2021年12月13日
by DCM 編集部 |
公開:2021.12.13 11:00 更新:2022.01.05 15:42
「防災用の水はどのくらい必要?」「選び方や保管方法が知りたい」という方もいるでしょう。
人間は生きていくのに多くの水を必要とします。普段から備蓄しておかないと、災害が発生した際に、非常に困ります。場合によっては、命を落とすことも考えられるのです。
そこで本記事では、防災用の水はどのくらい必要なのか、選び方・保管方法を解説。また、防災用の水における注意点も解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
一日に必要な防災用の水は、一人ひとりの体重によって異なるため、家族構成によっては備蓄しておく量が変わってきます。
もちろん、その人その人によっては「少し多めに用意……」などもありますので、あくまでも参考として把握しておいてください。
成人の方で、体重1kgあたり50mlの水分量が必要だとされています。例えば、体重が60kgの人の場合、約3Lの水が必要です。
そのため、防災用の水は、1人あたり3Lを目安に備蓄しておくとよいでしょう。
小学生の場合、体重1kgあたり80mlが目安とされているため、体重が30kgだと約2.4Lの水が必要になります。
乳幼児の場合は体重1kgあたり150ml、幼児の場合は体重1kgあたり100mlが目安です。
お年寄りの方は、体重1kgあたり40mlが目安ですが、持病の薬などを服用することも考えて、成人の方と同じくらいの水を備蓄しておくようにしましょう。
この章では、防災用の水の選び方として以下の3つを解説していきます。
①自分に合った飲みやすい水(軟水か硬水)を選ぶ
②賞味期限が長い水を選ぶ
③ミネラル含有量が高い水を選ぶ
上記のポイントをしっかりと抑えておくことで、災害時に役立つ防災用の水を選ぶことができます。ぜひ参考にしてみてください。
水には、硬水(カルシウムとマグネシウムの量が多い水)と、軟水(カルシウムとマグネシウム量が少ない水)の2種類があります。
硬水と軟水で、人によっては、飲みやすさに違いが出る場合もあるため、普段から自分が飲んでいる水を備蓄しておくようにしましょう。
「普段から水を飲んでいないから、どちらがいいのか分からない!」という方は、軟水を選んでおくとよいです。
いつ起きるか分からない災害に備えて備蓄しておく防災用の水は、なるべく賞味期限が長い水を選ぶようにしましょう。長いも のだと、5年〜15年保存できるものもあります。
ただし、賞味期限が長くなればなるほど、水の値段も上がってしまうので、家計と相談しながら選ぶようにしてください。
被災後の避難所生活では、ミネラル不足が想定されるため、なるべくミネラル含有量が高い防災用の水を選ぶようにしましょう。
水に含まれるミネラルは、ナトリウム・カリウム・カルシウム・マグネシウムの4種類です。
また、ミネラルの含有量は、製品によって差があるため、ラベルに記載されている栄養成分表示をしっかりと確認しておきましょう。
防災用の水の選び方を理解できたら、保管方法も併せて覚えておきましょう。以下の項目を参考にして、災害時に、すぐ新鮮な水を持ち出せるように保管しておいてください。
・冷暗所に保管する
・ウォーターサーバーを導入する
・分散させて保管する
水は、太陽の光が当たる場所や高温になる場所に保管しておくと、開封前の状態でも品質に影響が出る場合があります。
そのため、防災用の水は、クローゼットや床下収納庫などの冷暗所に保管しておくようにしましょう。
ウォーターサーバーを導入しておくと、毎月設定した量の水を届けてもらえるため、防災用の水にピッタリです。
また、普段からウォーターサーバーを使っておくことで、賞味期限切れを防げます。
ただし、ボタン式の場合、災害における停電で使えなくなってしまうので、防災対策としてはつまみをひねって水を出すタイプがおすすめです。
防災用の水を一箇所にまとめて保管しておくと、災害時に重いものが水の上に落ちてきた場合、破損して飲めなくなってしまう可能性があります。
そのため、防災用の水は、クローゼットや床下収納庫・レンタルスペースなどを利用して、分散させて保管するようにしましょう。
最後に、防災用の水における注意点を解説していきます。
・賞味期限を定期的に確認する
・ペット用の水を用意する
・節水を心がける
一般的に販売されている水の賞味期限は、数ヶ月〜1年ほどで設定されています。
そのため、一般的に販売されている水を防災用として備蓄する場合には、1ヶ月に1回など頻度を決めて賞味期限をチェックして、期限切れを防ぐようにしてください。
ペットには、人間の飲料水が体に合わない場合があります。そのため、自分たちの水を用意するのと併せて、ペット用の水も備蓄しておきましょう。
防災用の水を備蓄しておくことは、とても大切なことですが、災害時にはいつライフラインが復旧するか分かりません。
備蓄していたからといって何も考えずに水を飲んでしまうと、すぐになくなってしまいます。
そのため、災害時には、節水を心がけて大切に水を飲むようにしてください。
防災用の水は、家族構成によって備えるべき数量が異なるため、あらかじめ人数分の数量を把握しておきましょう。
本記事で紹介した、防災用の水の選び方や保管方法・注意点を参考にして、普段から水を備蓄して、いつ起きるか分からない災害に備えるようにしてくださいね。
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