2021年11月07日
by DCM 編集部 |
公開:2021.11.07 14:00 更新:2021.12.27 16:09
「キャンプも楽しみたいけどスマホや携帯は必ず充電したい」
「キャンプ用の家電を持ってきたけれど充電が切れてしまった」
キャンプの際に、こういった経験がある人も多いのではないでしょうか。
そんなときに活躍してくれるのがポータブル電源です。
この記事では、キャンプ時のポータブル電源の必要性や役立つシーン、具体的な商品の選び方について詳しく解説します。
結論からいえば、キャンプにポータブル電源が「絶対に必要」というわけではありません。火起こしの道具やテントがあれば、一夜を過ごすことは可能です。
しかし、ポータブル電源があれば気温などの環境に対応しやすく、キャンプライフをより充実できることは確かでしょう。
ここからはポータブル電源が役立つシーンを4つ紹介していきます。
キャンプは季節を問わず楽しむことができる反面、気温の影響を受けやすく、夏は蒸し暑く冬は凍えるような寒さを感じることも少なくありません。
そこでポータブル電源を用意しておくと夏なら扇風機が使えますし、冬ならストーブや電気毛布といった暖房器具がテント内で使えます。
「テントのなかでも快適に過ごしたい」というかたは、ぜひポータブル電源の導入を検討してみてください。
以前と比べてキャンプ時に使える調理器具が増えており、なかでも電気ケトルやホットプレート、小型炊飯器などを使用して料理を作るかたが多いです。
しかし、このような調理器具にはどうしても電力が必要になるため、給電可能なアイテムも用意しなくてはなりません。
ポータブル電源があれば、使える調理器具が大きく増えるので、料理のレパートリーも広がりますよ。
キャンプを楽しみたいものの「スマホやパソコンも使いたい」というかたは少なくないでしょう。
YouTubeの撮影やインスタ映えするための写真撮影をおこなっていると、思いのほかバッテリーを消費するので、充電が切れてしまうことも少なくありません。
ポータブル電源があると、スマホやパソコンの充電ができるだけでなく、LEDランタンなども長く使えて、多くのシーンで活躍します。
キャンプ以外にも、ポータブル電源は災害時に活用できます。
災害時は、水道や電気にガスといったライフラインが途絶える危険性があります。しかし、ポータブル電源があれば、電力はとりあえず確保できるでしょう。
「価格の高いポータブル電源をキャンプのためだけに買うのはもったいない」と思っているかたは、災害時にも使えることをふまえて購入を検討してみましょう。
また災害時でも使えるポータブル電源は、バッテリーの容量が大きい物を購入しておくとよいです。
では、キャンプ用のポータブル電源はどのようなことに気をつけて購入するとよいのでしょうか。まずは次の5つの手順に沿って、具体的な商品を選んでいきましょう。
1. 使いたい消費電力(W)と電池容量(Wh)の把握
2. 出力ポートの種類と数
3. 安全性やサイズ
4. 予算
5. 比較検討
ここからは、それぞれのポイントで意識すべきことを解説していきます。
ポータブル電源はバッテリーに電気を蓄積しているため、永久的に使用できるというものではありません。
バッテリーの容量を考える際に意識すべきなのが消費電力(W)と電池容量(Wh)です。
たとえば、1200Whの容量があるポータブル電源を用意して、ホットカーペットを使用した場合は下記のようになります。
ポータブル電源の容量(1200Wh)÷ ホットカーペットの消費電力(600W) = 2時間
単純に計算をしただけでも、ホットカーペットを2時間使っただけで電池がなくなるため、ほかの機器の使用や充電には使えません。
さらに多くの場合、複数の機器を同時に使用しますが、上限出力を超えるとブレーカーが落ちたように使えなくなってしまいます。
下記は電化製品の一般的な消費電力の目安です。消費電力の計算を行う際に参考にしてみてください。
【家電・電化製品:一時間当たりの消費電力の目安】
・スマホ:5〜10W
・ノートパソコン:20〜50W
・LEDランタン:20〜100W
・小型炊飯器:100W
・扇風機・サーキュレーター:50〜300W
・ファンヒーター:500〜1200W
・ホットプレート:50〜1400W
ポータブル電源はメーカーや機種によって出力ポートの数や種類が異なり、コンセントタイプもあればDCポートタイプやUSBポートなどがあります。
出力ポートを把握せずに購入してしまうと、いざ使おうとした際に出力方法が違い変換器も持ち合わせておらず「まったく使えなかった」という結果になりかねません。
自分自身が使用する家電・電化製品の出力方法を把握しておくとともに、何を同時に使うのかを考えた上でポータブル電源を購入しましょう。
ポータブル電源のパッケージや説明書に出力可能電力が記載されていますので、必ず確認をしてください。
キャンプでポータブル電源を使用する場合は、防水性や防塵性、大きさに重さを確認するようにしましょう。
山や川で行うことが多いキャンプでは急に天候が変わることも多いため、突然の雨で防水性能が低いポータブル電源が壊れてしまったというケースも少なくありません。
さらに最悪のケースではポータブル電源が内部でショートし、放電によって怪我をするケースも考えられます。
塵や埃も同様で、内部に蓄積されると故障の原因につながり、使い物にならない状態になりやすいです。過酷な環境でも使えるようにしっかりと確認してください。
また荷物が多くなってしまいがちなキャンプでは、大きくて重いポータブル電源は負担になりがちです。
荷物量と自分の体力と相談しながら、持ち運びのしやすさや大きさもしっかりとチェックしましょう。
予算に余裕があるのであれば、自分自身で使うことが考えられる機能や、容量が備わったポータブル電源を購入しておくことをおすすめします。
しかし、ポータブル電源も機能や容量が多くなると、価格も高額になります。自分に合ったポータブル電源を購入するためにも、まずはキャンプ道具全体での予算を考えましょう。
予算が決まったら具体的に商品を調べて検討をしていきます。ただしポータブル電源は、キャンプ道具のなかでも高額なので予算が足りなくなることも懸念されます。
その場合は、予算をアップするか、要らない性能がないかをチェックするようにしましょう。使う機能だけが備わったポータブル電源にするだけでも価格は大きく下がります。
どのくらいのスペックが必要なのかは人によって異なりますが、ここでは1泊のキャンプに行った際の、最低限必要なスペックを把握しておきましょう。
基本的に1泊を考えている場合は、200Whあれば十分です。
もちろん、季節によって使用する電化製品が異なるため、200Whを基準にして自分のキャンプに合ったスペックを考えてみてください。
夏のキャンプで扇風機やサーキュレーターを使うと、消費電力が50Wだったとしても200Whの場合は4時間しか使えません。
夜を越すことを考えると夏のキャンプでは300~400Wh以上のポータブル電源を用意するのがおすすめです。
冬にキャンプを行う場合は夏のキャンプよりもさらに容量が必要になります。
というのも、ファンヒーターは500〜1200W、ホットカーペットは500〜800Wと暖房家電は消費電力が高いです。
消費電力が低いとされる電気毛布でも5〜55W消費されるので、寒い一夜を乗り越えるために10時間使用すると仮定しても、600~1,000Wh以上の容量を考えておくのがおすすめです。
ポータブル電源がなくてもキャンプをすることはできます。しかし、ポータブル電源があることによって、快適に楽しめる時間が一気に増えることも確かです。
ポータブル電源を選ぶ際には、
「消費電力・電池容量」
「出力ポート・数」
「安全性・サイズ」
「予算」
を考えた上で選ぶようにしましょう。
これからキャンプに挑戦しようと考えているかたは、ぜひポータブル電源にも注目してみてください。
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