2021年11月07日
by DCM 編集部 |
公開:2021.11.07 01:00 更新:2021.11.29 08:36
防災グッズを準備しておくことは、災害大国の日本に暮らす私たちにとって重要なことです。
しかし、防災グッズの具体的な選び方について、詳しく知らない方も多いのではないでしょうか。
「防災グッズを準備しよう」と思っても、具体的な防災グッズの選び方や考え方について知らなければ、準備のしようがありませんよね。
今回は、防災グッズを選ぶ際のポイントや考え方・実際に役立ったグッズ5選を紹介します。実際の災害を想定した防災対策をして、自分の大切な家族や友人を守れるといいですね。
日本は「世界でも有数の災害大国」と言われています。日本で観測されている自然災害は以下のとおりです。
・地震
・噴火
・台風
・土砂崩れ
・河川の氾濫
以上に挙げた自然災害は一例です。いつ何時これらの自然災害が起こるか分かりません。
また、地球温暖化の進行によって「台風や大雨のような自然災害は年々激化していくだろう」と考えられています。
日本に暮らす私たちは、もしもの場合に備えた防災グッズを準備しておく必要があるのです。
ここでは、防災グッズを選ぶ際の3つのポイントを紹介します。具体的には、以下のとおりです。
①シチュエーションに応じた防災グッズ選びをする
②必要最低限の防災グッズは何かを考える
③使用するシーンを想定したバッグの形状を考える
防災グッズは多すぎても駄目ですし、少なすぎても役に立ちません。本当に必要な防災グッズを見極めて、荷物を最小化しましょう。
「防災グッズ」と言っても、シチュエーションごとに選ぶべき防災グッズは異なります。たとえば、災害に遭った場合には以下のようなシチュエーションが想定されるでしょう。
・避難所生活を余儀なくされた場合
・電気・水・ガスが止まった場合
・一時的にどこかへ避難する場合
避難所生活を余儀なくされた場合は、非常食や衣類など、生活に必要な物資を多く持ち出す必要があります。
避難所生活をしていると、支援物資が配給される日がいつなのか分かりません。
また、ライフラインが止まってしまった場合に備えて、ガスコンロや携帯充電器・飲料水などは避難時に携行すべきです。必要最低限の生活ができるよう、備えていた物資は持ち出すべきでしょう。
その一方で、あくまでも数時間や半日、1日程度の避難や移動生活を強いられる場合は、身軽な装備で水や食料品を適量持っていく形になります。
このように、想定される災害のシチュエーションによって、防災グッズの中身も変わってくるのです。
防災グッズを選ぶ際には、「何が足りないか」を考えるのではなく、「何がなければ困るか」を基準に考えましょう。
防災グッズは、あくまで非常事態を想定した備えです。荷物が大きくなってしまうと移動の妨げになってしまうので、できるだけ厳選した防災グッズのみにするのがベストだといえます。
たとえば、想定される必要最低限の防災グッズは以下のとおりです。
・飲料水
・保存食
・ラジオ
・懐中電灯
・衣類
・医薬品
・洗面器具
これらの必要最低限の荷物を基本とします。その都度、必要な備えを増やしていきましょう。
防災グッズを準備したら、荷物を入れておくバッグについて考えます。しかし、バッグであれば何でもいいという訳ではありません。
前述したように、災害にはいくつかのシチュエーションが想定されます。それらのシチュエーションによって、必要となる防災グッズは変化するのです。
そのため、災害時のシチュエーションごとにバッグの種類を変える必要があります。具体的には、以下のようなバッグが使用されるケースが多いです。
・リュック型
・キャリーケース型
・ショルダーバッグ型
これらのバッグを災害のシチュエーションごとに使い分けることで、避難する際により身軽に動けることでしょう。
【リュック型】
リュック型のバッグは、両手が塞がらないことが最大のメリットです。障害物のある道を進んだり、物をよけることも容易になります。
また、リュックによっては、肩や腰に固定ベルト付きのものもあります。これなら、防災グッズが重くなっても、しっかりと自分の身体に固定できて楽です。
このように、リュック型のバッグは避難時の移動にピッタリのバッグといえます。
【キャリーケース型】
キャリーケース型のバッグは、容量が大きいことが魅力です。そのため、避難所や仮設住宅などに長く滞在する場合に便利だといえます。
しかし、道の状況が悪かったり、キャスターが壊れてしまったりすると、非常に持ち運びづらくなってしまうのが欠点です。
余裕を持って避難できる状況の場合に限り、最適なバッグだといえます。
【ショルダーバッグ型】
ショルダーバッグ型のバッグは、貴重品や小物を入れるのに最適なバッグだといえます。
ただし、ショルダーバッグ自体の容量は少ないので、リュックやキャリーケースに追加して携行する場合に便利でしょう。
「お金」「ペンライト」「スマホ」など、頻繁に使う物をショルダーバッグに入れておくと、必要なときにもたつくことがなく、出し入れがスムーズで便利でしょう。
また、ショルダーバッグは自分で身に付けることができるので、物を管理しやすく盗難のリスクを減らせます。
避難に必要なものを全てまとめると、量が多くなってしまうため、いざ災害が起きた時に持ち出すのが難しくなります。
そのため「避難場所までに最低限必要なもの」と「避難場所で数日間暮らすために必要なもの」の2つのカテゴリーに分けておくとよいでしょう。
防災グッズを選ぶ際には、「一次防災」と「二次防災」を考えたうえで、それぞれの段階ごとに防災グッズを準備しておくことが必要になります。
「一次防災グッズ」とは、災害の一次被害に向けた防災グッズになります。具体的には、「避難場所までに最低限必要なもの」を想定した防災グッズです。
・保温シート
・衣類(数枚)
・非常食(何食分か)
・水1リットル
その他、貴重品やライト、ラジオなどがあるとベストでしょう。また、一次防災グッズは、災害時にすぐ持ち運べるように、5キロ以内に収まるようにしておくといいです。
「二次防災グッズ」とは、二次被害に向けた防災グッズを指します。「避難場所で数日間暮らす」という想定で持っていく防災グッズです。
・シュラフなどの携帯型寝具
・洗面用具
・食料や水(数日分)
・タオル・ティッシュ
・使い捨ての食器
これらの防災グッズがあると、数日間の避難生活も乗り越えられます。特に、洗面器具と寝具は、避難生活の快適さに大きく関わってくるでしょう。
ここまで、防災グッズを選ぶ際のポイントや、考え方を解説してきました。ここでは、実際に災害があった時に、役立った防災グッズを5つ紹介します。
①非常食品
②消臭袋
③ラジオ
④食品用ラップ
⑤モバイルバッテリー
日用品としても使える物ばかりなので、無駄遣いにならないのも魅力です。
大きな災害が起こった際に、支援物資が届くまでに時間がかかったり、救助が来るまでに時間がかかったりする場合もあるため、非常食品は十分に備えておきましょう。
水は1日3リットルを人数分、食料は缶詰や飴にお菓子など、そのまま手軽に食べられるものを備蓄しておくといいです。
災害時に、乳児がいる方や女性の場合、オムツや生理用ナプキンなどをすぐに捨てられない時もあるでしょう。その際に、役立つのが消臭袋です。
においをほとんど消してくれるので、リュックの中に入れても気にせず持ち運べるでしょう。
また、生ごみの処理としても利用できます。日持ちもするので、多く購入しても損はありません。
災害時には、スピーディーに正確な情報を知りたいですよね。そこで役立つのが、ラジオです。
充電式や電池式などがありますが、手回し式であれば電池が切れる心配がないので、安心して使えるでしょう。
また、携帯電話が使えなくなった時でも、保険としてラジオを持っていれば安心です。
意外と思われるかもしれませんが、食品用ラップも防災グッズとして役立ちます。
食品用ラップを活用すれば断水で食器が洗えない際でも、食器が汚れるのを防ぐことができます。
また、ラップをとれば清潔な食器になるので、水を使わずに何回でも食器を使うことが可能です。
携帯電話のモバイルバッテリーも、災害時に持っておくと非常に便利です。
家族の安否を確認したり、災害の情報をいち早く知ったりできる携帯電話の充電が切れないようにするために、常備しておきましょう。
遠出をする場合にも活用できるので、購入しておいて損はないです。
防災グッズは事前に準備しておくことがおすすめです。ただし、何となく防災グッズを準備していては意味がありません。
防災グッズを選ぶ際には、以下の3点に注意しましょう。
・災害のシチュエーションを想定した準備
・必要最低限の荷物に厳選しておく
・防災グッズ用のバッグを用途別に考える
また、防災グッズの選定には「一次防災」と「二次防災」の考え方が非常に重要になってきます。
災害を想定した、それぞれのシチュエーションに合わせた防災グッズを選ぶことが、災害時に役立つ防災対策になるのです。
この記事を参考にして、あなたの考える災害シミュレーションに沿った、適切な防災グッズ選びをしていきましょう。
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