2021年01月13日
by ネスレ日本株式会社 |
公開:2021.01.13 00:00 更新:2021.10.04 16:23
レオンベルガーのサイズ、性格、必要とされる運動量などの特徴、起源など、詳細データを解説いたします。
※FCI(国際畜犬連盟)やJKC(ジャパンケネルクラブ)のデータをベースとし、有限会社グラスウインドが監修しております。
※数値は目安です。あらかじめご了承ください。
ライオンに似ている犬をと考え、作出されただけあって、その堂々たる風格は、周囲を圧倒する存在感があります。作出されたドイツの町、レオンベルグにちなんで犬種名となっています。一躍人気犬種となり、オーストリアやフランス、イギリス、イタリアなどの王室で飼われていました。
■旅行・移動に対応する適応力:中程度
■留守に対する適応力:高め
■子どもに対する適応力:高め
穏やかで愛情深いです。威厳さえ感じられます。忍耐強く、優しく子どもの遊び相手にもなります。飼い主家族には攻撃的な面はまったくなく、無駄吠えもほとんどありません。状況判断も的確で、家族の財産を守るために、異常事態に対しては勇敢に立ち振る舞います。体格、気質ともに頼もしいパートナーとなるでしょう。忠実なため、飼い主のトレーニングに一生懸命応えようとするので、飼い主もいい加減なことはできないでしょう。
超大型犬なので、多大な運動量が必要です。しかし、激しく運動するという犬種ではないので、長時間の散歩で問題ありません。最低でも60分以上の、軽い駆け足などを含めた散歩を、毎日2回くらい行いましょう。
■原産国:ドイツ
■犬種分類:使役犬
■色・模様:ライオン・イエロー、レッド、赤褐色、サンド(フォーン、クリーム)、およびこれらの色の組み合わせ
■毛質・毛の長さ:セミロング(中毛)
■抜け毛:多め
■サイズ:大型~超大型
■目安となる体高・体重
体高:雄(オス)72~80cm(76cmが理想)・雌(メス)65~75cm(70cmが理想)、体重:34~50kg
■一日に必要な散歩量:多め
■活発度:中程度
巨大犬種に好発する、遺伝などの要因で、正常な股関節が形成されていない股関節形成不全を含めた関節疾患のほか、さまざまな眼疾患がみられますので、歩行や目の様子をチェックするように心がけておきましょう。
1846年、ドイツ人のブリーダー、ハインリッヒ・エシッグ氏によって誕生しました。ハインリッヒ氏は、ライオンに似ている犬を作出しようと考え、ニューファンドランドやランドシーア、セント・バーナード、ピレニアン・マウンテン・ドッグの交配により確立しました。名前はハインリッヒ氏が住んでいた町のレオンベルグにちなんだものです。2回の世界大戦による食料不足から、レオンベルガーはその頭数を減らし、絶滅寸前にまでなりました。1945年、数人のドイツ人が、わずかに生き残ったレオンベルガーを繁殖し、今日の人気となりました。
頭部は全体的に深く、細長くなっています。スカルの頂はわずかにカーブを描いていて、ストップはほどよくはっきりしています。鼻の色は黒色で、マズルはやや長いのですが、先はとがっていません。歯の咬み合わせは上の切歯の内側に下の切歯の外側がわずかに接するシザーズ・バイトですが、上下の切歯の端と端がきっちりと咬み合うレベル・バイトも許容されます。
目は中くらいの大きさのオーバル(卵型)で、色はライト・ブラウンからダーク・ブラウンまでです。耳の付け根は位置が高く、中くらいの大きさで、頭部に接して垂れ下がって厚みがあります。胴体は背はまっすぐで、幅広く、腰も幅広で、筋肉が発達しています。尾は飾り毛が豊かで、まっすぐ垂れていて、運動時にもわずかにカーブするだけです。四肢は非常に頑丈です。
提供元:ネスレ日本株式会社
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