2021年01月29日

暖房器具 オイルヒーター

by 株式会社山善

公開:2021.01.29 16:10 更新:2021.10.04 16:23

1.基本説明

オイルヒーターとは

オイルヒーターは板を張り合わせたような形状の表面積を大きくした容器(ラジエター)に封入したオイルを電熱ヒーターで暖めて循環し、表面から放熱することで、空気を暖めて自然に対流させることで部屋を暖める暖房器具で、家屋の気密性と断熱性の高いヨーロッパを中心に普及しています。日本では電気料金の高さや機器本体が比較的高額でしたが、近年では低価格機種も増え、空気を汚さないことや安全性の高さが、高気密・高断熱性住宅の普及に伴って利用が広がってきています。

2.各部の名称

3.機能・特徴

空気を温めるために機器全体をあたためて放熱するため、電気暖房器具の中でも極端な高温部がなく、安全性が高い暖房器具となりま。そのため子供やお年寄りの居るご家庭で選ばれる傾向があります。

石油暖房やガス暖房のように燃焼ガスが発生しないため、お部屋の空気を汚さない暖房器具となります。

また、エアコンなどのように風を起こさないのでホコリが舞いません。こうした特性から、埃や花粉などにアレルギーがある人にもやさしい機器です。モーターやファンがないため運転音がほとんど無く、とても静かです。内部の油は密閉されており、交換の必要はありません。重量が重い製品ですが、キャスターが付いた製品が多く、容易に移動できます。

4.選び方

【ポイント】

①適応床面積・・・お部屋の広さにあう機種、または実際の面積よりも少し広いものがオススメ。

②フィン(放熱板)の枚数・・・基本的には枚数が多いものほど暖まりやすい。余熱を利用するなら枚数が多いものを選択。

③温度調整・センサー(サーモ)機能・・・オイルヒーターは暖まりにくい機種特性ゆえ、つけっぱなしになりやすい。温度コントロールなどの機能が搭載していると電気代の節約にもつながります。

④安全機能・・・パネル・フィンは高温になるため、最近では少し触れた程度では火傷しないモデルも販売されています。

5.使い方

準備

・安定の良い水平な場所に設置してください。

・周囲の壁や燃え易いものから図のように離してお使いください。

・衣類などを本体にかぶせて使用しないでください。

連続運転

①電源プラグをコンセントに差し込む。

②運転切替スイッチを回す。

③温度調節ツマミを回す。

④暖房が強すぎるようであれば、温度調節ツマミを左に回す。

⑤さらに弱い暖房をお好みのときは、運転切換スイッチを「中」または「弱」にする。

⑥使い終わったら、運転切換スイッチを「切」にしてから電源プラグをコンセントから抜く。

 ※一般的な説明のため一部内容が異なる場合がございます

入タイマー運転

①運転切換スイッチと温度調節ツマミをお好みの位置に設定して運転状態にする

②入タイマーボタンを押して時間設定する

③設定した時間に運転が始まります

入タイマーと切タイマーを組み合わせて、さらに便利な使い方ができます

※ 一般的な説明のため一部内容が異なる場合がございます

切タイマー運転

①運転切換スイッチと温度調節ツマミをお好みの位置に設定して運転状態にする。

②切タイマーボタンを押して時間設定する。

③設定した時間に運転が止まります。

入タイマーと切タイマーを組み合わせて、さらに便利な使い方ができます。

※ 一般的な説明のため一部内容が異なる場合がございます。

6.使用上の注意

7.知っておいていただきたいこと

・暖房効率を上げるため、できるだけお部屋の気密性を高めてください。

・運転してすぐにはお部屋は暖まりません。早く暖めたいときは、他の暖房器具を併用してください。

・本体が異常に過熱すると安全装置が働いて運転を停止します。

タオルなどで本体の全面を覆ったり、狭いすき間などに本体を設置しても安全装置が働くことがありますので、ご注意ください。

・本体が転倒すると内蔵されている転倒オフスイッチが働いて、通電を停止します。倒して使用することはできません。

また、本体を揺らしたりしても瞬間的に通電が止まることがあります。

・キャスターは、必ず取り付けて使用してください。異常過熱の原因になったり、転倒しやすくなり危険です。

・キャスターによって楽に移動できますが、頻繁に移動をくりかえしたり、急激な移動をしたり、本体を押さえたりするとキャスターに負荷がかかり、車輪が割れたり取付金具が変形することがありますので、ご注意ください。

8.お手入れ

1 電源プラグをコンセントから抜く。

【警告】お手入れの際は、必ず電源プラグをコンセントから抜いてください。また、濡れた手で電源プラグを抜き差ししないでください。感電の原因になり危険です。

2 本体のお手入れをする。

【注意】使用中、使用直後はお手入れをしないでください。

・高温部に触れ、やけどの原因になります。

・乾いたやわらかい布で軽くふいてください。

汚れがひどい場合は、ぬるま湯でうすめた台所用中性洗剤を布に含ませ、固くしぼってふいてください。

・通気孔にホコリなどがたまった場合は、掃除機で吸い取ってください。

【注意】シンナー・ベンジンなどの揮発性の溶剤は使用しないでください。

・本体を傷める原因になります。

3 収納する

・電源コードはコードホルダーに巻きつけて収納します。

・本体をポリ袋などに入れ、直射日光をさけ、湿気が少ない場所に保管してください。※中に入っているオイルは交換の必要はありません。

【注意】電源コードをきつく束ねたり、無理に曲げたり、ねじったりしないでください。

・コードが破損し、火災や故障の原因になります。

商品紹介

オイルヒーター DO-L124 ホワイト

商品サイズ:W53.3×D24.2×H61.6cm

消費電力:1200W

出力3段階切替(500・700・1200W)

温度調整機能

オイルヒーター DO-TL125 ホワイト

商品サイズ:W53.3×D24.2×H61.6cm

消費電力:1200W

出力3段階切替(500・700・1200W)

温度調節機能、チャイルドロック

24時間入切タイマー、オートOFF(5時間)※入タイマー使用時のみ

mill マイコンオイルヒーター YAB-H1000TIM ホワイト

商品サイズ:W26.5×D28×H66cm

消費電力:1000W

出力3段階切替(400・600・1000W)

おやすみタイマー、24時間入切タイマー

5~35℃デジタル自動設定、転倒時自動オフ 、オーバーヒート制御機能

提供元:株式会社山善

https://www.yamazen.co.jp/

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