2022年01月10日

にんにくを水耕栽培で育てる4つの手順と注意点・おすすめの食べ方を解説!

by DCM 編集部

公開:2022.01.10 04:00 更新:2022.01.12 14:01

水耕栽培で育てるにんにくは、「スプラウトにんにく」とも言われています。皮付きのにんにくが大きくなるのではなく、一片のにんにくから芽と根が伸びてくるのです。

生長したスプラウトにんにくは、芽から根までまるごと食べることができます。普通のにんにくよりも鉄分が豊富に含まれており、独特のにおいが少ないのが特徴です。

水耕栽培は、土を一切使わず水のみで栽培する方法のため、無農薬の安心・安全なにんにくを栽培できます。また、天候や連作障害の心配もなく、初心者におすすめです。

栄養価が高く、においも気にならないスプラウトにんにくを育ててみましょう。

にんにくを水耕栽培で育てる4つの手順

にんにくは、以下の4つの手順を踏むことで、初心者の方でも簡単に育てられます。

①水耕栽培に必要なものを用意

②にんにくをバラバラにして皮をむく

③容器に水を入れて日当たりの良いところに置く

④毎日水を入れ替える

1つずつ順番に解説していきますので、にんにくを水耕栽培で育てたい時は、ぜひ参考にしてみてください。

①水耕栽培に必要なものを用意

にんにくの水耕栽培には、以下のものが必要になります。

・水耕栽培用の容器

ホームセンターなどで専用のキットも販売していますが、にんにくの水耕栽培は水がこぼれない容器であれば栽培が可能です。

・にんにく

ホームセンターで販売している種球根用がおすすめです。

②にんにくをバラバラにして皮をむく

まずは、にんにくをバラバラにして、薄皮まで皮をむいてください。小さくて腐っていたり、傷んだりしているものは、捨てるようにしましょう。

③容器に水を入れて日当たりの良いところに置く

にんにくを選定できたら、容器に水とにんにくを入れて、日当たりの良いところに置いてください。

水は、にんにく一片の底が触れる程度にしておきましょう。なぜなら、すべて浸けてしまうと、水が濁り腐るおそれがあるからです。

④毎日水を入れ替える

容器に水とにんにくを入れたら、あとは毎日水を入れ替えながら、日当たりの良い場所で管理してください。

にんにくが発芽して12cmほどに生長したら、収穫しましょう。およそ10日ほどで収穫ができるでしょう。

にんにくを水耕栽培で育てる際の注意点

初心者でも簡単に収穫することができるにんにくの水耕栽培ですが、それでも確実な収穫のために注意しなければならないことがあります。

きちんと手を掛けて、おいしいスプラウトにんにくを栽培できるようにしましょう。

毎日水を入れ替える

水を入れ替えてあげないと水が腐ったり、カビが発生したりするおそれがあるため、毎日水を替えてあげましょう。どれだけ遅くても2日に1回は替えるようにしてください。

収穫後、2〜3ヶ月は休眠状態

収穫後2〜3ヶ月のにんにくは休眠状態となっているため、発芽をしにくい状態です。

そのため、にんにくを水耕栽培で育てる際には、ホームセンターで販売されているような種球根用や収穫後3ヶ月以降のものを使うようにしましょう。

水耕栽培した、にんにくのおすすめの食べ方

水耕栽培で発芽したにんにくは、「スプラウトにんにく」と呼ばれ、まるごと食べられたり、栄養が豊富・にんにく特有のにおいが少なかったりします。

ここでは、そんなスプラウトにんにくのおすすめの食べ方を紹介します。自分で水耕栽培したスプラウトにんにくをぜひ、おいしく食べてみてください。

素揚げ

スプラウトにんにくをシンプルに「素揚げ」する食べ方です。

①スプラウトにんにくを洗い、水気をとる

②スプラウトにんにくの芽の部分を持ち、150度ほどに熱した油に球根の部分だけを浸ける

③球根の部分がきつね色になるまで揚がったら、芽の部分も油に入れる

④芽の部分は焦げやすいため、20秒ほどしたら油から揚げて完成

ホイル焼き

洗い物が少なくて済む「ホイル焼き」の食べ方を紹介します。

①スプラウトにんにくを洗い、水気をとる

②グリルにアルミホイルを敷いて、スプラウトにんにくを並べる

③オリーブオイルと塩コショウで味付けをする

④スプラウトにんにくに軽く焦げ目がついて、根がチリチリになったら完成

(⑤お好みで、マヨネーズなどをトッピングする)

一般的なにんにく料理の代用として使う

ガーリックチャーハンや餃子、ペペロンチーノなど、一般的なにんにく料理の代用としても使えます。

にんにく特有のにおいが少なく、芽の緑色が料理の彩りにもなって、より食欲をそそる料理になるでしょう。

まとめ:にんにくを水耕栽培して、おいしく食べよう!

今回は、にんにくの水耕栽培のやり方を紹介しました。毎日水を替えることで、10日ほどで収穫できるでしょう。

にんにくは、発芽すると「スプラウトにんにく」と呼ばれるようになり、にんにく特有のにおいが少なくなったり、まるごと食べられたりします。

本記事で紹介したおすすめの食べ方も参考にして、自分で水耕栽培したスプラウトにんにくをおいしく食べてみてくださいね。

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