2021年01月07日

〈ドッグデータベース〉ダックスフンド・ワイヤーヘアー

by ネスレ日本株式会社

公開:2021.01.07 00:00 更新:2021.10.04 16:23

ダックスフンド・ワイヤーヘアーのサイズ、性格、必要とされる運動量などの特徴、起源など、詳細データを解説いたします。

※FCI(国際畜犬連盟)やJKC(ジャパンケネルクラブ)のデータをベースとし、有限会社グラスウインドが監修しております。
※数値は目安です。あらかじめご了承ください。

ダックスフンド・ワイヤーヘアー

3タイプあるダックスフンドのルーツになった犬種です。獲物の巣穴にもぐりこむ猟犬のため、ヨーロッパでは、胸囲のサイズによってスタンダード、ミニチュア、カニヘンに分類されます。胸囲のサイズは、それぞれの獲物の巣穴の大きさに合わせています。そのため、見た目では、それほど体高の差は感じられません。アメリカ系のスタンダード・ダックスフンドでは、体高もかなり大きく、はっきりとその大きさの違いが分かります。ミニチュアやカニンヘン同様に毛質にロングコートとスムースコート、ワイヤーコートの3タイプあります。

飼う際の注意点

■旅行・移動に対応する適応力:高め

■留守に対する適応力:中程度

■子どもに対する適応力:少なめ

性格は?

毛質によって一般的な性格に違いがあります。ロングは温厚で、ダックスフンドを代表するような性格をしています。スムースは活発でやや気が強く、ワイヤーは気が強く頑固です。どのタイプも飼い主家族には愛情深く接し、さまざまな芸も覚える学習能力もあります。洞察力にも優れ、飼い主や家族の行動パターンを覚えます。

必要とされる運動量

胴長の身体は、背骨に負担がかかりやすくなります。健康を維持するためにも、背骨周辺の筋肉をつけておく必要があります。また、肥満体も背骨に負担がかかります。身体もやや大きく、活発なので、毎日30分~1時間程度の散歩に出かけて筋肉と肥満解消のためにも運動しましょう。散歩はストレス発散のためにも必要なことです。

■原産国:ドイツ

■犬種分類:ダックスフンド

■色・模様:レッド、クリーム、ブラック・アンド・タン、チョコ・アンド・タンなどさまざま

■毛質・毛の長さ:ワイヤーコート(粗毛)

■抜け毛:中程度

■サイズ:中型

■目安となる体高・体重

体高:21~27cm、体重:9~12kg

■一日に必要な散歩量:中程度~多め

■活発度:中程度~高め

起きやすい病気/ケガ

胴長の身体は、背骨への負担が大きく、肥満による体重増加や、筋力不足によって、より大きな負担がかかります。また、段差などの落下などによって椎間板ヘルニアを発症する場合があります。椎間板ヘルニアは、下半身麻痺を起こす場合もあるので、十分注意が必要です。ほかにも腹部にでべそのようになる鼠径ヘルニア、甲状腺からのホルモン分泌低下により元気がなくなり、脱毛などを発症する甲状腺機能低下症などが見られます。

歴史

ダックスフンドは中世の頃から知られており、アナグマ狩りで使うために作り出されたのがスタンダード・ダックスフンドです。ミニチュアやカニヘンの基礎になりました。ドイツをはじめ、ヨーロッパでは、テッケルの名前でよばれます。

ドッグショーでの評価基準

性格は友好的で落ち着きがあり、神経質であったり、攻撃的であってはいけません。頭部は細長く、鼻先に向かって細くなりますが、とがってはいません。眉のリッジははっきりしています。マズルは長く幅広くなり、歯の咬み合わせは、上の切歯の内側に下の切歯の外側がわずかに接するシザーズ・バイトが好ましいものです。

目はオーバル(卵型)で、色は濃い赤みがかったブランから黒みがかったブラウンまで。耳は付け根の位置が高く、十分な長さがあり、先は丸みを帯びて、耳の前の縁が頬に接して垂れています。首は十分長く、筋肉質でわずかにアーチを描く首筋が好ましいとされます。

胴体は十分筋肉が発達していて、キ甲の後方の胸椎から後部にかけてまっすぐか、やや傾斜しています。胸郭は前から見るとオーバルで、腹はわずかに巻き上がっています。尾は付け根の位置が高すぎず、背線の延長線上に維持されます。前足は筋骨たくましく、頑丈なパッドと短く丈夫な爪があり、隆起しています。後肢は2本が平行になり、踵が密接し、十分隆起しています。身体と地面との間には、自由に動ける余裕があることが必要です。

提供元:ネスレ日本株式会社

https://nestle.jp/brand/purina/

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