2021年04月04日
by 株式会社タカギ |
公開:2021.04.04 01:00 更新:2021.10.04 16:23
「果樹を自宅で育てるのは難しい」というイメージを持っている方も多いのではないでしょうか?
しかし、ご自宅のお庭で果樹を育てて果物を収穫できたとしたら…とてもすてきですよね。
果樹の中には、初心者の方でも栽培しやすいものがたくさんあるのです。
そこで今回は、ご自宅のお庭で栽培できる、育てやすい果樹を3つご紹介します。
青い果実がかわいらしいブルーベリーは、低木であまり場所を取らず、病気にもかかりにくい初心者向けの果樹です。成長が早いため、約1~2年で収穫できます。
春には白や薄ピンクの釣鐘の愛らしい花が咲き、秋には葉が美しく紅葉し、表情豊かな楽しめる果樹です。
ブルーベリーは乾燥に弱いため、土が乾かないようこまめに水やりをしましょう。冬でも適度に土の表面が湿る程度の水やりが必要です。
また、ブルーベリーは酸性土を好むため、ピートモスなど酸度の強い用土を混ぜた土に植えましょう。
ブルーベリーには「ノーザンハイブッシュ系」「サザンハイブッシュ系」「ラビットアイ系」があります。
「ノーザンハイブッシュ系」は冬の低温に強く、大粒で風味の良い果実がなります。
「サザンハイブッシュ系」は暖地向きの品種で樹のまとまりがよく、コンパクト。中粒~大粒の果実がなります。
「ラビットアイ系」はノーザンハイブッシュの改良系統で、暖地でも育てやすいのが特徴です。果実は小粒~大粒までと品種によってもさまざま。比較的たくさん収穫できます。
柿は日本などの東アジアが原産で、日本の風土に適していて育てやすい果樹です。
果実をつけるようになるまでは時間がかかりますが、耐寒性、耐暑性ともに強く、丈夫な性質なのが特徴です。
地植えの場合も鉢植えの場合も、日当たりの良い場所に植えるようにしましょう。
また、柿を植え付けしてすぐは乾燥に弱いため、土の表面が乾いたらたっぷりと水やりをします。その後は、日照りが続いたときに水やりをするだけで十分です。
柿の種類は大きく分けて「渋柿」と「甘柿」の2つに分類されます。
「渋柿」は果実に含まれるタンニンが、水に溶ける型(水溶性)のため、舌に渋く感じます。寒冷地の場合は低温のため渋みが抜けないので渋柿が適しています。
また、「甘柿」に含まれるタンニンは、水に溶けない型(不溶性)が含まれているので、舌には渋く感じません。温暖地ではこの甘柿はもちろん、渋柿どちらも適しています。
レモンもご家庭で育てやすい果樹です。
レモンは外側が紫、表側が白のとても可憐な花が咲き、さわやかな香りも楽しめます。
レモンは温暖で日当たりと水はけのよい環境が適しています。土が乾かないようこまめに水やりを行い、冬でも適度に土の表面が湿る程度の水やりをしましょう。
また、レモンは寒さに弱いため気温が-2、3℃以下になる地域での栽培は適しません。
レモンにはさまざまな品種があり、代表的なものとしては「ユーレカ」「ジャンボレモン」「ビアフランカ」がよく知られています。
「ユーレカ」は寒さにあまり強くありませんが、トゲが少ないため安全に育てられます。
「ジャンボレモン」は1年中楽しむことができる品種ですが、普通のレモンに比べると果実が大きいので植木には適していません。酸味はやや柔らかく、表面がごつごつした品種です。
「ビアフランカ」は、香り・酸味のバランスが良いのが特徴です。落葉が少なく、樹にトゲがないので育てやすいでしょう。
提供元:株式会社タカギ
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