2021年11月08日

キャンプの洗い物が劇的に楽になる方法3選!おすすめアイテムもあわせて紹介!

by DCM 編集部

公開:2021.11.08 11:00 更新:2021.12.14 09:50

自宅との環境の違いもあったり、場所も限られていたりと、キャンプの洗い物に悩みを抱えているかたも多いでしょう。

冬の洗い物では水が冷たいので、手が凍るような思いをしたのに汚れが落ちず「中途半端で終わってしまった」ということも多いのではないでしょうか。

この記事では、キャンプで汚れた食器をどう対処しておくべきか、そしてどうすれば洗い物が楽になるかを紹介していきます。

後半では、洗い物を簡単にしてくれるアイテムも紹介していますので、これからキャンプをはじめようと思っているかたは是非チェックしてくださいね。

キャンプの洗い物でとくに落ちにくい汚れとは

キャンプの洗い物といっても、全ての汚れが落ちにくい訳ではありません。

まずは実際に洗い物をしていく中で、落としにくい頑固な汚れを順番にみて把握しておきましょう。

肉や野菜を焼いたあとの油汚れ

キャンプで食事をとる上で、どうしても避けられない汚れが「油汚れ」です。

家の洗い物でも油汚れを落とすのは大変ですが、キャンプという制限がある環境では、さらに落とすことが困難な汚れとなるでしょう。

たとえば、肉を焼いた網やフライパンです。

網は使い捨てでない限り、毎回洗わなくてはいけません。肉を焼いたフライパンもすぐに洗わなくては油が固まってしまい、落とすのに一苦労です。

飯盒(はんごう)や鍋に残った汚れ

キャンプでお米を食べたくて、飯盒を使用するかたもいるでしょう。

飯盒に残ったお米が固まって取りにくくなっていることはもちろんのこと、焦げていることも少なくありません。

また、大人数でルーを使った料理を食べたあとの鍋も、鍋底が焦げていることがあり、とても落としにくい汚れとなります。

キャンプの洗い物を楽にする5つの方法

キャンプでの洗い物は大変ですが、いくつかテクニックを知っておくだけでも洗い物が劇的に楽になります。

ここで紹介するのは難しい内容ではなく、明日からでもすぐに使えるテクニックなので、是非参考にしてみてください。

(1)油汚れにはアルカリ電解水を使う

まず、頑固な油汚れには「アルカリ電解水」を使用しましょう。

アルカリ電解水とは言葉の通りアルカリ性の水のことで、アルカリイオンの力で頑固な油汚れを分解してくれます。

使いかたは簡単で、油汚れに吹きかけたあと、時間を置いてキッチンペーパーで拭き取るだけです。成分も水100%で作られているため、環境へも配慮しています。

なによりうれしいのは、アルカリ電解水はどこでも買うことができるところです。キャンプに持っていくと、洗い物にとても役立つので覚えておきましょう。

(2)お皿にラップを被せておけば捨てるだけ

キャンプでの洗い物に頭を悩ませている場合は、発想を変えることもよいでしょう。

そもそも汚れ自体をなくすのもよいアイデアです。その方法は簡単で、お皿にラップを被せておくだけです。

ラップを被せておけば、そもそもお皿に汚れがつくこともなく、食べ終わったあとはそのままラップを捨てれば洗い物は完了します。

しかし、

・人数が多いキャンプの場合はそのぶんラップの量を消費してしまう

・毎回ラップを用意しないといけない

・ラップが足りなかったときは結局洗い物をしないといけない

などのデメリットはあります。

豆知識として覚えておくぶんには、損はないのですが、ゴミも出ます。環境に配慮したい場合や作る料理など、そのときのキャンプの状況に応じて考えるようにしましょう。

(3)ワンプレートにすることでお皿の枚数を減らす

「ラップをかけるのに抵抗がある」

「毎回ラップを持っていくのは大変」

というかたは、仕切り付きのワンプレートがおすすめです。

紙皿のような形状だと、1枚だけにすると各料理が混ざってしまい、見た目もあまりよくありません。

しかし、仕切りの付いたプレートなら、料理ごとに場所を分けることができるのでとても便利です。

アウトドアブランドが出しているおしゃれなプレートもあり、洗い物を減らすだけでなく、写真映えもするので是非検討してみてはいかがでしょうか。

(4)シンクにお湯を張り全部つけておく

自宅の洗い物でもおこなっていることとは思いますが、キャンプ専用の「シンク」を使用するのもおすすめです。

シンクに水を張って食器やカトラリー類をつけておくだけでも、いざ洗うときの負担がかなり減ります。

それに洗い場まで少し遠いときも、シンクに洗い物を全部入れ、1度に持っていくこともできるのでとても便利です。

持ち運びのしやすい、ナイロン製の折りたたみシンクや、そのまま加熱できるステンレスシンクなど、各メーカーからいろいろ販売されています。

(5)飯盒や鍋に水を入れて沸かす

頑固な汚れには、飯盒の固まったお米や鍋の焦げなどがあります。そんな汚れには直接水を入れて、火にかけてしまいましょう。

食べ終わった直後に、そのまま水につけておくのもよいですが、焦げ付いた頑固な汚れは沸騰させるのがおすすめです。

食べ終わったあとにひと手間かけないといけないので、億劫に感じるかたもいるかもしれませんが、水につけておくよりも、さらに綺麗に洗い流すことができますよ。

キャンプの洗い物を楽にしてくれるおすすめアイテム

洗い物を楽にする方法を解説しましたが、最後に洗い物をさらに楽にしてくれるアイテムを紹介します。

高価なものではないですし、持ち運びが面倒なものでもないので、是非覚えておいてくださいね。

ウェットティッシュ

キャンプではなくても大活躍する「ウェットティッシュ」。洗い物以外でも使用しているキャンパーも多いのではないでしょうか。

ウェットティッシュを持っていると、そこまで頑固な汚れではない場合、サッとひと拭きするだけでも綺麗にすることができます。

使用後はゴミとなってしまうので、大人数には向かないでしょう。

しかし、とても便利な時短方法でもあるので、ソロキャンプや少人数でのキャンプの場合は、プラスチック素材のお皿とウェットティッシュだけでも十分かもしれません。

ドライネット

キャンプのドライネットとは、食器を乾燥させるために仕切られているネットのことで、キャンプなどではとても人気のあるアイテムです。

ドライネットは大きく分けて2つあり、吊るす式の「ハンギングタイプ」と、置く式の「自立タイプ」があります。

【ハンギングタイプ】

そもそも吊るせるところがないと使用できないけれど、風の通りが良く乾きやすい。

【自立タイプ】

直に置くタイプなので底が汚れてしまう場合があるけれど、どこでも使用できる。

ハンギングタイプも自立タイプも、それぞれのメリットとデメリットがあることは覚えておきましょう。

冬の洗い物にはゴム手袋

「洗い物が辛い…」と聞くと、冬の洗い物を想像するかたも多いのではないでしょうか。

普段使用しているかたも多いと思いますが、キャンプの洗い物でもゴム手袋は活躍します。

キャンプやアウトドア用に作られた、手首部分を紐で締めるタイプのゴム手袋もあるので、一度見てみてくださいね。

少しの知恵でキャンプの洗い物が楽になることを覚えておきましょう!

キャンプだけでなく、洗い物は面倒ではありますが、せっかくキャンプに来たのであればキャンプでの洗い物も楽しみたいですね。

「洗い物をしないといけない…」と考えるのではなく、「洗い物のためにキャンプ用のアイテムも揃えてみよう」と思うと苦でなくなるかもしれません。

また、キャンプ初心者や、キャンプに行く頻度が限られているかたは、ラップやウェットティッシュで対策するのもよいと思います。

この記事を参考に、キャンプの洗い物対策について、一度考えてみてくださいね。

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