2021年08月08日
by 株式会社アタリヤ農園 |
公開:2021.08.08 16:00 更新:2021.10.04 16:23
「あぶらな」は、「はなな(花菜)」や「なばな(菜花)」とも呼ばれます。春を代表する花として有名です。
もともとは菜種油の原料ですが、葉菜として、煮ものや和え物、漬け物にも利用されます。
みなさんも是非、栽培にチャレンジしてみてはいかがでしょうか!!
アブラナ科アブラナ属の一年草で、学名は Brassica campestris。
スカンジナビア半島からシベリア、コーカサス地方が原産地だといわれています。東アジアでも古くから栽培され、「ざいらいなたね(在来菜種)」とも呼ばれます。
あぶらなは春を代表する花として有名ですが、暖地では11月ごろから咲き始める早生種もあります。
茎は軟らかく、葉とともに食用にもされ、種子からは食用油が採れます。早春に、鮮やかな黄色い花を咲かせます。無毛種(早生菜)や有毛種(四月菜)、切れ込みのない全縁種(田舎種)などがあります。
「あぶらな」を栽培するにあたっての基本条件および栽培のポイントはつぎのとおりです。なお作型は、品種によって異なる場合がありますので、タネ袋に記載されている内容をよく確認してください。
「あぶらな」を栽培するとき、種まきから収穫までの作業ステップは、およそつぎのようになります。ここでは、小さなホームガーデンを想定した一般的な方法を説明しています
酸性土壌に弱いので、植えつけの2週間くらい前までに、1平方メートルあたり100gの苦土石灰を施し、よく耕します。
畝全体に、1平方メートルあたり2kgの完熟堆肥と80gほどの有機配合肥料を施し、よく混ぜ込みます。幅90センチ、高さ10センチほどの畝を立てます。
3号ポットまたは連結ポットにタネまき用土を入れ、4~5粒ずつ蒔きます。
畑やプランターに直まきしても構いません。1センチほどの覆土をして、軽く押さえ、十分に水を与えます。
育つにつれて間引きし、本葉が2枚くらいのころに1本立ちにします。
本葉が4~5枚くらいのころまで育苗し、畑に20~30センチ間隔に植えつけます。
直まきしたときは、本葉が2枚のころ、株間7~8センチに間引きし、さらに本葉が5~6枚のころに20~30センチ間隔に間引きます。
草丈が10センチくらいになったころ、必要に応じて、株間に有機配合肥料を追肥として施します。その後、半月に1回くらいの割合で追肥を与えます。
寒さには強いですが、寒冷地の栽培では、ビニールトンネルなどで保温して、初期の生育を助けます。
アブラムシやコナガなどの害虫がよくつきますので、防除を怠らないようにします。
ただし、アブラナ科の植物なので、スミチオン系の殺虫剤を散布すると薬害がでます。
ふつうは草丈が20~25センチになったころに収穫します。
花蕾を利用するときは、花蕾が大きく膨らんで、開花直前になったころに茎葉をつけて摘み取ります。
つぼみのついた茎を摘み取ると、下部の側芽が伸び、株が大きくなります。
「あぶらな」には、コナガの幼虫が大敵です。アブラムシやヨトウムシなどにも注意が必要です。
提供元:株式会社アタリヤ農園
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