2020年11月27日
by ダンドリビス株式会社 |
公開:2020.11.27 13:58 更新:2021.10.04 16:23
木材などを使ってDIY!いざ材料を購入しようとした時に、どんなビスを使えばいいのか迷ってしまうことはありませんか?
今回は種類や長さの選び方で困ってしまいがちな『ビス』を用途別にご紹介します!
・軟木に使う(スギ、ツガ)
→コーススレッド、スリム(細)ビス
◎おすすめ「木工ABC、RN細、RN中細etc...」
・硬木に使う(ブナ、ケヤキ、チーク)
→硬木用ビス
◎おすすめ「小太ABC、小太AK、中細DA」
▼POINT
軟木はどのビスでもお使いいただけるため、基本細いタイプで十分です! ただし、素材の厚みが厚い場合は太いビスを選んでください。
・SPF材・1×材、2×材~に使う
→コーススレッド、スリム(細)ビス
◎おすすめ「木工ABC、RN細、RN中細、etc...」
・ベニヤ板、普通合板に使う
→コーススレッド、スリム(細)ビス
◎おすすめ「RN細、RN中細」
・構造用合板に使う
→硬木用ビス、コンパネ用ビス
◎おすすめ「極太KK、コンパネCO、コンパネDC」
・コンパネに使う
→コンパネ用ビス
◎おすすめ「コンパネCO、コンパネDC」
・パーチクルボードに使う
→パーチクルボード用ビス
◎おすすめ「パーチクルビス」
▼POINT
素材の厚みによってビスを使い分けるのが◎
それぞれの素材に種類が複数ある場合があります。
・細かい細工
→ミニビス
◎おすすめ「極細ビス、FV」
・フローリング(フロアー材)
→ミニビス
◎おすすめ「FV」
・ウッドデッキ
→ウッドデッキ用ビス
◎おすすめ「NWDS、NWD、WD、WDMU」
・外張り断熱材を張る
→断熱パネルビス
◎おすすめ「DKP、KP、HP」
▼POINT
※ウッドデッキのような外への施工に使用するビスはステンレス素材の物や表面処理がラスパート等、錆びにくいものを選ぶのがコツです。
※断熱材を張る場合など、板と板の間に別の物を挟み込む場合は、間に挟まれる物の厚みを考慮してビスを選んでください!
「半ネジ」とは… ビスの側面の途中まで溝が切ってあるもの
「全ネジ」とは… ビスの側面すべてに溝が切ってあるもの
素材と素材の接合には「半ネジ」がおすすめ!半ネジの場合、取り付けられる素材に“ねじ”部分が食い込み引っ張るため、素材と素材が隙間なくぴったりと接合します。
逆に「全ネジ」を使用すると素材間に隙間ができてしまい、ぴったりと接合できません。そのかわり、全部分が“ねじ”な分、より頑丈な接合ができます。別途クランプで固定をしたり接着剤を使うことで隙間の解決が可能なので、長持ちさせたい場合におすすめです。
メッキ(めっき・鍍金)とは…
金属に施してある表面処理の一種。耐食効果(サビにくさ)を高めたり、装飾性を高めるためにされている加工。
室内で使用するビスは、サビにくい“クロメート”や“ユニクロ”、“ニッケルめっき”の物がおすすめです。
野外で使用の場合は、もっとサビにくいステンレス素材の物か、“ラスパート”や“パシペート”等の強い表面処理が施されたものを選んでください。
小物制作や装飾のみに使用する場合は“ブロンズめっき”や“真鍮めっき”等、見た目が良い物もおすすめです。
ビスの長さは、基本的に取り付けをする素材の板厚の2倍~3倍以内または、取り付けをする素材の板厚に+20㎜以上の(下地になる素材に20㎜以上食い込む)サイズがおすすめです。
※下地素材が20㎜以下の場合は1サイズ小さい物を選んでください。
また、太さは取り付けをする素材の板厚1/3以下のものを選ぶと素材が割れにくいためおすすめです。
例1)1×4材を取り付ける→長さ38㎜~57㎜、Φ6.3㎜以下のコーススレッドまたはスリムビス
例2)12㎜のコンパネを取り付ける→長さ24㎜~36㎜、Φ4㎜以下のコンパネ用ビス
完成度はもちろん、作業の効率や制作物の長持ちにも影響を及ぼすビスですが、一つ一つ素材と用途を確認しながら条件を整理するグッと簡単に選ぶことができます!
ぴったりのビスを用意して、快適で楽しいDIYライフを送りましょう♪
提供元:ダンドリビス株式会社
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