2022年01月03日

地震で停電が起こる仕組みとやるべきこと・二次被害を防止する方法を解説!

by DCM 編集部

公開:2022.01.03 20:00 更新:2022.01.05 14:08

地震で停電が起きる仕組みや、停電が起こった時の対処方法を知りたいかたもいるのではないでしょうか。

地震はいつ起こるか分からないため、普段から対処方法を理解しておく必要があります。

この記事では、地震で停電が起きる仕組みや停電した時にやるべきこと・二次被害を防止する方法を解説します。

地震における停電に備えて、対処方法を知りたい方はぜひ参考にしてみてください。

地震で停電が起きる仕組み

地震で停電が起きるのは主に、地面の液状化や家屋倒壊などの影響により、電柱の倒壊・電線の断絶が起きると、停電が起きてしまいます。

また、地震直後に複数の発電所が同時に停止したり、地中に埋設されているケーブルが損傷したりしても停電が起こります。

地震で停電した時にやるべきこと

万が一、地震で停電した場合には、以下のことをおこなうようにしましょう。

・停電の範囲を確認する

・電気機器のプラグを抜く

・スマートフォンを省エネモードにする

・冷蔵庫の開閉をなるべく控える

停電の範囲を確認する

まずは停電の範囲が、

「自分の家だけなのか」

「近所一帯が停電しているのか」

ということを確認しましょう。自分の家だけが停電している場合は、ブレーカーが落ちていないかを確認してください。

ブレーカーが落ちていない場合は、送電網が切れている場合があるので、住んでいる地域の電力会社へ電話をしましょう。

外に出てみて、信号や他の家の灯りが消えているようなら、それはそのエリアで大規模な停電が起こっているということ。近所一帯が停電している場合も、電力会社に連絡をしてください。

電気機器のプラグを抜く

後述しますが、地震で避難しなければならなくなった際に、電気機器のプラグを抜かずに避難してしまうと通電火災を起こす可能性があります。

通電火災とは、地震や台風などの災害により停電が起きた後、電気が復旧した時に発生する火災のことです。

通電火災を防ぐためにも、なるべく電気機器のプラグを抜いてから避難するようにしましょう。

スマートフォンを省エネモードにする

スマートフォン(携帯電話)は、地震の情報収集や家族との連絡のために必要なものです。

そのため、スマートフォンを省エネモードにしたり、使っていない時は電源を切ったりして、充電が減らないように工夫しましょう。

冷蔵庫の開閉をなるべく控える

停電が長時間に及ぶことも考慮して、冷蔵庫の開閉はなるべく控えるようにしましょう。

なぜなら、停電で動かなくなった冷蔵庫を頻繁に開閉することで、冷蔵庫内の温度が上がってしまい、中の食材が傷んでしまうからです。

地震で起きた停電による二次被害を防止する方法

最後に、地震で停電が起きた際に、二次被害が出ないように防止する方法を覚えておきましょう。

・通電火災を防ぐ

・発電機を屋内で使用しない

・感電に気を付ける

通電火災を防ぐ

前述しましたが、地震で停電が発生した場合、電気機器のプラグを抜かずにそのままにしておくと、通電火災が起こるおそれがあります。

たとえば、停電から復旧して通電した電気ヒーターなどの熱を発するものに、服や紙などが接触して火災が起こるでしょう。

そのため、避難のために家を離れる場合には、電気機器のプラグを抜いく・ブレーカーを切るなどをして避難するようにしてください。

発電機を屋内で使用しない

発電機を屋内で使用すると、運転の際に発生する「一酸化炭素」により、一酸化炭素中毒になるおそれがあります。

屋外で使用する場合でも、屋内に発電機の排気ガスが入らないようにしましょう

感電に気を付ける

地震により切れた電線や、倒壊した電柱などによる感電にも気を付けましょう。

万が一、そのような状況に遭遇した場合には、近づいたり触ったりせずに、近くの電力会社へ連絡をいれてください。

また、地震により太陽光パネルが破損して水に浸かっている場合でも、光が当たっていると発電し続けていることになるため、近づかないようにしましょう。

まとめ:地震で停電したら焦らず対処しよう!

今回は、地震で停電する原因や停電した時にやるべきこと・二次被害を防止する方法を紹介しました。

地震における停電は、地面の液状化や家屋倒壊などの影響により、電柱の倒壊・電線の断絶で起こります。

また、地震直後に複数の発電所が同時に停止したり、地中に埋設されているケーブルが損傷したりしても停電が起こることを覚えておきましょう。

この記事で紹介した対処方法と二次被害を防止する方法を活用して、地震で停電した場合でも焦らず対処してくださいね。

新着記事