2021年02月25日
by 日本ペットフード株式会社 |
公開:2021.02.25 20:40 更新:2021.10.04 16:23
ネコちゃんの尿路結石のメカニズムと対策 尿路結石が出来る背景としては、様々な条件が重なって、おしっこのミネラル分が結合し結晶化する事で発生します。では、結石ができるリスクを低減させるためにはどんなことに注意すればいいのでしょか?
ネコちゃんによく見られる疾患の主な症状として尿路結石があります。ではなぜ、尿路結石が起こるか皆さんご存知でしょうか?
尿路結石が出来る背景としては、食事の偏り、水分不足、環境の変化やストレス、おしっこの濃度上昇などの条件が重なって、おしっこのミネラル分(マグネシウムやカルシウム、アンモニア、尿酸、シュウ酸など)が結合し結晶化する事で発生します。
結晶化したミネラル分は、ガラスの破片のようなものです。それが徐々に集まり大きくなって尿路結石となっていきます。
ネコちゃんの代表的な尿路結石には、ストルバイト結石とシュウ酸カルシウム結石の2種類があります。ご存知でしたか?では、ストルバイト結石とシュウ酸カルシウム結石の違いって何でしょうか。
ストルバイト結石は、成猫期(1~6歳)に多く見られる尿石で、おしっこのpHがアルカリ性になる事でリンやマグネシウムが結晶化して結石となります。
シュウ酸カルシウム結石は、シニア期(7歳~11歳)の猫に多く見られる尿石で、おしっこのpHが酸性になる事でカルシウムが結晶化して結石になります。
結石ができる場所は、腎臓・尿管・膀胱・尿道と様々ですが、猫の場合、膀胱と尿道にできることが多く、砂粒や金平糖のような形をしています。
結石を作りにくくするには、マグネシウム、カルシウムの過剰摂取を抑えつつ、ミネラルのバランス(カルシウム、リン、マグネシウム)を調整することが大切なんです。その為には尿路結石に配慮したキャットフードで普段の食事から配慮してあげる事が大切なんですね。
そして、もう一つのポイントはおしっこのpHを年齢に合わせてコントロールする事です。
成猫期に多いストルバイト結石は尿pH値が6.6以上で結晶化しやすく、シニア期に多いシュウ酸カルシウム結石は尿pH値が6.0以下で結晶化しやすいといわれています。
結石がある猫ちゃんの特徴としては、
・トイレに行く回数が増える
・トイレの中でウロウロしている
・おしっこをしている時に痛がって鳴く
・おしっこの回数が少ない、出ない
などの症状が見られた場合には注意が必要です。
※早めに動物病院で診てもらいましょう。
結石ができるリスクを低減させるためには
・ミネラル調整しているフードを与える。(指標:マグネシウム値0.09%)
・生活環境への配慮(ストレスを与えない)
などの対策が有効です。
日本ペットフード「ビューティープロ」は尿pH値コントロール、ミネラルバランス、ストレスへの配慮をしていますので、下部尿路の健康が気になるネコちゃんにも安心して使っていただけます。
提供元:日本ペットフード株式会社
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