2021年12月20日
by DCM 編集部 |
公開:2021.12.20 04:00 更新:2022.01.19 13:02
家庭菜園で野菜を育てるのは、実はとても簡単です。最小限の道具さえ準備すれば、初心者でも簡単に始められます。また、失敗しないためのコツさえ知っていれば、初めてでも、しっかりと収穫することが可能です。
今回は、野菜を栽培する準備から育てかた、さらに初心者におすすめの野菜も紹介します。
自分で育てた野菜の味は格別です。ぜひ好きな野菜の栽培から、自分の家庭菜園を始めて、新鮮な野菜を味わってくださいね。
家庭菜園は、誰でも手軽に始められます。初心者の場合、最初から多くの道具や資材をそろえる必要はありません。
育てる場所や野菜にあわせて、必要な分だけ購入するようにしましょう。
たとえ1株でも立派な家庭菜園です。あまり大げさに考えず、気軽な気持ちで始めることをおすすめします。
家庭菜園を始めるうえで、初心者が必ず準備する必要があるのは、プランター、培養土、植える種、もしくは苗の3点です。栽培する植物によっては、支柱や病害虫対策のための薬品、追肥用の肥料が必要になる場合もあります。
初心者の場合は、場所もとらず、移動のしやすいプランター栽培がおすすめです。プランターは、さまざまな種類がありますが、育てる野菜が決まっていない場合は、少し大きめで空気や水を通しやすいものを選びましょう。
培養土は、野菜用培養土を用意します。「元肥入り」や「初期肥料配合」と書かれている培養土を選べば、肥料を追加することなく、ほとんどの野菜栽培が可能です。追肥が必要な場合は、別途育てる野菜に応じた配合の肥料を用意します。
あとは、育てたい野菜の種や苗を準備するだけです。初心者の場合は、苗から育てることをおすすめします。
その他には、ピーマンやナスなど背の高くなる野菜の場合には、支柱の用意も必要です。また、病害虫に弱い野菜には、専用の薬剤を用意しておきましょう。
まずは、露地栽培なのかプランター栽培にするのかを決めます。初心者の場合は、プランター栽培がおすすめです。庭や畑がない環境でも、ベランダで手軽に家庭菜園を始められます。
また、育てる野菜によっては、室内栽培できるものもあるので、キッチン菜園も可能です。
野菜を育てて収穫するには、いくつかのポイントがあります。
・植え付け時期を守る
・しっかり育つ苗を選ぶ
・育て方を把握する
これらのポイントをつかんでから、家庭菜園を始めてみましょう。
野菜には、それぞれ栽培に適した時期があります。植え付け時期は、とくに重要です。植え付け時期によっては、収穫時期がずれ込んで、最悪の場合、全く収穫できないといったことにもなりかねません。
たとえばトマトは、5〜6月ごろに植え付けをして、7月に収穫します。仮に、早く植え付けてしまうと、寒さで十分に成長しませんし、遅いと、収穫前に枯れてしまう可能性があるので、植え付け時期には十分注意が必要です。
家庭菜園自体は、いつからでも始められますが、植える野菜は、スタートする時期にあわせて選びましょう。
初心者の場合は、種から育てるよりも、苗から育てたほうが簡単です。苗が入手できる野菜をまず栽培してみましょう。
苗を購入する際は、いくつか選ぶポイントがあります。最初にチェックするのは茎の太さ。細く弱々しいものは避け、ぐらつかず、しっかりしたものを選びましょう。
次に全体の葉の様子をみます。できるだけ厚く、色の濃いものがおすすめです。
最後に害虫がついていないか、病気にかかっていないかを確認します。
より強い苗を選ぶことが栽培の成功につながるので、手を抜かず注意深く苗を選びましょう。
初心者に限らず、栽培する野菜の育て方を正しく理解しておくことが重要です。水やりの頻度や量も野菜の種類や、同じ野菜でも時期によって異なることがあります。
また、肥料についても、追肥の必要性や量に注意が必要です。少なすぎると当然十分に生育しませんし、水を与えすぎても枯れてしまう場合があります。
その他、寒さ対策や日当たりなど、適切な育て方を把握しておくことが、家庭菜園を成功させるカギです。
家庭菜園で育てられる野菜のうち、初心者でも簡単に育てられるものをご紹介します。
初心者向けとはいえ、どれも人気の野菜で、ただ栽培する楽しみを味わうだけではなく収穫後は食卓を彩ってくれますよ。
大きなトマトを栽培するのは難しいのですが、実はミニトマトは初心者でも失敗しにくく、収穫量も多い野菜のひとつです。
茎が高く伸びるので、折れて倒れないよう、支柱を立てます。支柱は、後から立てると、葉や茎を傷つける恐れがあるので、苗を植え付ける際に、同時に立てましょう。
水やりは、根が乾燥しないように、土の表面の乾燥具合をみながらこまめにおこないます。
水を減らしたほうが、より甘いトマトになるという情報もありますが、初心者の場合は、まずしっかり実をつけて収穫することが大切なので、株を弱らせないように十分な水を与えましょう。
植え付け時期は、5〜6月で、収穫は7月ごろです。
サラダやソースに使えるバジルは、植え付けから短期間で収穫できるので、初心者におすすめの野菜の1つです。
バジルの発芽には、20度以上の気温が必要なので、暖かい季節に植え付けます。しかし、日差しが強いと、葉が硬くなりやすいので、半日陰の風通しのよい場所で育てることをおすすめします。
土は、野菜用の培養土でもいいですし、ハーブ用として売られているものでも問題ありません。
水やりは、土が乾いたらたっぷり与えましょう。真夏は、朝夕2回あげて水切れを防止します。
植え付けは4月下旬〜7月で、収穫時期は、6〜10月です。
ビタミンやミネラルを豊富に含むほうれん草は、種まきから1ヶ月程で収穫できるので、初心者でも簡単に栽培できます。また、寒さにも強く、日照時間が少ないベランダでも育つ点も初心者におすすめするポイントです。
幅広い時期に栽培できますが、甘味の強いほうれん草にしたい場合は、冬場の収穫を目指して、秋に植え付けるのをおすすめします。
植え付け時期は、幅広いのが特徴です。春収穫の場合の植え付け時期は、3月中旬〜4月中旬で、4~6月が収穫時期になります。秋から冬にかけて収穫する場合は、9月上旬〜10月下旬が植え付け時期で、収穫時期は10~2月上旬です。
サラダに便利なサニーレタスは、植え付けから1ヶ月程で収穫できます。
涼しい気候を好み、18度〜23度が発芽の適温です。一方で、生育には日光も必要なので、日当たりのよい場所で栽培しましょう。また暑すぎたり寒すぎたりすると、十分に生育しないので、注意が必要です。
水やりは、土が乾いたタイミングでおこないます。水を与えすぎると病気にかかりやすくなるので、注意が必要です。
植え付けは年に2回可能で、3月下旬〜5月に植え付けて5~7月に収穫、8〜9月に植え付けて、10~11月に収穫します。
ビタミンや鉄分、カルシウムなどの栄養素を多く含まれる小松菜。植え付けから1ヶ月程で収穫でき、簡単に栽培できます。
暑さや寒さに対して強いので、幅広い時期で植え付けできます。秋に植え付けをおこなうと、害虫被害が少なく、簡単に育てられるのでおすすめです。
発芽するまでの水やりは、土が乾かないように、こまめにおこないましょう。ただし、種や小さな芽の時は、ジョウロの口を細かくし、倒れて流れないように注意してください。根付いたあとは、土が乾いたらたっぷりと水を与えます。
植え付け時期は、幅広く3〜11月で、収穫は植え付け後1ヶ月程度の、4~12月まで可能です。
独特なネバネバで夏バテ防止にもよく、栄養素も多く含まれているオクラは、夏が旬の野菜です。1株からたくさん収穫できるので、栽培の満足度も十分に得られます。
オクラは、日当たりさえよければ、栽培場所を選びません。強い日光にも耐えられるので、日陰に移動するなどの余計な手間がかからず、初心者にも育てやすい野菜です。ただし、とくに夏場の水切れには注意しましょう。土が乾いたら、水をたっぷりと与えます。
植え付け時期は、5月中旬〜6月で、収穫時期は7~9月です。
ラディッシュも、植え付けから1ヶ月ほどで収穫できるので、おすすめの野菜です。
栽培に適した気温は15度〜20度で、日当たりがよく、風通しのよい場所を好みます。
水やりは、発芽するまでが大切で、土が乾かないようにたっぷり与えましょう。
植え付けから1ヶ月ほど経つと、葉が6〜7枚出てきます。根の直径が2〜3cmになったら収穫時期です。根本から赤い実がみえてくるので、収穫の目安にします。
植え付けは、年に2回可能です。春は、3月中旬〜5月に植え付けをおこなって、4月中旬~6月に収穫します。植え付けを9〜10月におこなった場合は、10~12月が収穫時期です。
沖縄のイメージが強いゴーヤですが、実は、全国どこでも栽培することができます。
ゴーヤはつるを伸ばすので、栽培には、支柱とネットなど、支えるための資材が必要です。
ゴーヤは、成長していくと水をどんどん吸うので、実がついたら毎朝水を与えます。猛暑の際は朝夕2回与えます。
開花してから15〜20日経つと、花びらの下の部分がふくらんできます。
実の長さが20cmほど育ち、イボが盛りあがってきてツヤが出てきたら収穫時期です。
植え付けは、5〜6月で、7~9月に収穫できます。
みた目はキュウリのようですが、実は、かぼちゃの仲間です。ズッキーニも、簡単に栽培することができます。
ズッキーニは、育つと大きな葉ができるのが特徴です。葉をしっかりと広げられるよう、株と株の間は、60cm程あけて植えましょう。また、大きな葉の重みを、茎が支えられなくなる場合があるので、支柱の準備も必要です。
乾燥しやすい野菜なので、水やりには注意が必要です。土が乾いてきたら水やりをし、真夏は朝夕と2回水を与えましょう。
植え付け時期は、4月下旬〜5月で、収穫は6月下旬〜8月です。
ネギは、使いかけのネギを水につけておくだけで成長するほどの生命力があるので、誰でも簡単に育てられます。万能ネギや小ネギなど、ネギには多くの種類がありますが、どれも同じ方法で栽培可能です。
半日陰でも育ちますが、できるだけ日が当たる場所で育てましょう。水は、土が乾いたらたっぷりと与えてください。
収穫の際は、根本から3cm程残して切ると、そこからまた新しくネギが生えてきます。ただし肥料が切れると十分に生育しなくなるので、追肥を忘れずにおこなってください。
植え付け時期は5〜10月で、収穫は、6~11月におこないます。
家庭菜園の始め方や、初心者におすすめの紹介をしてきました。ほんの小さなスペースで育てられる野菜や、すぐに収穫できる野菜など、初心者でも手軽に栽培できる野菜は数多くあります。
家庭菜園は、収穫という実益をかねたおすすめの趣味です。育てる過程を楽しんで、収穫の達成感を味わう。そして、収穫した新鮮な野菜によって、食卓が豊かになります。自分で育てた野菜を食卓に並べた際の満足感は格別です。
家庭菜園を始める際に、多くの道具をそろえる必要はありません。気軽な気持ちで、好きな野菜を育ててみてくださいね。
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