2021年07月14日
by 羽立工業株式会社 |
公開:2021.07.14 00:00 更新:2021.10.04 16:23
突然ですが皆さん!
グラウンド・ゴルフのクラブにどんな材料が使われているか、ご存知ですか?
プラスチックなどの硬い材料で出来ていると思っている方も多いようですが、シャフトもヘッドもメインの材料は「木」なんです。
まさか木で出来ているなんて…びっくりしませんか?
実は、日本グラウンド・ゴルフ協会の決まりで、主として使える材料は木材に限定されているのです。
(クラブを傷等から守るため、ソールとフェイスはプラスチックや金属を使ってOK)
今回はクラブに使われている木材の違い、特徴を解説します。
グラウンド・ゴルフのボールは、普通のゴルフのボールの約2倍も重く、とても硬い樹脂で出来ています。打撃時にはとても強い衝撃がかかるため、クラブにはかなりの耐久性が求められます。ですから、使う材料は「木なら何でも良い」というわけではありません。
長年培った経験と研究結果から、ハタチでは現在、次の3つの木材を使用しています。
① メープル
② パーシモン
③ 花梨
では、それぞれの木材にはどのような特徴があるのでしょうか?
明日から使える(?)ウンチク付きでお伝えします!
メープルは、家具や野球のバット、ボウリングのピンなどに使われています。ボウリングのピンが木製だったことには驚きました。ボウリングのボウルの重さは4~6kg程で、それがなかなかの勢いでピンにあたるわけですから、メープルはかなり高い耐衝撃性・耐久性がある木材だと想像できますね。野球のバットも、140km/hで投げられたボールをフルスイングで打撃しても容易には折れないですよね。
メープルすごいです!
また、打って違いが分かるほどではないかもしれませんが、打撃時の強い衝撃を緩和することができるとも言われています。
そして、生産者としての目線から言うと、メープルは調達がしやすいですし、研磨などの加工もしやすいので、扱いやすい、良い材料です。
パーシモンは、古くからゴルフヘッドに使われてきたことで知られている木材です。メープルよりも硬く、そして重みのあるパーシモンは、遠くへ思いっきりボールを飛ばしたいゴルフで最適とされ、愛用されていました。
今ではゴルフクラブはほとんどが金属製に替わってしまいましたが、それまでは長く使用されていた木材です。
また、市場では北米産のパーシモンが多く出回る中、ハタチのパーシモンクラブは素材から日本製にこだわっています。伐採してからすぐ乾燥、すぐ加工しているので、できたてホヤホヤのパーシモン材を味わうことができます。パーシモンの特徴でもある、控えめなやさしい木目をした、希少な日本産パーシモンの原木を全国探し回っています。
花梨は、メープルより硬くて重いパーシモンより、更に硬くて重い木材です。ですから、グラウンド・ゴルフの特徴でもある、大きく重いボールを打っても打ち負けしにくい点がポイントです。
更に一番の特徴は、その美しい木目にあります。
色濃く、流れるような美しい曲線の木目が目を引きます。その美しさから、古く高級家具や装飾などにも用いられてきました。弊社で展開する花梨クラブシリーズも、美しい木目を活かしたデザインが好評です。一つとして同じ木目で生産することができず、全ての商品が違った表情をするため、手に取ったそれぞれがオンリーワンのクラブなんです。
以上が、それぞれの木材の特徴です。
それぞれに良いところがあり、一概にどれがおススメ!と言い切れるものではありません。
今、お使いのクラブはどの木材を使っているでしょうか?
クラブ選びの際、デザインや重さだけでなく、素材の違いにも注目してみると、
また新たな発見があるかもしれません。
提供元:羽立工業株式会社
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