2021年01月15日
by マース ジャパン リミテッド |
公開:2021.01.15 21:00 更新:2021.10.04 16:23
〈ブリーダーアドバイス〉
飼い主が主導権をとって
愛犬の食欲がないという場合、それが病気か偏食かは少し様子を見ましょう。偏食なら、ひたすら愛犬とガマン比べです。飼い主さんが翻弄されてしまうと犬の好き嫌いが多くなるばかりで、よいこととは言えません。
チワワは骨が細く、膝や肩関節のトラブルや骨折などを起こしやすい犬種です。膝蓋骨脱臼などは慢性化することもありますから、日頃から骨や骨格の健康に配慮しておきましょう。行動では高いところに上がらせない、飛び降りさせないように心がけること。食事ではカルシウムやリンなどに配慮したものを選ぶとよいでしょう。
食事は毎日決まった時間、決まった場所で、必要な量だけを与えましょう。
■食事の量
ドッグフード記載の給与量を目安に、愛犬の運動量などを考慮して量を加減しましょう。原則は腹八分目。与えた量を犬が一気にたいらげ、もう少し食べたそうな様子を見せるくらいが適量です。
■ポイント
一定の時間が過ぎたら、たとえ食べ残しがあっても器は片付けましょう。
■適量の見分け方
翌日の便で確認します。取り上げたときに下に少し跡が残るくらいの軟らかさが目安。便が軟らかすぎるなら与えすぎ、ポロポロと固まるなら量不足と考えられます。
■タイミング
成犬ならば1日2~3回、朝晩が目安です。
意外かもしれませんが、チワワは肥満にもなりやすい犬種。成犬の摂取カロリーには気をつけたいものです。また、食欲旺盛の割に食べすぎによる嘔吐や下痢を起こしやすいのも事実。消化活動を高めるためには食物繊維の含まれた食事や消化吸収のよい食事を与えるように心がけて。また、フードによっては体質と合わずアレルギーなどを起こす場合も。いくつか試してみて体質に合うものを見つけたら頻繁には替えないこと。突然変更すると消化器に負担をかけることになります。ところで、食欲が落ちたと心配する人がいますが、神経質になりすぎないように。愛犬をいちばんよく知っているのは飼い主です。犬に翻弄されず、様子を見ながら落ち着いて対応しましょう。
■たまねぎ・ねぎ・ニンニクなど
下痢や嘔吐の原因に。さらに、貧血、黄疸のもとに。
■タコ、イカ、きのこ類、ナッツ類
消化不良を起こしがち。
■チョコレート
けいれんや嘔吐の原因に。
しつけや訓練のご褒美におやつとして与えるなら効果的ですが、習慣化しないように注意して。1日のカロリー摂取量を考慮しながら与えるようにしましょう。
春
食欲旺盛になる季節。与えすぎは消化不良のもと。カロリーは控えめにして十分な運動を。
梅雨
食べ物が傷みやすいので、食中毒に注意。食べ残しはすぐに片づけましょう。
夏
食欲が落ちる傾向。朝夕のすごしやすい時間に食事を与えることが食欲減退の防止につながります。
秋
夏に消耗した体力を取り戻し、冬に備えて抵抗力をつけるとき。
カロリーを多めにとれるように、夏よりも多めに食事を与えるように心がけましょう。
ただし食欲が出てきたからといっても与えすぎには注意が必要です。
冬
体温を保持するため、食事の量を増やしてカロリーを十分にとれるようにしましょう。
提供元:マース ジャパン リミテッド
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