2021年11月15日
by DCM 編集部 |
公開:2021.11.15 16:00 更新:2021.12.20 07:55
キャンプに行く際、テントや調理器具といったさまざまな道具を用意すると思いますが、見落としがちなのが「水の確保」です。
必要な量の水をしっかりと準備しておけば、快適なキャンプを過ごせます。
水道の整ったキャンプ場も増えていますが、なぜ自分で準備する必要があるのか、どれくらい準備すればよいのかといった、キャンプでは大切な水の確保についてお伝えします。
「水道があるから水は用意しなくても大丈夫だろう」
「いざという時は自販機もあるだろう」
と思っているかたも多いのですが、この考えは注意が必要です。
キャンパーの増加でキャンプ場の設備も整ってきていますが、必ずしも水道や自動販売機がキャンプ場に備えられているとは限りません。
また、水道が完備されていたとしても、炊事場から離れていたり、人が多くて自由に使えなかったりといったこともあります。
とくに料理をする場合は多くの水を使うため、あらかじめ十分な量の水を適切に用意しておくのがキャンプ成功の鍵です。
今では水道が完備されているキャンプ場が多くありますが、いつでも自由に使えるとは限りません。
たとえばテント設営場所から離れている場合、わざわざ必要な量の水を汲みに行くとなれば、手間がかかりますし、汲み置きするための容器が必要です。
また人気のキャンプ場や、週末など人が混みやすい時期にキャンプに行けば、思うように水道が使えません。
せっかくキャンプにきたのに、水道が使えるまで「何もできない」という状況は辛いでしょう。
水を用意しておけば、水道が遠くキャンプ場が混雑していても、不自由なくキャンプを楽しめます。
意外にも、キャンプで水を使う場面は多くあります。キャンプでは主に「手洗い用」「食器洗い用」「飲料用」「火消し用」といった用途で水が必要です。
1泊2日のキャンプでは「1人あたり2リットル程度の水が必要」と言われています。とくにカレーやスープなどの水を多く使う料理をする場合、さらに水は多めに必要です。
また「キャンプ場の水道水は飲みたくない」と衛生面を気にする方もいます。
キャンプ場によって衛生管理はさまざまで、必ずしも「きれいな水」とは限りません。自分で水を用意しておく方が、より安全にキャンプを楽しめます。
キャンプに水を持ち込む方法としてウォータータンクは欠かせません。
必要な容量は人数や設営する規模によって異なるので、具体的にどんな場面で、誰が水を使うのかイメージしておくことが重要です。
また、用途によってはペットボトルや水筒の方がよいこともあります。水は人が生きていくために必要なものなので、しっかりと準備したいものです。
キャンプで使う水の運搬方法には、ウォータータンクや水筒、ペットボトルの大きく分けて3つがあります。
水筒やペットボトルも炊飯用や飲料用、お酒の水割りなど、個人で利用するのに適した運搬方法です。水筒だと保温や保冷ができるのも大きなメリットです。
ペットボトルは軽量なので、使い終わったら軽くなりますし、キャンプ場によってはその場で処分できます。そのため、帰りの荷物を減らせるメリットが魅力です。
しかし、水筒もペットボトルも、あまり多くの水は運べません。意外に多くの水を利用するキャンプでは、ウォータータンクを併用するのがおすすめです。
ウォータータンクを準備しておけば、自分のサイトで自由に水を使えます。仮に水道設備が遠くても、頻繁に水を汲みに行く必要がありません。とくに大人数でのキャンプでは必須アイテムです。
ウォータータンクは、だいたい8〜16リットルサイズのものが売られており、使用する人数や用途に合わせて選べます。
キャンプでは1人あたり2リットルの水を使うため、4人家族のキャンプであれば8リットルか10リットルのウォータータンクがあるとよいでしょう。
ボタンを押すだけで水が出るものも販売されているので、ペットボトルや水筒よりも使いやすい場合もあります。
最近のキャンプ場は設備が整っていて、水道が設置されているところも少なくありません。
しかし、水は可能な限り自宅から運ぶか、ペットボトルで売られているものを使用することをおすすめします。
実は、キャンプ場の水道水は、自宅で使用している上水道と同じ水質とは限らないからです。
また、近隣の川がきれいだからといって、安易に川の水を利用するのは絶対に避けましょう。ここでは、キャンプ場の水事情について注意点を紹介します。
キャンプ場の水道から出てくる水は、管理された上水道ではなく、地下水などの自然水を水源として、そのまま利用しているケースも少なくありません。
無加工の自然水には、水系感染症を引き起こす原因物質である、「大腸菌」や「一般細菌」が含まれている場合もあります。
また、浄化していたとしても安心はできません。「残留塩素」や「トリハロメタン」などの残留物質が基準値以上に残っている場合があるからです。
いずれにしても、特に飲用として使用する際は十分に注意して利用しましょう。
もし、キャンプ場の水道水を利用する予定の場合は、水道水の水源や管理について事前に問い合わせをしておくことをおすすめします。
川の水をそのまま使用するのは、絶対に避けましょう。一見きれいに見える川でも、目に見えない細菌や、動物のフンの成分など有害な物質が多く含まれている可能性があるのです。
また、キャンプ場近隣の川は他のキャンパーも利用するので、他の人が流した排水に有害な物質が含まれている可能性もあります。
悲しいことですが、すべての人がマナーやルールを守るとは限らないので、いくらきれいに見えても、川の水には何が含まれているか分かりません。
水道水の水源が分からない、水が足りないけれど川しかない。出どころの分からない水を利用せざるを得ない場合は、必ず浄水か煮沸をしましょう。
浄水する場合は、簡易的に木炭等でも浄水できますが、可能なら浄水器を準備しておいた方が確実です。川の水が飲めるようになるボトル型の浄水器なども販売されています。
信用できる浄水器がない場合は、煮沸が最も安全で確実な方法です。しっかりと沸騰させれば、ある程度安全性は担保できます。
ただし、煮沸した水は日持ちしないので、できるだけ早く使い切るようにしましょう。
日常生活では、水道から自在に水が使えます。しかし、キャンプ場では普段のようにはいきません。普段は深く考えないだけに、キャンプで水のありがたみに気づくことも多いでしょう。
水が必要な際には、スムーズに水が使える状態にしておくことが「キャンプ成功の鍵」と言っても過言ではありません。
キャンプで作る料理、参加人数などを考え、ウォータータンクに十分な量の水を確保しましょう。
また、ウォータータンクはキャンプの際だけではなく、災害時の水の確保にも使えます。台風や地震などの災害でライフラインが使えなくなった時、水の確保は最も重要なことの1つ。
キャンプで生活用水として使用する前提のウォータータンクなら、ただ水をためるだけの一般的なポリタンクよりも、圧倒的に利便性が高く、非常時のストレスを軽減します。車に積めるサイズにもよりますが、1つはしっかりとしたものを購入したいところですね。
新着記事
【新商品】 外出先でもワンプッシュ!アレルブロック触れるところウイルス菌ピンポイントクリア
by アース製薬株式会社
ダニはジメジメがお好き?
by 株式会社 UYEKI
遮光ネットは夏の強い日光と高温から植物を守り、最適な育成環境をつくります
by 株式会社イノベックス
DCMホールディングス
DCMホールディングス
DCMホールディングス
DCMホールディングス