ」という場所でだけするように導いてあげるのが基本です。生後2ヵ月頃になり、爪とぎをし始めたら猫用の爪とぎを用意しましょう。
子ねこの前足を優しく持って、爪とぎの表面をひっかくように動かしてあげると、そのうち自分でできるようになります。上手にとげたら、たくさん褒めてあげましょう。もし、他の場所でとぎそうになったら、そっと抱きかかえて爪とぎに連れていきます。最初のうちは、マタタビやキャットニップで誘導しても〇。
くれぐれも大声を出す、叩くなどして、叱らないようにしましょう。繰り返すうちに、子ねこは自然に爪とぎで爪をとぐことを覚えます。爪とぎには、ダンボール、カーペット、畳、麻など、様々な素材のものがあります。また、立ってとぐタイプや、地面でとぐタイプなど、種類もさまざま。お気に入りの爪とぎができれば、他でといでしまうことを防げますよ。また消耗品なので定期的に新しいものに交換することもお忘れなく。
爪とぎの場所を習得しても、子ねこはまだまだやんちゃ盛り。爪の伸びも成猫に比べて早いため、つい手近な場所でといでしまうことも。壁や家具がボロボロになる前に、爪とぎ対策グッズを用意しましょう。
といでほしくない壁に貼って使用します。猫は、高い所に体を伸ばして爪とぎするのが大好きなので、猫の体長ぐらいの高さまで貼るようにしましょう。保護シートは大きく2種類に分かれ、「とがせないタイプ」「あえてとがせるタイプ」があります。とがせないタイプは、つるつるの透明シートがほとんど。爪とぎには不向きな素材のため、猫が「ここでしたい」と思わなくなります。とがせないタイプは、ダンボールや木など、猫が爪とぎ場所に好む素材で作られています。といでも壁は傷つかないので安心ですよ。
猫が苦手な柑橘系などの匂いで、といでほしくない場所へ振りかけておきます。あまり頻繁に使うと猫が慣れてしまうことも。逆にストレスに感じる猫もいるので、多用は避けましょう。
してほしくない場所での爪とぎを、どうしてもやめてくれない場合は、爪にキャップをするのも1つの方法です。爪とぎ行動はしますが、キャップをしているため、壁や家具がボロボロになるのは防げます。物を身に着けることを嫌がる猫は多いので、最終手段と考えましょう。また、ネイルキャップは1ヵ月くらいで取れてしまうので、再装着する必要があります。
子ねこにとって、爪とぎは本能からくる習慣。リラックスして過ごしてもらうためにも、といでも良い場所では思い切りとがせてあげたいもの。爪とぎや対策グッズを活用して、猫も飼い主さんも笑顔で暮らせる環境づくりをしていきたいですね。
提供元:マース ジャパン リミテッド
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