2022年01月03日
by DCM 編集部 |
公開:2022.01.03 23:00 更新:2022.01.05 14:16
マンションに住んでいれば「マンションで断水が起こる原因ってなんだろう?」と気になるかたもいるのではないでしょうか。
また、普段から行える断水対策が知りたいかたもいるはずです。そこでこの記事では、マンションの断水原因と断水対策を紹介します。
マンションの断水対策について詳しく知りたいかたは、ぜひ最後までご覧ください。
マンションには、3種類の給水方式があり、それぞれ断水が起こるケースが異なります。
①直圧直結給水方式
②増圧直結給水方式
③貯水槽水道方式
1つずつ順番に解説していきますので、マンションの断水について理解したいかたはぜひ参考にしてみてください。
直圧直結給水方式は、一戸建てや3階建てまでの低層マンションに多く使われている給水方式です。
増圧直結給水方式は、4階建て以上のマンションで多く採用されています。配水管の圧力に加えて、増圧ポンプで給水しているので、高層階へ給水可能です。
電力でポンプを動かしているため、停電時には給水ができなくなり断水することになります。
貯水槽水道方式は、送られてきた水を一度、貯水槽に溜めてから給水する給水方式。そのため、水道管が破損した場合でも、貯水槽に水が溜まっていれば、給水可能です。
増圧直結給水方式と同様、電力でポンプを動かしていることや貯水槽が不衛生になると、健康被害を及ぼすおそれがあります。
マンションの給水方式が理解できたら、マンションで断水が起こる4つの原因も覚えておきましょう。
①給水設備の故障
②給水設備の清掃・メンテナンス
③水道管の破裂
④停電
前述したように、給水方式によって異なる給水設備が施されているため、それらにトラブルが起きると断水する場合があります。
たとえば、ポンプの故障や電気系統などのトラブルが考えられるでしょう。
給水設備のトラブル以外にも、清掃やメンテナンスを行うことで、断水をする場合があります。
ただし、この場合は、事前に断水の通知があるため、通知を受け取ったら断水の日に備えて、断水対策をしておきましょう。
台風や地震などの自然災害の影響で、水道管が破裂や破損してしまった場合にも断水が発生します。
増圧直結給水方式と貯水槽水道方式は、電力でポンプを動かしているため、停電時に断水が発生します。
また、近隣で電気系統の工事をする時に停電する場合もあり、その場合には通知が来るため、通知をしっかりと確認して断水の期間に備えておきましょう。
もしマンションで断水が起きた場合は、以下の項目を参考にして、過ごすようにしましょう。
・蛇口を締める
・バスタブの水でトイレを流す
・ウェットティッシュを活用する
・トイレは復旧してもすぐに流さない
蛇口を開けっ放しにしておくと、蛇口に空気が入ってしまい傷めてしまったり、復旧後に急に水が出てきたりします。
普段からバスタブに水を張っておくことで、断水時でも安心してトイレを流せます。ただし、残り水などを使う場合には、髪の毛などのゴミを取ってから使用しましょう。
断水で手が洗えない時は、ウェットティッシュが便利です。また、体も拭けるので、長期の断水でお風呂に入れない場合に役立つでしょう。
下水道などが破裂している場合、復旧してすぐにトイレの水を流してしまうと、汚水が噴出する可能性があります。
そのため、下水道の使用制限がかかっていないかを確認してから流すようにしてください。
マンションの給水方式は3種類あり、それぞれ給水設備が異なるため、断水が起こります。
また、給水設備の故障やメンテナンス・水道管の破裂・停電などでも、マンションで断水が起こり得ることを覚えておきましょう。
この記事で紹介した、断水対策を参考にして、マンションで断水が発生した場合に備えておいてくださいね。
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