2021年04月07日
by デビフペット株式会社 |
公開:2021.04.07 12:00 更新:2021.10.04 16:23
“ヨーキー”の愛称で親しまれているヨークシャー・テリアは、別名“動く宝石”とも呼ばれ、その美しい被毛と愛らしさが特徴の小型犬です。日本での人気の高さは、ここ50年にわたり常に人気犬種ベスト10内に入っていることからもよくわかります。
ヨークシャー・テリアは、19世紀中ごろイギリスのヨークシャー地方の鉱山や工場でネズミ捕りの目的で飼われていた犬が元になっているといわれています。初めは“ブロークンヘアード・スコッチ・オア・ヨークシャー・テリア”という名前でしたが、長すぎるため1870年に現在の犬種名で承認されました。
そもそもは穴からネズミを追い出すためのテリアだったので、被毛もワイヤーヘアーでしたが、抱きやすいサイズと可愛らしさは次第に上流階級の犬好きに知られるようになり、より美しい愛玩犬にするために、マルチーズやスカイ・テリア、マンチェスター・テリアのような犬種も掛け合わせて今のシルキーな被毛を作り上げました。
日本には第二次世界大戦後にやってきましたが、ポメラニアン、マルチーズと共に“三大お座敷犬種”として瞬く間に人気犬種となり、それは今も続いています。
体高は18~23㎝、体重は3.2kg以下が標準とされていますが、様々な犬種を掛け合わせた経緯があるため、時折、標準よりもかなり大きくなる場合もあります。逆に、体重が2kg以下の非常に小さくなることもあり、世界最小の犬としてギネスに認定されたこともあります。全体に均整がとれており、背中は平らで頭部は小さくコンパクトな作りです。
ヨークシャー・テリアの毛色は生涯で7回変わる、と言われており、生まれたときは黒が強い“ブラック&タン”ですが、だんだんタンの部分が光沢のあるゴールドになり、ブラックの部分も徐々にシルバーに変化し、最終的にダークスチールブルーと呼ばれるヨークシャー・テリア独特の青灰色の直毛が後頭部からしっぽの先までまっすぐに垂れ下がり、胸元は絹のような輝くタンとなります。
全身が光沢のある絹糸のような直毛のシングルコートで、抜け毛は一年を通じてあまり多くありませんが、地面を引きずるほど長く伸び続けるため、自宅でのブラッシングと定期的なトリミングは欠かせません。
愛らしい小型犬の外見でありながら、テリアの気質が比較的強く残っているため、非常に活発で勇敢です。人懐こく、人見知りをしない一方、負けず嫌いなところもあり、小さくて可愛いからと好き勝手にさせていると、わがままな性格に育ってしまうこともあるため、しつけはきちんと行う必要があります。好奇心旺盛で動くことが好きなので、室内でもゲームをしながらストレスを発散させ、同時にいろいろなことを教えていくとよいでしょう。
個々で大きさに差があるため、成長期は常に肉付きをチェックしながら過不足なく栄養を摂れるように気を付けましょう。骨格が華奢で、膝蓋骨脱臼など関節の疾患になりやすいので、肢に負担がかからないように肥満には特に注意が必要です。
また、口と歯が小さいので、あまり硬くて大きなキブルのドライフードやガムは避けるようにしたほうがよいのですが、ウェットフードばかりでは歯石がついて歯周病になりやすいので、食事後には歯磨きを行うことを習慣づけましょう。
ヨークシャー・テリアは御家庭でペットとして飼う場合、通常は被毛を短くサマーカットに刈り込みますが、トリミングをした姿もまたとても可愛らしく、カットの仕方を変えることによって自分好みにすることができるのも大きな魅力の一つです。犬の中でも比較的長寿の犬種なので、たくさんコミュニケーションをとりながら、長く家族として愛してあげてくださいね。
提供元:デビフペット株式会社
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